ティム・ウェイクフィールド(Tim Wakefield、1966年8月2日-)とは、アメリカ合衆国フロリダ州メルボルン出身の元プロ野球選手(投手)である。
OB | |
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ティム・ウェイクフィールド Tim Wakefield |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | フロリダ州メルボルン |
生年月日 | 1966年8月2日 |
身長 体重 |
188cm 95kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 1988年 |
引退 | 2012年 |
経歴 | |
選手歴
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メジャーリーガーテンプレート |
リトルリーグでは遊撃手と投手を務めていた。当時は速球を投げる一般的な投球スタイルであったが、キャッチボールの際には父の投げるナックルボールを見よう見まねで投げていたという。
フロリダ工科大学進学後は一塁手に転向。在学3年間で40本塁打を放ち、1988年のドラフトでピッツバーグ・パイレーツから8巡目指名を受け野手として入団した。
ところが、プロのボールに対応できず、スカウトにも見放されてしまった。しかし、キャッチボールの際に遊びで投げていたナックルボールがコーチの目に止まり、1990年に投手に転向した。1992年にメジャー初昇格を果たし、13試合に先発。ナックルボールを武器に8勝1敗・防御率2.15を記録。チームの地区優勝に貢献した。
1993年は24試合6勝11敗・防御率5.61と打ち込まれ、1994年は一年通してマイナー。1995年のスプリングトレーニング中にパイレーツから解雇される。
その1週間後にボストン・レッドソックスと契約し、そのままキャンプ地へ。ナックルボールの名手だったニークロ兄弟の指導を受け、ナックルボールに磨きをかけた。シーズンではメジャーに定着し、16勝8敗・防御率2.95を記録し、カムバック賞を受賞した。
ナックルボールは肩に負担をかかりにくいため、先発ローテーションの合間にロングリリーフをこなすこともよくあった。毎年、様々な場面でユーティリティに活躍し、メジャーでもナックルボーラーとしての地位を着実に築き上げた。
2007年には自己ベストの17勝をあげたが、肩の故障でポストシーズンは1試合の登板にとどまり、ディビジョンシリーズ以降はロースターから外れた。
2009年には42歳でメジャー初選出。2011年にはメジャー史上111人目、ナックルボーラーとしては史上7人目の通算200勝を達成した。
投球のほとんどをナックルボールが占め、速球も122km/hほどしか記録しなかった。日本の吉田えりが憧れの投手としてティム・ウェイクフィールドの名をあげている。
ナックルは捕手にとって捕球が難しいことでも知られているが、レッドソックスでは控え捕手だったダグ・ミラベリが2002年以降「ウェイクフィールド専属捕手」を務めていた。しかしミラベリは2006年シーズン前にサンディエゴ・パドレスへ移籍。ミラベリの移籍後、しばらくは新たに加入した控え捕手のジョシュ・バードがミラベリの代わりを務めていたが、バードは慣れないナックルに後逸を連発した。ミラベリもまた、正捕手待遇で移籍したはずなのにFAで加入したマイク・ピアッツァの控えに甘んじていたため、パドレスのケビン・タワーズGMにレッドソックスへ復帰させてくれるよう求めるようになる。結局、ミラベリはバード捕手及びマイナー選手・金銭とのトレードによって、シーズン開幕後わずか1ヶ月でレッドソックスに復帰し、ふたたびウェイクフィールドとバッテリーを組むことになった。
出戻りトレードが成立して、ミラベリがボストンの空港に到着した日は、なんとウェイクフィールドの登板日である5月1日(ヤンキース戦)当日だった。ミラベリは空港から緊急走行のパトカーに乗り込み、車内でユニフォームへの着替えを済ませた。試合開始直前、ミラベリはなんとか球場に到着した。当初、この試合の先発捕手はジェイソン・バリテックと発表されていたが、ミラベリ到着を受けて急遽訂正された。
トレード成立がギリギリまで遅れた理由は、レッドソックスがミラベリを取り戻そうとしていることを察知したヤンキースが、ミラベリ獲得に名乗りを挙げ、ヤンキース戦の5月1日までにレッドソックスとのトレードが成立しないように妨害を試みたためだった。
2008年のスプリングトレーニングでミラベリより若いケビン・キャッシュが成長し、控え捕手として起用できる目処が立ったため、ミラベリはふたたび解雇。しかし、シーズン終了後にケビン・キャッシュとの契約延長はなされなかった。
2009年シーズン当初はジョージ・コッタラスがウェイクフィールド登板時には専属捕手として起用されていたが、シーズン途中からはクリーブランド・インディアンズから移籍してきたビクター・マルティネスが起用された。
2011年からはジャロッド・サルタラマッキアが専属捕手として起用されていた。
通算:19年 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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MLB | 627 | 463 | 33 | 6 | 200 | 180 | 22 | 12 | .526 | 3226.1 | 1205 | 2156 | 1791 | 1582 | 4.41 |
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最終更新:2024/03/29(金) 09:00
最終更新:2024/03/29(金) 09:00
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