ヒ素 単語

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ヒソ

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ヒ素とは、古くから暗殺に使われた元素である。漢字では「砒素」だが、常用漢字外のためカタカナで表記される。

概要

毒性

かなり昔から物として知られていた存在であり、その性から農や殺剤、また殺菌力から防腐剤としても使われてきた歴史があり、決して危険なだけの代物ではなかった。現代においても、発光ダイオード半導体材料としてヒ素化合物が使われている。よいこ半導体を食べたりしないように。

その強性から古来暗殺に使われてきた素であり、近年でも1998年和歌山ヒ素入りカレー事件などが記憶に新しい。一方で、人体に多く残留することから検出が容易(死因特定しやすい)で、殺が明らかになってしまうことから「愚か者の」という別名も持っていた。

ヒ素はに地中から鉱脈として産出されるもので、このため自然界にはヒ素の鉱脈は割と色々なところに広がっている。中には地中のヒ素鉱脈によって汚染された地下河川もあり、これによるヒ素中も後を絶たない。その最たるものとして有名なのがかの恐山であり、硫砒鉱(ヒ素との硫化鉱物。通称、)が普通に転がっているというオソロシイ場所である。恐山世界でも有数の金鉱脈であるともわかっているのだが、膨大なヒ素の存在が(普通に採掘が危険という意味と、金を取り出す際に気化したヒ素が生成されてそれが有機ヒ素になってヤバいという意味で)金鉱としての恐山開発無理ゲーとさせている。恐山の霊場信仰は、この普通に転がっているヒ素を始めとした猛物質による健康被害科学の進んでいない時代に人間が霊場として解釈した結果なのかもしれない。

生物とヒ素

日常ではあまり摂取しなくても問題はないが必須元素である。しかし猛であり、急性性としては下痢腹痛を起こす。また慢性症状としては皮膚ガンになったりすることが確認されている。

ヒト食物になる一部の生物はヒ素を含んでおり、ひじき牡蠣などはその割合が多いという。このため、イギリスでは機ヒ素が多いという理由から、ひじきの食用をすべきではないという勧告を出している。ただし現時点でこれらによるヒ素中は確認されておらず、また日本機関では人体に悪が出るほどではないとの見解を出している。

ヒトだけでなく生命全般に性を持つとされるが、2010年NASAの発表により細胞内のリンをヒ素に置換したとされる微生物が発見された。しかし、現在ではその微生物増殖・生育にはヒ素は必須ではなく、ヒ素耐性菌であることが示されている。

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2010年にヒ素で生育・増殖する微生物が発見されたが、2012年現在では誤りでありヒ素耐性菌であることが示されている。

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