ライトセーバー 単語

673件

ライトセーバー

7.7千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ライトセーバーlight saber)とは、映画スターウォーズ』に登場する武器である。
ライトサーベル」ともいう。

ジェダイやシスなどフォー使用者必携。ぶおーん

概要

スターウォーズシリーズ全作に登場するで、シリーズを代表するギミックのひとつ。

高温のプラズマを抑制フィールドに封じ込めることでを形成し、"銀河に存在する物質のほぼ全て"を容易に切断する。 [1]

同じくエネルギー放射由来のもの(粒子ビーム、偏シールドなど)はることは出来ないものの、逆にブラスター光線銃)が発射した粒子ビーム弾を球技のように打ち返して防御すると言う手段にも利用され、他のあらゆる武器駕する威力(切れ味)と存在感を持っている。

一方、その切れ味に反して、エネルギー体であるためにほとんど重みがなく、他の物類と同じようにはとても扱えない代物である。フォースの加護や先読み力を持たない一般人が使いこなすことはまず不可能とされ、事実上ジェダイ・シス専用武器となっている。
ただし、あくまで武器として「使いこなす」事が出来ないだけで、一般人でも具として単純に「使う」ことは出来る。 『エピソード5』では、ハン・ソロがトーントーン(氷の惑星ホスに生息する生物)のを割くために使用するシーンが有る。
また、グリーヴァス将軍など、フォースの加護なしに高度に使いこなす戦士も一部に存在する。

ジェダイ騎士などは、フォースの力とジェダイの思想を体現したこの武器を神視している面もある。

組織からの支給品ではく、使い手自身がライトセーバー作りに必要な部品を集め、組み立てて作り上げる。設計図は、フォースの導きによって頭の中に浮かぶらしい(一部、ダース・モールダブルブレードなど、設計図が具体的に遺されていたものもある)。材料について詳細な設定は語られていないが、特別な材料は必要ではなく、原始的な環境でも作り出す事が出来ると言われている。
ライトセーバーを自らの手で作り上げることは、一人前のジェダイ騎士になるための1つのステップである。よって必然的にその出来には持ちの技量が反映され、実力者はライトセーバーの完成度を見て相手の技量を測ることもある。

世界中で人気があり、ジェダイ・シスごっこのための軽量・安価なものから、細部まで緻密に再現したハイエンドモデルまで多種多様におもちゃ化されている。
最近では、撮した映像に、映画さながらにライトセーバーの合成するためのフリーソフトなども発展してきており、これを用いた劇の動画も多い。

ライトセーバーの色

色は組み立ての時に組み込むアデガンクリスタルの色によって決まる。色によって出力などに差があるなどの設定はないが、クリスタルを複数使用しているものでは、長さを自在に変えられる。
ジェダイ騎士のものがなのは天然クリスタルを使用しているため、シスのいのは人工クリスタルを使用しているためである。

もっとも使用者が多い色。ルークアナキンオビ=ワンなど、どの要登場人物は、この色のセーバーを使用したことがある。未熟なパダ・ワンに多い色と勘違いされることもあるが、オビ=ワンは生涯にわたってこの色のセーバーであるなど、色によって持ちの成熟度に差が出ているわけではないようだ。
ジェダイマスター使用者が多い色。ヨーダクワイ=ガン、後期のルークなどが使用する。旧作開時、ルーク緑色のものを新たに作った際にベイダーがその完成度に一定の評価を与えるなど、緑色セーバールークがジェダイ騎士として成熟したことを示すものであったため、青色よりも緑色の方が完成度が高いと思われたことがあった。
シスが扱う色。見るからに攻撃的な色で、劇中に登場する全てのシス(暗黒面に落ちた直後のアナキンを除く)が使用している。スターウォーズシリーズの中で、悪役をそのまま表すかのような存在感を持つ色だが、ベイダーをはじめとする敵キャラの魅力ゆえか、この色のライトセーバーも人気が高い。
ジェダイメイスウィンドゥが使用する色。友人から譲り受けたクリスタルを使用したところ、このような色になっているという。[2]
クローン・ウォーズで初登場したジェダイ・テンプル・ガード達が使用した色。ダブル=ブレード・ライトセーバー・パイクという通常のライトセーバーより大の物を使用している。
テラ・シヌーベ、アソーカが使用している色。テラ・シヌーベはの中にライトセーバーを仕込んでいた。
ダークセーバー
クローンウォーズに登場した、旧式ライトセーバー。フォースをわせた武器で、正確にはライトセーバーが登場する以前に使用されていた金属製の。振るときの音や同士がぶつかった音も、ライトセーバーとは違う。劇中では少なくともジェダイ堂にかつて保存されていたが、ヴィズラ提督の祖先によって盗まれていた。クローンウォーズにおいて、ヴィズラ提督がこれを振るってオビ=ワン対決する。後にダース・モールがヴィズラを殺して奪い取り、パルパティーンとの戦いで使用するも敗北。その後、ダース・モールの故郷ダソミアに保管してあったが、「反乱者たち」でダース・モールナイトシスター古代儀式を行った件で、主人公一行の一人であるヴィズラに属するマンダロリアンサビーヌ・レンの手に渡ることになった。

正史作品に登場した物は以上である。

ライトセーバーの型(フォーム)

 ライトセーバーの扱いには、体系化されたフォーム)が存在する。
 フォームごとに得手不得手があるため、複数のフォームを修得し、状況に応じて使い分ける者もいる。

フォーム1:シャイ=チョー 別名サルラックの戦法・決意の (使用者キット・フィストー
すべてのジェダイが最初に習う。その歴史は2万5千年に及ぶ。古代のジェダイ金属剣術から創造したもので、一般的な剣術と多くの部分で共通した要素がある。基本を押さえたシンプルフォームで、駄がなく、攻撃、防御、受け流し、攻撃のボディ・ゾーン、動作の練習法など必要な技術のすべてが含まれている。
ジェダイ・パダワンは数年かけてこのフォームを訓練し、そこから自分に合ったフォームを習得していく。
極めれば最も駄のないであるため、熟練したマスターでも用者は多い。

フォーム2:マカーシ 別名イサラミリの戦法・競争の使用者ドゥークー伯爵、シスの暗卿)
マカシとも。対ライトセーバー戦に特化した剣戟戦用フォーム。ジェダイの中から、ダークサイドへの転向者が表れ、ライトセーバー・デュエルが増えると同時に、シャイ=チョーだけでは決闘に対応しきれなくなり、必要に応じて生み出されたフォーム。
剣術に重点を置いており、精巧なフェイントや軽快なフットワーク、手首のスナップを駆使した鋭い撃を繰り出す。滑らかで、踊るようなさばきに対して、使用者の負担も最小限になるように改良されている。
ライトセーバー・デュエルは基本的にジェダイとシスのいずれかの間に起こるが新三部作ではすでにシスは滅びたと考えられており、ジェダイは実戦で使用する機会を失い、稽古にしか使用されない用なとされていた。逆にシスは対ジェダイ戦を想定し、全員がこのフォームを習得し、鍛錬していた。
対ライトセーバー戦に開発されただけあってほぼすべてのフォームに対して有利に戦える。しかし後述のドジェム=ソ、ジュヨーに対しては非常に攻撃的かつ予測しづらい撃を繰り出すために、パワーで弾かれることもある。
またブラスター一般化する前の時代に開発されたであるため、対ブラスター戦を想定しておらず、ブラスター相手には分が悪いのが欠点である。

フォーム3:ソーレス 別名マイノックの戦法・反撃の使用者オビ=ワン・ケノービ
ソレスとも。銀河系武器流がブラスターに移るとともに産みだされたフォーム。シャイ=チョーの防御法・レーザーから発展した防御に特化した手堅いを引くような構えで常に半歩引き、攻撃を受け流すのを起点とする。
包囲された状態、対集団戦で価を発揮する。熟練者ならばブラスターの集中火を受けても対抗できる。
理論上、このフォームを極めた者を傷つけるのは不可能ともされる。
ライトセーバー・デュエルでは防御を攻撃に転じ、巻技やカウンターで相手を力化する。
一方でそれ以外の攻め手・決め手がほぼないという弱点があり、あまりにも防御にしすぎているこのを好まない者もいた。
「最大限の防御で耐えび、最小限の攻撃で制する」、という性質からこのフォームはジェダイ哲学を体現すると考えるジェダイも多い。
フォーム4:アタール 別名ホークバットの戦法・侵略使用者ヨーダダース・シディアス
アタロとも。フォーム3ソレスの弱点に対する答えとして生み出された、速力と機動性に重点を置いた積極的な戦闘フォーム。フォースの身体強化・精巧な体術を駆使し幅広い攻撃を行う。
変則的かつ速な動きで、中、地面、側面、背後といった全方位からの撃を放つ。その性質上飛び回れる広い間で価を発揮する。
弱点としては威嚇や牽制のために背を向けるなど、隙ができるためにフォースによる高機動力を発揮できなければ逆に危うく、すべてを見抜かれるほどの強敵が相手ではかえって危険である。
また狭く細い間では持ち味を生かせず、体力の消耗もしく、長期戦にもむいていない。クワイ=ガンはこの弱点を突かれて敗北した。
ヨーダはすべてのフォームを使えるが体格のせいでこのフォームしか戦闘に生かせず、その弱点を補うためにアタロを使用している。
起点として八双の構えをとることが多い。

フォーム5:シエン 別名クレイトドラゴンの戦法・耐の使用者アナキン・スカイウォーカー
フォーム3ソレスの弱点に対する答えとして生み出された、攻撃力と制圧力を重視したフォーム。相手の防御のを破壊するほどの力強い攻撃やブラスターをただ弾くのではなく相手に跳ね返すといったあらゆる動作が攻撃につながっており、他のフォームにべて振り抜きや残身が大きく一撃に重点を置き、力の集約した戦闘である。その性質上、戦いの先鋒を担うことに向いている。
弱点としては軸となる足元を力で支え、攻撃に集中するために足元が疎かになりやすく、機動力に乏しい。また足場が不安定な場所では威力を十二分に発揮することができない。
ドジェム・ソとはシエンのであり、若いころのアナキンが使用していた。関節の可動域を駆使し、ライトセーバーをのようにしならせ、キネティックパワーを高めた苛で予測しづらい攻撃を繰り出す。また手首のスナップや、搦め手といったマカシの要素も併せ持つため、シエンよりもライトセーバー・コンバットが有利となる。しかしシエン以上に機動力が落ちてしまう。そのためアナキンはアタロを使い、敵の懐や背後に飛び込む奇襲を使っていた。 
後にアナキンことヴェイダーは体が機械化し、関節の可動域に制約が課されドジェム・ソが使えなくなってしまう。そこでヴェイダーは重い一の太刀に重点を置いたシエンにフォームを変更した。またソレスとは長所を潰しあうためにお互いに決め手を欠き、長期戦になりやすい。エピソード3でオビ=ワンアナキンの闘いが長引いた原因の一つでもある。
その攻撃的な面からジュヨーの次に使い手をダークサイドにいざないやすいのが欠点。

フォーム6:ニマーン 別名ランコアの戦法・節制の使用者:ジェダイ他多数)
ネイマンとも。15のフォームを組み合わせ発展させたハイブリットなフォーム。
フォーム4・5は非常に効果的な戦法ではあったが、攻撃的すぎる面があり、ジェダイマスターたちは全体的にバランスのよく総合力のとれた、ジェダイフォームを創ろうと試みた。
このフォームはライトセーバーの力に重点を置かず、巧みなさばきを適所で流れるように発揮する。フォースの念動力を取り入れた拳法二刀流ジャーカイを組み込み、さらに集団戦、連携戦、サポート戦にも適した幅広く応用の効いた三面六臂の戦法に進化していった。
またこのフォームは修行戦闘において、体やフォースへの負担が最も少なく、長期戦にも対応できる。
あらゆるフォームの長所を持つ、完成された強力なであり、弱点とよべるものがなく、あらゆる状況、相手に臨機応変に対処できる。
まさにライトセーバーの一つの極致といっていい、万フォームである。
かしこフォームの訓練は実質的に15のすべてのフォームを学び、極めるのに等しいため、才あるものでも完璧に習得するには最低10年という長い時間が掛かる。
平和な共和時代のジェダイ外交官としての仕事に重きを置いており、フォースや剣術修行に割く時間もなければ、その必要もないと考えられていた。
そのため極めるのが非常に難しいこのフォームを「負担が少ない」という理由で選択し、基礎段階までならば容易な習得難度も相俟って、「器用貧乏」なフォームとしてしか使いこなせないにわか仕込みなジェダイを多く生み出してしまった。
クローン大戦の火蓋を切ったジオノーシスの戦いでは使い手のジェダイのほとんどが死亡している。
上述のように一応のとして習得するのは較的容易だが、学ぶことの多さから極めるのは非常に困難である。
ジャーカイ/ジャルカとはニマーンの一部であり、二刀流ダブルブレード・ライトセイバーを操る技術である。二刀流の時は片方を攻撃、もう一方を防御に使用するのが基本だが、二しい攻撃を繰り出す事もある。

フォーム7:ジュヨー 別名ヴォースカーの戦法・猛威の使用者ダース・モール
全てのフォームを極めた達人にのみ制御しうる究極のフォーム。
すべてのフォームに言えることだが、ライトセーバー・デュエルは、の強さも重大な要素だが、勝利へのカギはどれだけフォースの流れを掴み、場を支配するかである。
ジュヨーは技やは訓練によって身につけることができるが、このフォームの価はあえて自分のフォースに奮や情熱、憤怒を混ぜ合わせることで、敵のフォースの予測を外し、場の流れを混乱させることにある。
この感情の0-MAX-0を使いこなすことで、静と動を併せ持つ、予測困難な変太刀を生み出すのである。ジュヨーの荒々しい太刀筋は時に絶対的といえるほどに確実に一撃を決める。
起点としては両手を広げた一見して隙だらけの構えが特徴であり、攻撃開始時には、体を縦によじり、上段から構える。
欠点としては怒りや奮といった本来ジェダイには忌避すべき感情にあえて近づくという性質上、使用者ダークサイドに誘いやすい。
事実このフォームが開発され、シス大戦で使われた際、多くのジェダイダークサイドに堕ち、シスに寝返ったという。
そのためこのジュヨーは他のフォームと違い、技量が高く、精神的にも強いと判断されたマスタークラスのジェダイにしか習得が許されていない。
また暗黒面に近づいた際のアナキンもこれと似た動きをしていたらしい。
ヴァ―パッドとはジェダイ随一の剣士メイスウィンドゥがジュヨーから開発した生技。厳密には独立したフォームではなく、あくまでジュヨーの一部の技である。
ジュヨーによる高度な戦技に裏打ちされた、高速の連続攻撃を行う。
ジュヨーよりもさらに攻撃的になっており、速な側面攻撃で相手の不意を突く。一見してシエンよりもしく動的だが、アタロのような洗練された連続性は見られず、不規則な攻撃を連発する。
基本的に下段、もしくは中段に構える。また防御姿勢をほとんど取らない。これは死の恐怖や戦慄からもたらされる高揚感を生み出しジュヨー以上に暗黒面に接し、力を発揮するためである。
ほとんどグレーゾーンに近く、制御には強な精神力と信念が必要。
しい猛攻を繰り出すために消耗がしく多数を相手にする戦闘では不利であり、一騎打ちの短期決戦向きである。
ウインドゥも状況に応じてジュヨーとヴァ―パッドを使い分けている。

 

ゲーム

ソウルキャリバーIV』には、ゲストキャラとしてダース・ベイダー(PS3版)とヨーダ(Xbox360版)が登場。
当然、彼らが使用する武器はライトセーバーである。

スターウォーズキャラは登場しないが、『Sa・Ga2 秘宝伝説』に同名の武器(すばやさ系)が登場する。
DS版ではライトサーベルに名称が変更されている。
もっとも、同じものを英語ではセーバーオランダ語ではサーベルと呼ぶ違いしかないのだが。

原点

ライトセーバーの元ネタと言われている作品。

1933年アンタレスの元に」 作:エドモンド・ハミルトン
この作品がスター・ウォーズ元ネタではないかと言われているほど類似点があり、ライトセーバーやデス・スターのような物が出てくる。
1943年 「闇よ、集え!」 作:フリッツ・ライバー
怒りのと呼ばれているエネルギー身の物が登場。などの固形物を焦がしながらるのが特徴。
1952年ラッキースターシリーズ」 作:アイザック・アシモフ
あらゆる物を切断することが出来るフォーブレードという物が登場。短い柄からフォーフィールド投影する。
1970年リングワールド」 作:ラリー・ニーヴン
レーザーブレードという名で登場。懐中電灯のような柄から身が出ており、長さの調節が出来る。
1971年パステル都市」 作:M・ジョンハリス
帝国を守る騎士達が忠を誓う時に使っているエネルギー身の

類似品

 ビームサーベル ガンダムシリーズに登場する

 ビームソード 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズアイテムの一つ。

 スパッド ファイブスター物語に登場するkillstunに切り替えられる。

フェンシング

なんと、2018年フランスフェンシング協会はサーブル、エペ、フルーレに続く第四の種としてライトセーバーを採用した。公式が病気ポリカーボネートLEDを入れたものでこれまでの3種とは違う独自のルールも制定している。

動画

関連商品

関連項目

脚注

  1. *マグナガードが装備している特殊レアメタルで作られたエレクトロスタッフエピソード1の特殊なエネルギーシールドなど一部例外あり。これらはライトセーバーでも切断できなかった。
  2. *本当のところは、メイスを演じたサミュエル・L・ジャクソンが、今までのどれとも違う色のライトセーバーを使いたいとジョージ・ルーカス希望したため。「友人から譲り受けた」と言う設定自体、この直談判をパロッたものであるとか。
この記事を編集する
流行語100

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/12/10(火) 05:00

ほめられた記事

最終更新:2024/12/10(火) 04:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP