ブルー・シャトウ(替え歌)とは、一定の年齢以上で歌われる替え歌である。
ブルー・シャトウは、ジャッキー吉川とブルー・コメッツが1967年に発売した楽曲であり、当時の大ヒット曲であるが、この歌詞の一部を(主に)食べ物に替えたものが、子供たちの間で流行した。
ジャッキー吉川とブルー・コメッツ公式サイト内の情報[1]によると、当時人気番組「ちびっ子のど自慢」で有名子役「四方晴美」がこの替え歌を歌ったことにより広まったものだという。 なお、「ちびっ子のど自慢」が放送されていない地域でも、聞いた子供の転校などにより全国区へ広がっていった。
ブルー・シャトウ流行当時に子供だった世代だけでなく、その後の世代にも「親が歌っているのを聴いた」 「漫画で登場した[2]ので知った」 「ハッチポッチステーションでグッチさんが歌っていた」などの理由である程度知られているようだが、「具体的にどの程度の年齢にまで広まっていたのか」は定かでない。
歌詞は…
森とんかつ、泉にんにく
かーこんにゃく、まれ天丼
静かにんじん、ねむーるんぺん
ブルー、ブルー、ブルーシャトー
なお、口伝えだったためか「にんにく」が「にんじん」になっていたりと、食材が変わっている例もあったようだ。
また「静かに眠る」に繋げられている「ルンペン」だけは食べ物ではなく、既に死語になっているが「こじき」「物乞い」等を指す言葉である。「ル」で始まるいい食べ物が思いつかなかったのだろう。 ルッコラ、ルイボス、ルイベ、ルーロー飯などがあるがどれも子供たちの間で知名度が高いとは言えない。 「ハッチポッチステーション」でグッチ裕三が歌ったものはさすがにNHK教育で「ルンペン」と言うわけにもいかないので「ルイベ(鮭や鱒の薄切りを冷凍し、解凍せずに刺身として食べる北海道の郷土料理)」を採用しつつ、「ブルー・シャトウ」も「グルメだぞ」に言い換えて食べ物に特化した歌詞となっている。
そんな、ハッチポッチステーション版の歌詞は以下の通り。
盛り豚カツ 泉ニンジン
かコンニャク まれ天プラ
静かニンニク 眠ルイベ
グルー グルー グルメだぞ
きっ鶏肉 あなたワンタン
紅イクラ バラ寿司
お酢の香りが 苦しくて
よだれをそっと 流すでしょう
グルーグルーグルーグルーグルー
グルー グルメだぞ
あなタン塩 ホルモン
焼いている
最後に 冷麺
ズルー ズルー すすりたい
ズルーズルーズルーズルーズルー
ズルー さあ食うぞ
漫画家「森とんかつ」のペンネームは、おそらくこれに由来すると思われる。
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最終更新:2025/12/23(火) 05:00
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