マガフとは、戦車の魔改造に定評があるイスラエルがアメリカ製戦車であるM48シリーズ(M48/M60A1/M60A3)を改造した戦車である。この項ではついでに海外向けM48シリーズ改造キット「サブラ」、さらにトルコのM60T戦車について述べる。
マガフそのものの意味はヘブライ語で『打撃』という意味らしいが、一説としてアメリカが西ドイツを経由してM48を供与しようとしたことからMa(ヘブライ語で4)、Ch(ヘブライ語で8)の間にドイツを表すGaを入れたというものもあるとか。
またきついジョークで『焼死体運搬車』の略という話もある。これはM48がセンチュリオン同様ガソリンエンジン積んでたためよく燃えたから。
とにかく種類が多いマガフ。今から述べる区分けも実はイスラエル本国でもよくわかってないらしいw
詳しくはここのサイトを見たら良いと思うよ→外部リンク
とりあえず『箱みたいな砲塔がマガフ7A』、『レオパルド2みたいな砲塔がマガフ7C』と覚えとけば大体あってるみたい。どうせ今はマガフ7シリーズしかいないみたいだし……ガル・バタシュ? 細けぇこたぁどうでもいいんだよ!
マガフの最新バージョン(マガフ7C)を元に海外に売り込みをかけているM60向け改造キット。ちなみにサブラとは「イスラエル生まれのユダヤ人」という意味だそうな。
改造したい国は全部乗せでもOKだし一部だけでもOKという柔軟さが売りだとか。全部乗せした場合の戦闘力は第3世代戦車(レオパルド2とかM1エイブラムス)に匹敵するといわれている。現在、トルコがこのサブラ改造キットをベースにしたM60Tという戦車を配備している。
サブラを元にイスラエルがトルコのM60に魔改造を行った戦車。サブラMk2とも言うらしい。
トルコはM60を1,000両近く所有するアメリカ以外では最大のM60ユーザーだったが、M60って1960年代生まれ戦後第2世代戦車。21世紀にもなって御年40歳越えのロートルをいつまでも抱えてる羽目になった。おまけに台数多すぎて更新しようとしたら金がいくらあっても足りやしないという事態に陥っていた。あとで導入したレオパルド1とあわせると約1300両、M48も1300両以上抱えていて合計2600両、第3世代戦車の相場は約10億円だから単純計算で総額2兆6千億円。おいそれと手が出る金額ではない。
そこで新型戦車(後のアルタイ)の開発を行なう一方、つなぎとしてM60を改造して第3世代相当に改造することとした。
手を上げたのは米M1戦車を作ったジェネラル・ダイナミクス社とイスラエルのIMI(国営兵器製造会社)。で、両方のプランを検討した結果IMIのサブラベース案に決定、M60Tとして採用された。
なんかサブラとは似てもにつかぬ戦車になってしまった。ちなみに改造費用は1両当たり約3億3千万円。これで第3世代相当品が手に入るというのであれば破格の安値だと思うのだが。
現在400両弱がM60T化改造を受けているらしいが、今後は開発完了したアルタイへの更新を進めると発表されている。まーM48の置き換えが先だろうけどね。
残念ながらニコニコには動画はない。代わりにようつべをどうぞ。
たぶんマガフ7A。
……あるんだ……(汗)
掲示板
9 ななしのよっしん
2013/11/02(土) 00:12:48 ID: su50QYLJZN
M60戦車の原型は準戦後型のM26パーシングなんだよな・・・
大戦末期の戦車がここまで来るとは
10 ななしのよっしん
2017/08/10(木) 19:50:20 ID: lSy0edm2C2
M48以降M26から受け継いでるのは殆どないゾ
パットンの歴史はこんな感じ
M46:M26機動力無さ杉、操縦辛い→エンジンと変速機更新
M47:遠距離戦の為にステレオレンジファインダー積むお!→砲塔交換
M48:M47で不具合、基礎設計古いから新規設計するか→シャーシから砲塔まで全とっかえ
M60:T-55ヤベェ、あとディーゼル載せたい→主砲交換、車体と砲塔もちょっと変える(A1以降砲塔フルチェンジ)
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最終更新:2024/04/23(火) 23:00
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