アルタイ 単語

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アルタイ

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アルタイとはモンゴル語で「金」を表す言葉で、以下の名称に使われる

  1. アルタイ山脈  -モンゴル西部に位置し、モンゴル高原の西境成す。
  2. アルタイ諸語 -モンゴル語トルコ語などが属する言語系統。
  3. アルタイ共和国(ロシア) -テュルク系アルタイ人によって構成されるロシア連邦内の共和国
  4. アルタイ地方(ロシア) -3に隣接するロシア地方行政区分の一つ。
  5. アルタイ地区(中国)-中華人民共和国新疆ウイグル自治区地方行政区分の一つ
  6. ゴビ・アルタイ県(モンゴル)-モンゴルの県(アイマグ)の一つ
  7. アルタイ(戦車)-トルコ開発された戦車

ここでは、1及び2について解説する。

1,アルタイ山脈の概要

モンゴルロシアに跨がって存在する山脈。名称は「金の山」を意味し、昔金が発掘されたことに因む。

乱掘による枯渇が原因で経済的にはあまり重要視されていない。

モンゴル高原の西に位置し、歴史的にモンゴル高原の遊牧国家西部天然を成してきた(東突厥と西突厥のなど)。また、ナイマン部などの部族はアルタイ山脈を根拠地に活動した。

現代においてはモンゴル中華人民共和国新疆ウイグル自治区を成す他、モンゴル民族テュルク民族の分布の界線も成す。

2,アルタイ諸語の概要

西アジア中央アジア北アジアで広く使用される言語系統。モンゴル語トルコ語満洲語などが属する。共通の祖先に遡るアルタイ語族をなすとされる言語の総称である。

一言で言えば「遊牧民の使用する言語」であり、モンゴル人を筆頭に遊牧民の多くがアルタイ系言語を話す。

かつてはウラル族(ハンガリーフィンランドが属する)と共にウラルアルタイ語族を形成し、世界三大族(残りは印欧語族アフロアジア族)の一つであると言われたが、現在では否定されている

アルタイ諸語に属する言語は以下の3グループに大別され、これらの下にさらに細かい分類がある。

さらにここに日本語朝鮮語(いずれも系統不明)が含まれることもある。もし日本語仲間がいるとすればアルタイ系はその最有力補であるが、両者の近縁性は未だ明されていない。そもそも、モンゴル系、テュルク系、ツングース系が同一祖語を持つことすら確が掴めないのが現状であるし、系統のわからない言語が地理的に近い場所で話される言語と関連付けて議論されるのもよくあることである。

アルタイ系の言が用いられるのは次のような地域である

この他にも、歴史的にアルタイ系民族の征を受けた中国アフガニスタンイランなどでは少数のコミュニティが散在する。

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最終更新:2024/12/07(土) 07:00

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