三村敏之とは (ミムラトシユキとは) [単語記事]

三村敏之（みむらとしゆき）とは、元プロ野球選手である。故人。

概要

OB
三村敏之
基本情報
国籍	日本
出身地	広島県安芸郡
生年月日	1948年 9月19日
没年月日	2009年 11月3日
身長体重	173 cm 71kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	内野手、外野手
プロ入り	1966年　第一次ドラフト 2位
引退	1983年
経歴
選手歴広島県立広島商業高等学校広島カープ広島東洋カープ(1967年-1983年) 監督・コーチ歴広島東洋カープ(1984年-1998年,2004年-2005年)
プロ野球選手テンプレート

広島商業高等学校に進学。1学年下には山本和行がいた。3年時にショートのレギュラーとして夏の甲子園大会に出場したが、1回戦で敗退してる。

初年度からショートやサードの控えや守備固め要員として起用される。

1970年、開幕戦からショートのレギュラーに定着し、オールスターゲームに初めて出場するなどブレイクを果たした。最終的には打率.261、9本塁打、27打点、16盗塁をマーク。初めて規定打席に到達した。

1971年は打率.216と確実性を欠いたが、初の二桁本塁打となる15本塁打を放った。

1972年、若松勉に次ぐセ・リーグ 2位の打率.306と打率を大きく良化させ、12本塁打、39打点をマークし、初めてベストナインにも選出された。

以降も広島の主力選手として活躍。1975年には幼馴染みでもある大下剛史が移籍加入。不動の1・2番コンビ(1番大下2番三村)として活躍し、広島球団の初優勝に大きく貢献。3年ぶりにベストナインにも選出された。

1976年は全試合に出場し、キャリア最多となる27本塁打を放ち、2年連続でベストナインに選出された。

しかし、1977年からは打撃不信に陥り、高橋慶彦や木下富雄らの台頭もあり出場機会を減らした。

1979年、打率.288、12本塁打、60打点と復調し、カムバック賞を受賞。

以降は再び成績が低迷し、1983年限りで現役を引退。

引退後も広島に残り、守備走塁コーチや二軍監督を務めた後、1994年からは監督に就任。投手陣は最多勝を獲得した佐々岡真司や経験豊富な大野豊を中心に、野手陣は正田耕三や野村謙二郎らに伸び盛りの若手であった前田智徳・緒方孝市・金本知憲らを中心に据え、「トータルベースボール」を掲げシーズンへ挑んだ。1996年には前半戦首位を独走していたものの次第に失速し、最終的には3位に終わり、長嶋巨人のメークドラマの引き立て役となってしまった。