三菱・パジェロとは、三菱自動車およびその子会社が1982年から2021年まで製造・販売をしていたSUV型の乗用車である。
車名の由来は、英語で南米に生息をするヤマネコから。基本的に車名は世界的に共通であるが、スペイン語圏では「オナニー」の意味となるので”モンテロ”の名称となっていた。
歴代共通で駆動方式が4WDであるため、1990年代には4WD型SUV車=パジェロと呼ばれるほどの代名詞的な存在になっており、高額ながらも販売台数を伸ばしていた。特に二代目モデルは歴代の中でも大ヒットモデルとなった。
三菱製SUV車の中ではフラッグシップであった。ボディは、3ドアのショート、5ドアのロングが歴代共通であったが、初代と二代目にはショートのリア部分を幌にしてある”ソフトトップ”も存在していた。また、初代と二代目には商用車仕様も用意されていた。
エンジンは、ガソリンのV型6気筒とディーゼルの直4気筒が歴代共通で基本となっていたが、初代と二代目の途中にはガソリンエンジンでも直4気筒が用意され、ガソリンターボ仕様も存在をしていた。
また、パジェロは、パリ・ダカールラリーでは、部門ごとに賞を総なめにしているのでヨーロッパ方面でも知名度が高く、オフロードでの走りの良さでファンが多くいる車種でもあった。
国内及び輸出モデルはすべて、岐阜県加茂郡坂祝町にある三菱自動車の子会社・パジェロ製造で製造されていた。そのため坂祝町の税収うち大きな部分を賄っており。岐阜県にも法人税を多く支払っているので、岐阜県庁でも知事の公用車としてパジェロが起用されている程であった。
しかし2019年には日本国内向けの生産・販売が終了。その後も輸出用の生産は継続していたが、2021年には輸出向けの生産も終了した。
1982年に登場。当初は、3ドアのショートボディのメタルトップとキャンバストップでガソリンの
直4・2000ccとディーゼルの2300ccのNA仕様とターボ付きが選択できたが、商用車仕様のみであった。
1983年に乗用車仕様の3ドアが登場をし、後に5ドアモデルも登場。商用車仕様と乗用車仕様が用意された。
2000ccのガソリンターボも用意された。
1986年にディーゼルエンジンの排気量が2500ccとなる。
1987年にV型6気筒の3000ccがバリエーションに追加。最高峰グレード用となる。後のパジェロの豪華路線と
なる車種でもある。
1989年にはガソリンエンジンがV型6気筒に統一化がされ、ガソリンの直4気筒エンジンは廃止となる。
また、ワイドフェンダーを装着をした”ワイドシリーズ”も登場し豪華さがアップされる。
1986年のディーゼルエンジンの排気量がアップされた時点で、イメージキャラクターに俳優・夏木陽介を起用した。
1991年に初のモデルチェンジ。長期間に渡って販売されていた初代モデルは、バブル期に入っていたこともあって
ジワジワと売れ行きを伸ばしたので、社内には「二代目不要論」まであった程であるが、長期間に渡って開発を
されていたため、かなりの完成度が高いモデルチェンジとなった。当初はガソリンのV型6気筒の3000ccとディーゼル
ターボの直4気筒の2500ccと、先代モデルに搭載されていたエンジンをリファインをしていた。
1993年にマイナーチェンジ。ガソリンのV型6気筒の3500ccとディーゼルターボの直4気筒の2800ccが追加される。
1995年にディーゼルの噴射ポンプがそれまでの機械式から電子制御化されパワーアップ化がされる。
1996年に廉価グレードとしてガソリンの直4気筒2400ccエンジンを搭載をしたお買い得仕様車が登場。
1997年にV型6気筒エンジンの3500ccが直墳エンジンのGDI化がされる。オーバーフェンダーからブリスターフェンダーに変更となり、同時にGDI車にはクラス初のスポーツモード付5ATが搭載される。
時代的にRVブームになっていたので、二代目モデルは大ヒットモデルとなった。特に1992年にはSUV車として初の
国内新車月間販売台数1位獲得という記録を打ち立てている。
1999年にモデルチェンジ。この代より国内向けではバン仕様が廃止されすべて乗用モデルのみとなった。
エンジンもディーゼルは新開発3200ccに進化。またデザインも豪華なスタイリングになった。シャーシも今までのラダーフレームシャシーから、ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディに進化を果たす。
2002年にマイナーチェンジ。エクステリアデザインが変更される。
2004年にディーゼルの排ガス規制が厳しくなったので、ディーゼルエンジン仕様が廃止される。
2005年マイナーチェンジ。ガソリン直墳のGDIエンジンが廃止されて、V型6気筒SOHCの3500ccに変更される。
2006年にモデルチェンジ。ショートに二代目モデルに存在をしていた最上級グレードを復活。デザインテイストも大ヒットをした二代目モデルを意識したデザインとなった。
2008年に4年ぶりにディーゼルエンジンが復活。今までのディーゼルエンジンを進化させ、排ガス規制をクリアさせたクリーンディーゼルを搭載。同時にパワー・トルク共にUPし、歴代最強のディーゼルエンジンとなる(国内仕様)。
掲示板
21 ななしのよっしん
2019/09/06(金) 08:20:18 ID: I3RXIejbXS
三菱「パジェロスポーツ」日本へ逆輸入はあるか
https://
22 ななしのよっしん
2024/03/14(木) 21:25:26 ID: c4E9qEohlL
トライトン再導入に続く形でパジェロスポーツも是非導入してほしい
アウトランダーもいいけどやっぱり三菱のSUVといえばパジェロなんだわ
23 ななしのよっしん
2024/03/22(金) 22:34:47 ID: TLFkof0+Is
三菱自動車が「パジェロ」を復活 2027年にも国内販売へ
https://
復活させるパジェロは東南アジアの工場で生産して日本に輸入する見通し。
ピックアップトラック「トライトン」をベースにしたスポーツタイプ多目的車(SUV)とする方針。価格などの詳細は今後詰める。
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最終更新:2024/11/30(土) 19:00
最終更新:2024/11/30(土) 18:00
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