吉橋伸雄

YOSHI-HASHI（1982年5月25日-）とは、新日本プロレス所属のプロレスラーである。愛知県愛知郡東郷町出身。

本名ならびに旧リングネームは吉橋伸雄。得意技はスワントーンボム、ヘッドハンターなど。ニックネームは「尾張の飛び魚」（出身地にちなみ棚橋弘至が命名）、「ラスボス」「最終兵器」「タコス」^[1]など。

概要

アニマル浜口ジムでトレーニングを積みながら何度も新日本プロレスの入門テストに落ち、合格した後も練習に耐えきれず夜逃げしたりするものの、2008年7月6日にデビュー。当初は一番若手ということもあってか約150試合というすさまじい連敗記録を更新し続けていたが^[2]、2010年1月に初勝利してからは20年以上キャリアが上のAKIRAからの金星も挙げた。この年にIWGPジュニアヘビー級王座を奪取し新日勢をことごとく返り討ちにした丸藤正道から「ラスボス」「最終兵器」などと揶揄され続けるも、挑戦への最短切符であるベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを勝ち抜くことはかなわず、獣神サンダーライガーとともにメキシコへ旅立った。

メキシコではルードとして活動し、メキシコシティの風になることもなく2011年末に帰国してヘビー級転向とCHAOS加入を宣言した。ところが、アメリカ帰りのオカダ・カズチカ相手のダブル凱旋帰国試合は4分半で一蹴された上、オカダはドームでの塩試合＆唐突過ぎる王座挑戦表明の雪辱を晴らす熱戦を制して棚橋弘至からIWGPヘビー級王座を奪取してしまう。ここで大きく差がついた上、CHAOS内でのいじられキャラが定着し、石井智宏の大躍進なども相まって「オカダのタッグパートナー」以上の評価を残せずにいた。

しかし2016年、中邑真輔のWWE移籍が発表されるとYOSHI-HASHIも着実に結果を残すようになる。新技のカルマ(リストクラッチ式ハーフネルソンドライバー)を武器にG1 CLIMAXへ初出場。ケニー・オメガから金星を奪う躍進を見せ、9月の広島大会でメインを張った。同年には丸藤正道、矢野通のGHCタッグ王座にも挑戦し、地道ではあるが上位戦線に食い込む活躍を見せている。2017年以降も同年にCHAOS入りした後藤洋央紀とともにユニットを支える要因として活躍の場を広げられるかに期待がかかる。

ちなみに公表はしていないものの、2014年秋に元女子プロレスラーの栗原あゆみと結婚している。

関連項目

• プロレス
• 新日本プロレス
• 内藤哲也（同時に入門テストを受けるも内藤は合格、YOSHI-HASHIは不合格）
• オカダ・カズチカ（デビュー自体はオカダが早いが、新日本プロレスでのキャリアは同期。愛知県出身同士でもある）
• 後藤洋央紀（CHAOS仲間、生まれは三重県で同じ東海地区出身）
• キャプテン・ニュージャパン/BONE SOLDIER（新日本内での立ち位置は似通っているかもしれない）

脚注

1. *中邑真輔からこう呼ばれることが多いが、メキシコでのタコスが不味すぎて嫌いである。
2. *吉橋のようにデビュー以来連敗を続けたレスラーとしては川田利明や佐々木健介がいる。