国電同時多発ゲリラ事件 単語


ニコニコ動画で国電同時多発ゲリラ事…の動画を見に行く

コクデンドウジタハツゲリラジケン

1.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

国電同時多発ゲリラ事件とは、中核派によるテロ事件である。

概要

1985年11月29日首都圏及び大阪をはじめとする西日本エリアで発生したテロ事件。動労千葉ストライキにあわせる形で中核派が起こした事件である(なお、当の動労千葉は関与を否定)。

経過

事件は午前3時頃に首都圏大阪府及び岡山県広島県にある国鉄が敷設した通信及び信号用のケーブルを切断したことに発する。これにより首都圏の6路線(山手線京浜東北線根岸線東海道本線中央本線中央・総武緩行線)でケーブルが切断されたり、太い幹のケーブルに釘が打ち込まれたりするなどした。
また、ケーブル切断以外にも信号施設や変電施設へ侵入し放火され、浅草橋駅に至っては午前6時45分に押しかけられの施設が破壊され、火炎瓶で焼かれた。なお、浅草橋駅の破壊・放火には現役の国鉄職員も実行犯として関与していた。
これらにより、ケーブルが切断された線区だけでなく接続している埼京線など22線区も通信不能となり運行を停止。このうち常磐線被害は受けていなかったが混乱防止のために止められた。ついでに国分寺駅の信号停電に巻き込まれる形で西武国分寺線も運休に追い込まれた

また、ケーブル切断によるマルスにも及んだ。首都圏では電波による回を図るも回復には至らず、通常運用は翌30日まで待たなければならなかった。なお、事件発生日の11月29日は1ヶ後の12月29日の切符の発売開始日であったが全的にはほとんどの窓口が通常通り動いていたため、発売は予定通り10時から行われた。

被害は29日夕方までに順次復旧した。
なお、事件当日のには警視庁から国鉄本社に事件の一報とあわせて本社に実行犯が向かっている旨の通報があった(実際には本社に向かっているのではなく、ひと仕事終えて帰宅中だった)。

事件発生の背景

当時の中曽根康弘内閣が進めていた国鉄分割民営化への反対が背景にあり、分割民営化に反対する動労千葉を支持する中核派が引き起こした。ただし、同じ分割民営化反対である(が中核派と対立していた)労や動労はこの事件については強く非難したほか、この事件の結果世論は分割民営化へと更に傾くことになった。
この事件ので常務理事など当時の国鉄上層部は警察公安による保護対となり、終日警備がつくこととなった。

なお、中核派による同様の事件は1986年9月にも発生しており、こちらも分割民営化への反対が背景にあった。

関連動画

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
DIVAっぽいど[単語]

提供: ななし

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/07/09(水) 08:00

ほめられた記事

最終更新:2025/07/09(水) 08:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP