宇宙科学研究所とは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究・開発機関の一つである。
神奈川県相模原市に本部キャンパスを置き、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)、臼田宇宙空間観測所(長野県佐久市)など複数の観測所を持つ。通称:ISAS(Institute of Space and Astronautical Science)、もしくは宇宙研。旧名は「(JAXA)宇宙科学研究本部」、さらに昔は「文部省宇宙科学研究所」「東京大学宇宙航空研究所」と呼ばれていた。
なお、相模原キャンパスには、ISASから分離独立した「月・惑星探査プログラムグループ(JSPEC:JAXA Space Exploration Center)」が同居している。とはいっても、ISASの研究者が兼任していることもある。でも、別組織。
ちなみに、一般向けに開放されているので見学が可能。最寄りはJR淵野辺駅(もしくは小田急相模大野駅)からバスを使うことを推奨する。(自家用車は駐車場がありません)。入り口で、守衛のおっちゃんに「見学に来ますた」と言えば、名簿に名前を書いてビジターカードを渡されるので、後は自由にキャンパス内をウロウロできる。平日は、食堂や売店も利用でき、特に売店では「宇宙」に関する色々なブツが売っているので、ファンにはムフフである。
どう見ても無茶です、本当にありがとうございました的な挑戦を続けてきたISAS。まあ、実質的案創始者の糸川元教授曰く「失敗ではない、『成果』である」だし、はやぶさプロジェクトを率いた川口淳一郎教授曰く「できると信じてやまない変人集団の巣窟
」だし、ガチの国策で官僚的で予算が豊富だった旧NASDAと住み分けをしていた時代から「学術研究・調査」に特化してきたし、金がないなら知恵と技術と発想の無駄遣いで何とかしろの精神で、あらゆるものを使い倒し、無茶振りをするDNAが、先輩から後輩へ脈々と受け継がれているのかもしれない。
その成果として、近年の一つの例を挙げるなら、「はやぶさプロジェクト」であろう。数々の困難を乗り越え、数々の世界初を達成し、最後の最後まで世界中の人々を惹きつけたことは記憶に新しい(詳細は、探査機「はやぶさ」を参照のこと)。奇跡を生み出したのは、中の人の汗と涙と努力があってこそだと思うが、その「できる」という想いが魂となって、はやぶさに宿ったのかもしれない(と、執筆者の一人は勝手に思っています)。
また、衛星に公式キャラクターを設定してtwitterをスタートさせ、1ヶ月も経たないうちに数万人のフォロワーを釣ったり引きつけたり、衛星同士で漫才を始めたり、一般人のフォロワーからのコメントに答えたり、中の人に突然話を振ったり、と斜め上を行く新たな試みも始めている。
技術と研究はピカイチで、少し古くて恐縮だが世界で最も権威のある学術雑誌の一つ「ネイチャー」の1993年12月23/30日号の巻頭言で、「世界で最も優れた研究所」と評された。すごい。
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最終更新:2025/12/06(土) 00:00
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