東武トップツアーズとは (トウブトップツアーズとは) [単語記事]

東武トップツアーズ株式会社(TOBU TOP TOURS CO.,LTD.)とは、日本の旅行代理店である。東武グループを構成する1社であり、東武鉄道株式会社の連結子会社かつ完全子会社である。

概要

2015年 4月1日、東急観光株式会社（東急グループ）を源流とする団体旅行や法人向け事業など団体に強いトップツアー株式会社と東武線沿線でのカウンター事業など個人に強い東武グループの東武トラベル株式会社との合併により誕生した企業である。^[1]

本社の住所は「東京都墨田区押上一丁目1番2号　東京スカイツリーイーストタワー」。東武鉄道が保有する東京スカイツリーイーストタワー内に所在している。

東武トップツアーズでは、JR 特急・新幹線代（往復）と宿泊代をセットで予約することでお得になるプラン「スゴ得」を発売している。

2019年以前は営業収益の大半を旅行事業が占めていたが、コロナ禍を経験したことで収益構造の転換を図っている。2021年 12月期決算資料によると、ワクチン接種や感染症対策認証事業などの業務受託事業による営業収益が41,984百万円と営業収益全体の74,058百万円の半分以上を占めており、営業損失を出した2020年 12月期のような厳しい経営環境が続く中でも旅行以外のサービスに力を入れることにより営業利益を確保している。^[2]

ニコニコとの関係

ニコニコ超会議3^[3]とニコニコ超会議2015^[4]では、トップツアーズ株式会社時代に公式旅行代理店として協賛しており、「ニコニコ超ツアー」に関連したチケット販売などを行っていた。^[5]

ニコニコチャンネル「TOBU TOP チャンネル」を2016年頃から開設している。^[6]

翌年のニコニコ超会議2017では「超ボカニコステージ 2017」の超ボカニコ協賛企業となった。それ以降ニコニコ超会議や町会議などでの「ボカニコ」や「The VOCALOID Collection（ボカコレ）」など、ニコニコのボーカロイド関連企画へ2022年現在に至るまで協賛を続けている。

2017年 7月4日には東京2020 公認文化オリンピアードの一環で東京スカイツリーの地上350ｍにある「フロア 350」で開催されたボカニコ関連イベント「Japanese Subculture Night in 東京スカイツリー」を主催している。^[7]

また、東武トップツアーズのテーマソングとしてボカロ曲を採用しており、「彗星ハネムーン」(2017年)と「奇跡さえも」(2019年)は書き下ろし曲として、「ネガイボシ」(2021年)と「Aquamarine」(2021年)はボカコレ Top ランキング入りした楽曲の中から選出される形でそれぞれ採用された。なおボカコレ2022春でも同様の副賞として「東武トップツアーズ賞」が設定されている。