水野猛とは (ミズノタケルとは) [単語記事]

水野猛（みずのたける／たけし）とは、

日本の農学者、名古屋大学教授。名前の読みは“みずのたけし”。
綾辻行人の推理小説『Another』の登場人物。名前の読みは“みずのたける”。

ここでは、2.について解説する。

概要

夜見山北中学三年三組のクラスメイトの一人。出席番号は25番。バスケットボール部所属。

水野沙苗の弟。クラスメイトの中では長身で体育会系の正統派イケメン。運動部繋がりで、前島学や川堀健蔵と一緒にいる事が多い。米村茂樹とも親しい様子である。ホラー小説が好きなインドア派の姉・沙苗とは余り仲が良くないらしく、疎遠である。沙苗から見崎鳴の情報を聴き出された時は、災厄に巻き込まれるのを恐れて、飽くまでも鳴は存在しないと主張した。原作では合宿に参加したかどうか不明で、アニメ版では不参加、どちらも後半は出番が無い。漫画版では恒一が姉の死に関わっている事から、彼を快く思っていなかった。しかし、合宿に参加しており、榊原恒一が発作を起こして倒れた時は、勅使河原直哉と共に彼を助けている。

彼の台詞は恒一の回想や全て沙苗からの伝聞であり、本人が直接話すシーンは無い（漫画版では直接話すシーンが幾つか見られる）。また、身内に犠牲者が出たが、本人は無事だったケースは彼を除くと、見崎鳴と小椋由美（原作のみ・アニメ版では死亡）と非常に少ない。また、クラスの座席順で左右前後のクラスメイト全員が無事だったのは彼だけである。更に交友関係のあった前島と米村は原作・漫画版では死亡するが、アニメ版では生き残る珍しいケースである（代わりにアニメ版のオリジナルキャラクターである川堀が犠牲になっている）。

実写映画版では清水元揮が演じる。所が本作では姉の死から恒一を漫画版以上に深く恨む様になり、合宿時に恒一が持っていた松永克巳のテープを発見、これを勅使河原隼人や風見智彦に教えて惨劇を拡大させてしまう。恒一を殺そうと目論み、ナイフで顔を斬りつけるが、間違ってガス栓を切ってしまい引火、爆発に巻き込まれて死亡した。アニメ版の杉浦多佳子の様な最期であった。