浅草地下商店街入口
観音様・仲見世近道
浅草地下街・銀座線浅草駅6番出口とは、東京の銀座線浅草駅の地下街と出口の1つである。
銀座線浅草駅の松屋・隅田公園方面改札前から左に続く地下街と、そこを経由して向かうことができる出口。改札側の平成・令和の内装と異なるディープな昭和レトロの雰囲気から「異世界」と称されることもある。
当記事では比較的一緒に語られやすい「浅草地下街」と「銀座線浅草駅6番出口」を共に述べる。なお、地下街からは8番出口(異変は別にない)もつながっているので、そちらも後で簡潔に述べる。
現存する日本最古の地下街。1955年開業。「浅草地下商店街」とも。
天井の配管がむき出しであるほか、床は所々ひび割れているうえに水漏れで一部が濡れており、路上の中央に三角コーンが置かれているなど、古めかしい雰囲気になっている。改札側の地下街入口の内装と比べると、雰囲気の違いが際立つかもしれない(下写真奥の縦書きの「コインロッカー」の右側が地下街入口)。
沿道には焼きそば屋「福ちゃん食堂」、800円の床屋「カットセブン」(ちょっと前まで700円)、スピード名刺「PRセンター」などの昔ながらの店のほか、DVD店「Jプライス」、気功整体「宙遊健康院」、占い師「マーヤ」などの独特な雰囲気の店もある。以前には寿司屋「亀すし」もあった。
ただ、改札側の入口の様子(下写真)から入るのを躊躇してしまう人もいるようだ。
この空気感に惹かれて店を出す人もいるようで、居酒屋やエスニック系などで比較的新しく入居した店もみられるほか、何かしらのプロモーション系の撮影にも使われている。NHKの『ドキュメント72時間』等でも取り上げられており、各種SNSでも写真の投稿が頻繁に行われている。
ちなみに6番出口との分岐の奥にも少しだけ通路が続いており、仕切りの壁で突き当たりになるが、その奥にもさらに通路が伸びている。この通路は北方向、浅草寺の二天門の方に延伸する予定だったようで、かつて浅草寺まで地下通路を伸ばそうとしたが、当時の仲見世通り・新仲見世通りの商店から反対されて実現しなかった通路の名残とのことである。ちなみに総延長は300mほどあるらしく、実際二天門の手前までは掘り進めていたようだ。
この地下街の奥、突き当たりの少し手前左側にある出口。地下街側からは他の地下鉄の案内のように黄色い看板ではなく、張り紙や直書きで簡素に「6番出口」「6出口」と書かれている。
この階段を上がり、ケバブ店「THE Kebab Factory」の地下入り口と、最後の店である「髙田理容室」の横を通り抜けてさらに階段を上がると、6番出口から外の新仲見世通り、松屋の向かいに出られる。
ちなみに途中で謎の黒い岩が壁・床から露出しているが、これは昔の1階へ続く幅の広い階段の名残らしい。ホームレスの座り込みの防止のために階段を削ったが、全て削ると「土台かなんか悪いところがあって削るとまずいところがあった」ということで残されているようだ(→参考
)。
この6番出口も狭く昭和感があり、一見すると東京メトロの駅入口と判断しづらい。しかし入口上の看板には確かに「地下鉄銀座線」と書かれているほか、よく見ると右横に東京メトロの案内も小ぢんまりながらちゃんとある。ちなみに階段の途中に理容室があるからか、サインポールもつけられている。
この出口は看板に書かれているように仲見世通りと浅草寺(観音様)への近道となっているが、雷門からは遠い。雷門の最寄りは1番出口。
なお、地下街の手前側の立ち食いうどん・そば「文殊」の前に8番出口もある。ここを出ると東武浅草駅の建物の前にモグラのように出る。この8番出口の看板には地下街のマスコットキャラクターとしてモグラの「ちか男くん」が描かれている。
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最終更新:2025/12/21(日) 07:00
最終更新:2025/12/21(日) 07:00
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