競走馬

競走馬とは、競馬などの競走で使われる馬のことである。

概要

初期の競馬においてはそれに特化した品種は存在しておらず、日常生活で使役されていた乗用馬や農耕馬などを競走馬として出走させていた。やがて発展していき競馬が専門化していくと、競走に特化した馬の作出が本格化していった。

イギリスにおいてはアラブ種やバルブ種、ターク種などと在来馬を交配して選抜淘汰によって洗練されたサラブレッドが誕生して、今日では全世界に普及して平地競走や障害競走において使用されている。また、1/4マイル程度の非常に短距離で行われる平地競走ではクォーターホースが使われてアメリカを中心に人気が高い。他にも繋駕速歩競走ではスタンダードブレッドが使われている。

日本における競走馬

日本において競走馬といえばサラブレッドを指し、平地競走においては世界的な活躍も特別珍しいものではなくなった。以前はアングロアラブやアングロノルマンによる競走も行われていたが現在は廃止されている。

かつては繋駕速歩競走も行われており、そこではスタンダードブレッドが使われていた。現在は中央競馬・地方競馬ともに廃止され、北海道の方で草競馬として細々と行われているぐらいとなった。

ばんえい競馬においてはペルシュロンやブルトン、ベルジャンなどの混血である日本輓系種が使役されている。

沖縄で行われているンマハラシー（琉球競馬）では宮古馬や与那国馬などの土着の日本在来馬が使われていた。現在では日本在来馬の他に、済州馬やその他のポニーなどの品種も使って行われている。

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