魔少年ビーティーとは (マショウネンビーティーとは) [単語記事]

…おまえらに　ひとつだけはっきり言っておく！
いいか！おまえらとぼくは精神的に身分がちがうのだ！
ぼくは精神的貴族に位置する！
したがって　ぼくへの命令はゆるさんッ！
おまえらのようなブタに　命令はされないし　かかわりも持たないッ！

概要が！　概要が生まれるッ！

「ジョジョの奇妙な冒険」でおなじみ荒木飛呂彦の初連載漫画。
普通の少年麦刈公一の視点から、話術や手品に長けた奇妙な少年ビーティーの活躍を描く物語である。
波紋やスタンドのような超能力要素はないが、ビーティーの知的な戦いは非常に痛快であり、荒木氏の後の作品と共通するところもある。
そのタイトルや主人公が悪事を働くという内容が少年誌には不向きでは、と第1話の編集部受けはかなり悪かったらしいが、担当編集の椛島良介氏の説得により無事連載することができたという。

2021年に、本作の60年後を描いた読切作品「魔老紳士ビーティー」がウルトラジャンプ 2021年 11月号に掲載された。原作は西尾維新、作画は出水ぽすか。

説明してやらねばならん！　然るべき登場人物を！

麦刈公一: 普通の少年。狂言回し。変人に絡まれやすい体質。
ビーティーの悪行に恐れつつも、彼を親友と認め付き合っていく。
ビーティー: 主人公。本名ではなくイニシャル（B.T）。彼の持つ道徳心が一般のそれとは大きく違い、犯罪・犯罪まがいのことを平気で行うので本名を明かすことは出来ない。しかし完全な悪ではなく、友情に厚く外道は許さない正義の心を持っている。知的であり、ハッタリやアドリブのトリックでピンチを切り抜けていく。
ビーティーのおばあちゃん: シワの多い老婆。裏社会と繋がりがあるようだが詳細は不明。薬品の入手も可能であり、得体の知れない人物。
黒山・赤川: 最初に報いを受けた人々。脳筋とヒョロメガネ。
二の森: ハエに眼球の上でフンをされる。
伊達: ボタンからシャツが取れたが10万円は払わずに済んだ。
強制捕虜収容所所長・曹長: 邪気眼をこじらせて犯罪に走ったダメな大人。
西戸: いたいけな少年のアヌスにガムを詰めようとしたり鎖で縛ったりする変態。
そばかす少年とその家族: 当たり屋。公一の家庭を乗っ取ろうとするも全員病院送り。少年はイカサマを使ったりグッド！とか言ったりするが、別に賭けに負けても魂がコインになったりはしない。