黙示録の四騎士とは、
ここでは1について記述する。
「騎士」と訳されることが多いが、新約聖書が描かれた時代には中世の騎士は存在しておらず、中世ヨーロッパの武人という意味での騎士ではなく、「馬に乗った人」「騎手」くらいの意味で書かれている。英訳でもKnightではなくhorsemenとされる。(古代ギリシャの騎兵や古代ローマの騎兵は騎士とは別物)
子羊(イエス・キリストの暗喩か?)が封印を解くと現れるとされており、それぞれこの世に厄災をもたらす存在として描かれている。
見ると,見よ,白い馬がいた。それに乗っている者は弓を持っていた。そして,彼に冠が与えられ,彼は征服しに,また征服を完了するために出て行った
様々な解釈があるが、「キリスト教そのもの」「イエス・キリスト」を象徴しているという説が有力である。最終的にはキリスト教が勝利する・・・ってコト!?
すると,別の,火のような色の馬が出て来た。そして,それに乗っている者には,人々がむざんな殺し合いをするよう地から平和を取り去ることが許された。そして大きな剣が彼に与えられた
基本的には「戦争」を象徴していると言われている。他には「共産主義」「武器商人、軍産複合体」という説もある。
見ると,見よ,黒い馬がいた。それに乗っている者は手にはかりを持っていた。そしてわたしは,四つの生き物の真ん中から出るかのような声が,『小麦一リットルは一デナリ,大麦三リットルは一デナリ。オリーブ油とぶどう酒を損なうな』と言うのを聞いた
飢餓を象徴していると言われている。
見ると,見よ,青ざめた馬がいた。それに乗っている者には“死”という名があった。そして,ハデスが彼のすぐあとに従っていた。そして,地の四分の一に対する権威が彼らに与えられた。長い剣と食糧不足と死の災厄をもって,また地の野獣によってそれを殺すためである
死を象徴していると言われている。他には「疫病」という解釈もあるが、いずれにせよ死に直結するような何かであろうということでおおむね一致している。
アニメや漫画などで、これらをモチーフにしたり、なぞらえて四騎士などと言われるような、四天王チックな四人セットの敵が出てくることがしばしばある。
・・・などが有名である。
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最終更新:2024/04/30(火) 22:00
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