gahouとは (ガホウとは) [単語記事]

gahouとはDance Dance Revolution(DDR)、およびbeatmania IIDX(IIDX)の有名プレイヤーの一人である。

概要

■3人目の真・足神さま。KAC2012 DDR部門覇者、BEMANI Master部門3位。KAC2013 DDR部門2位、BEMANI Master部門2位。6thKAC DDR部門決勝ラウンド進出。

　DDR大会『WARS』シリーズ共催。DDR大会『Dignity』シリーズ主催。DDRリーグ戦『Mリーグ』管理人。7thK AC ~10thK AC DDR部門公式解説。DDR ROUND1 頂上決戦2019 解説。RTA in Japan Summer 2021 DDR SuperNOVA 解説。Diverse System スタッフ。

　身長177cm。靴のサイズは27.5cm。専門はソフトウェアエンジニア。神奈川県出身。出身高校は聖光学院。出身大学は東京工業大学。元JAPAN MENSA会員。既婚。

DDRトップランカーとしての活躍(~2017年頃)

■DDRのアーケードデビューはEXTREMEの初期(2003年～)だった。EXTREMEの終盤頃にはすでに強者と聞こえており、SuperNOVAのロケーションテストで当時EXTRA専用楽曲だったFascination MAXXをクリアし、当時最大規模であった個人主催のDDR大会『THE UNSUNG WAR』で準決勝に進出するなどの実績があった。

　SuperNOVAからXにかけてはPluto Relinquish、Triggerなどのボス曲のクリアリザルト、譜面動画をいち早くアップし、ボスキラーとして名を馳せていた。X2の頃にはDDR大会『WARS』シリーズ3連覇をはじめ、多くの個人・店舗主催の大会で優秀な成績を収めていた。

■KAC2012 DDR部門では最終決勝に進出した。自選曲のNew Decade(EXP)でPFCを達成し、関東会場を大いに沸かせた。BROSONI-氏選曲のPARANOiA Revolution(CHA)でも1位となり、優勝を果たした。また他機種に対する造詣も深く、BEMANI Master部門ではDOLCE氏、ほしケチ氏に次ぐ3位に入賞した。

　KAC2013 DDR部門でも決勝に進出した。自選曲のMAXX UNLIMITED(X-Special)(CHA)で1位を達成し、YOSHIMIZ氏選曲のHealing-D-Vision(CHA)、BROSONI-氏選曲の888(CHA)でも曲別1位を達成したが、RIN-GO!氏選曲のDEAD END "GROOVE RADAR" Special(CHA)ではシャッフルおみくじが外れてスコアが伸びず、総合ではRIN-GO!氏に次ぐ2位となった。BEMANI Master部門はほしケチ氏に次ぐ2位だった。

　4thKACは予選8位、5thKACも予選8位に終わったが、6thKACでは3年ぶりに決勝ラウンドに進出した。キャッチコピー(※自分で自分につける)は戦場の地縛霊だった。自選のNew Decade(CHA)でfungah氏に上回られてしまい、1st ステージ総合3位に終わった。(前日に調整する予定だった筐体がKAC会場に搬入されていた、選曲予定だったIdola(CHA)が選曲不可だったという不遇なエピソードがある)

公式解説者として、動画配信者としての活躍(2018年～)

■6thKACを終えた後、Twitterで「今回のKACをもって、公式大会への参加は最後とします。」と宣言した。しかし、翌年の7thKAC DDR部門では決勝ラウンドの解説という、本人も予想していなかった形で関わることになった。スコアラーや大会主催としての経験に裏打ちされた解説は、視聴者から非常に高く評価されていた。時折語彙力を失うことがあったが、決勝ラウンド進出者のレベルの高さを一層引き立てることとなった。

　8thKAC DDR部門でも東エリア大会、決勝大会で解説を務め、その評価を確かなものとした。DDR A20稼働直前のBEMANI生放送(仮)では、Neverland(EXP)を初プレイでPFC達成し、視聴者を大いに沸かせた。9thKAC DDR部門ではエリア大会の中継が行なわれず、決勝大会でのみ解説を務めた。

　10thKAC DDR部門はCOVID-19の影響で縮小を余儀なくされてしまい、国内在住者のみ参加資格が得られ、エリア大会が無くなった。また予選ラウンド開催期間や決勝ラウンドの日程が繰り返し変更された。感染対策の一環として、決勝大会の解説をオンラインで行なうことになったが、現地の情報や雰囲気がほとんど得られなかったなかで、フリー部門、女性部門の各試合の実況・解説を務めあげ、優勝者へコメントを提供するなどしていた。

　公式大会のみならず、DDR ROUND1 頂上決戦2019でもYUDAI氏とともに実況・解説を務めあげた。また、RTA in Japan Summer 2021 DDR SuperNOVA部門でもYUDAI氏とともに実況・解説を務め、DDRのRTA自体が全くもってメジャーでなかったなかで、楽しさ、難しさ、理不尽さを存分に伝えることに成功していた。二枚抜き(1つの足で2枚のパネルに体重をかけ、反応させる技術)を解説したさいの、「人間の足にはかかととつま先があるのをご存知でしょうか」は、多くの視聴者の笑いを誘った。

■2020年 5月頃より、動画配信者として本格的な活動を開始し、自身のYoutube チャンネル『gahou's channel』にDDR 解説動画をアップするようになった。段位認定攻略動画シリーズ、ギミック対策動画シリーズは高く評価されている。ほかbeatmania IIDX INFINITASをはじめとしたコナステ版BEMANI シリーズの配信や、自身が苦手とするアクションゲームの配信や、雑談配信をあわせて週2-3回程度継続している。雑談配信のゲストはDDRのトップランカーをはじめとして、beatmania IIDX BPL出場選手や、GITADORAやSOUND VOLTEXのトップランカーや、ゲーム MC 荒木美鈴氏など多彩であった。KONAMIをUNLE ASHED退社直後のTAG氏をゲストに迎えた回は大きく話題になった。2021年 11月27日に収益化を達成した。

2023年にはBEMANI PRO LEAGUE SEASON2で解説を担当。進行が全編英語で進む中、日本語での解説を担当。毎回パワーワードを出しつつわかりやすい解説が好評を得た。また、自身のyoutube チャンネルで本編中で解説しきれなかったことを追加でまとめた動画を投稿した。

　他者のYoutube チャンネルではまとめ役やファシリテーターを務めることが多く、beatmania IIDXのトッププレイヤーでの人狼ゲームではゲームマスターを務め、10thKAC DDR女性部門ファイナリスト対談(※現在非公開)ではオブザーバーを務めた。BPL選手 NORI氏主催の第1回国際音楽ゲーム学会(仮)では、音楽ゲームの大会解説についてのプレゼンを行なった。

プレイスタイルなど

■粘着の上でのMarvelous狙い、PFC狙いは苦手としているとしている一方で、譜面認識力・集中力・勝負強さについては現役のトップランカーと比べても遜色無い。DDR Aの稼働初期に出したEGOISM 440(DIF) Pe rfect3, 888(EXP) Pe rfect4, New Decade(DIF) MFC, KIMONO PRINCESS(EXP) Pe rfect3, chaos eater(EXP) Pe rfect7などいった全国 1位スコアは、アメリカ勢が台頭するまでの長きにわたり存在感を保っていた。

　大会やBUZZ(※一対一のスコア勝負)などの一発勝負で勝つことに喜びを感じ、それについて語ることもしばしばある。(関連togetter)　余談ではあるが、10thKAC DDR女性部門優勝者のPO(ぽ)氏は、自身のnote記事で同togetterに影響を受けたことを明かしている。

■beatmania IIDXでも、一定期間アリーナA1を維持できるほどの実力を誇っている。第1回べあー杯ではぴこ氏、ゆきぽそ氏とチーム『中間管理職』を結成した。DDRで培われた大会経験を遺憾なく発揮し、即席チームながらも、それぞれの持ち味を活かした作戦立案に貢献し、戦術遂行能力を見せ、みごと優勝を収めた。第2回べあー杯では解説を務めた。