HUNTER×HUNTER(1999年のアニメ)とは (ハンターハンターとは) [単語記事]

『ハンター×ハンター』とは、フジテレビ系列で1999年から放映された冨樫義博原作の漫画『HUNTER×HUNTER』のアニメ版のことである。
なお、テレビ版のタイトルは『ハンター×ハンター』となっていたが、それの続編となったOVA版のタイトルは『HUNTER×HUNTER』となっている。
シリーズとしてはハンター試験編からグリードアイランド編までをアニメ化している。
62話（TV）＋8話（OVA1）＋8話（OVA2）＋14話（OVA3）。

2011年から日本テレビ系列で放送されている新アニメ版『HUNTER×HUNTER』（通称：「新ハンター」、「日テレ版ハンター」）と区別するために「旧ハンター」、「フジ版ハンター」などと呼ばれることもある。

概要

1998年の原作の連載開始から一年ちょっとでアニメ化されたために原作に追いついてしまわないようにアニメオリジナルの描写が多いが評判の良いものが多く、中でもハンター3次試験と4次試験の間の「軍艦島」のエピソードはアニメオリジナルであることを抜きにして純粋に『HUNTER×HUNTER』のエピソードとしても評価が高い。

一般的に原作の展開をアニメで改変することは嫌われることが多いが、原作のマズい部分を上手くカバーするような改変が見受けられるのも特徴である。
具体的には、ウヴォーギンを捕らえたクラピカの鎖が大きくなるという明らかに具現化系だとわかるシーンを鎖が大きくなる描写をカットしたり、ゴンとキルアが幻影旅団のメンバーとオークション会場で再会したときに連れのゼパイルを危険人物の前に置き去りにして猛ダッシュで逃げるという少年漫画の主人公にあるまじき行為も事前にゼパイルに所用で別行動させたりなどである。

アニメが原作に追いついてしまったためヨークシン編（幻影旅団編）の途中で放映は終了となったが、放映終了が決定してから突入したヨークシン編はほぼ原作に忠実に製作され作画、演出面でも当時でもトップクラスのクオリティと評価された。

放映終了後は、OVAで続編として、ヨークシン完結編（幻影旅団編の続き）を描いた第1期『HUNTER×HUNTER』、グリードアイランド編を描いた第2期『HUNTER×HUNTER GREED ISLAND』、第3期『HUNTER×HUNTER G・I Final』が発売された。