幻影旅団とは、『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団で、主要人物の一人クラピカの宿敵である。
『HUNTER×HUNTER』の世界において史上最凶と悪名高い盗賊団。
熟練のハンターでも迂闊に手を出せないA級首の犯罪者集団。
団員は団長を含めて基本的に13名で構成されており全員が高レベルの念能力者。
団員は体のどこかに自分の団員ナンバー入りの蜘蛛の刺青を入れている。
活動は主に盗みと殺しでたまに慈善活動もする。
入団希望者が在団員を倒せば交代となり、それ以外で欠員が出ると団長がメンバーを補充する。
ヨークシンでの活動時の全員集合が3年2ヶ月ぶりであることから、常に団体で行動しているわけではない。
その凶悪さと知名度の高さ故かハンターを目指す者なら誰でも聞いたことがある程であり、ハンター専用の情報サイトにもそのデータが載っている。
そこでは、幻影旅団全体の情報で一億ジェニーの値段がついており、団員個別はさらに高いとされる。
個性の強いメンバーの集まりであるにも関わらず、ヨークシンシティでの活動時は鎖野郎ことクラピカという未知の脅威に対して団長が3人1組行動を厳命するなど、危機に対する警戒心も強い。
しかし、同じ未知の相手でも、流星街に居を構えたザザン隊を討伐したときは、力の未熟な新入りにも一人歩きを許し、ゲーム感覚で早い者勝ちみたいな競争をするなど、フランクな一面も見せる。
団員のウボォーギンが大声で敵の鼓膜を破って倒したときに、見物していた他の旅団員に自分達の鼓膜まで破る気かと苦情を言われたが、「音が届く前に耳をふさぐくらいお前らなら朝飯前だろ。」と返して反論を抑えたことから、音速レベルのスピードにも対応ができるほど反射神経は高い。
旅団に近しい者は幻影旅団を「クモ」と呼ぶ。
これは団員が蜘蛛の刺青をしていることに由来する。
旅団の創始者にしてリーダー。体術に優れ、頭も切れる男。詳細はクロロ=ルシルフルの記事を参照。
誕生日9月8日、血液型B型、身長183cm、体重75kg。
CV:松山鷹志(第1作)、内田直哉(第2作)
ウボォーギンとは親友であり、彼が鎖野郎にやられたと思われた時には涙を流して慟哭した。
ウボォー弔いの大暴れに参加しそこねたために旅団の中では最後までウボォーの仇を討つことに拘り続けた。
念能力の「発」は不明だが、タイマン専用とのこと(パクノダの事例のように相手に「動くな、斬るぞ」と話しかけて発動する?)。
「円」は半径4m。
血液型B型、身長258cm、体重189kg。
CV:竹本英史(第1作)、大塚明夫(第2作)
旅団全員の中で団長を除けば戦闘において一番の信頼を得ている武闘派。
略称はウボォー。
圧倒的な力で容赦なく敵を屠りさり、逃げ出した者まで容赦なく追撃して殺害するなど性格は好戦的で残虐。戦闘スタイルは武器を持たずに野生動物の如く豪快に自慢のパワーで圧倒する。
現金は持ち歩かない主義で欲しいものは奪い取る主義(シャルナーク曰く「ご立派、盗賊の鑑」)。
スナイパーライフルの弾を受けても「痛ってぇ~」程度で済まし、対戦車バズーカーを片手で防ぎ、拳を振り上げた風圧で地面を巻き上げる衝撃波を出したりとキメラアントの王と護衛軍、ネテロを除けば作中で最高レベルの攻撃力と防御力を誇る。
他の団員曰く「鋼鉄の肉体」。
発声量も桁外れで大声を上げることで周囲の敵の鼓膜を破ることが可能。
意外なことには時間には正確なタイプでよく遅刻が原因でノブナガやフランクリンと喧嘩していた。
能力名 | 読み | 説明 |
超破壊拳 | ビックバンインパクト | オーラを込めた右ストレート。小型ミサイル並の破壊力を持つ |
単純にオーラを込めただけのパンチで殴るだけだが小型ミサイル級の破壊力を生み出す。 拳にオーラを集中させる方法は“凝”か“硬”を用いるが自身の攻撃で起きた爆発の余波にも無傷で耐えられることから、防御を捨てて体の一箇所に全てのオーラを集める“硬”ではなく体全体には余力のオーラを残すことが可能な“凝“であると推測出来る。 同じ強化系能力者である主人公ゴンの必殺技であるジャンケングーが前述の“硬”を使って初めて大きな破壊力を生み出せることを考えると“凝”でそれだけの破壊力を生み出せるウボォーギンの強化系としての熟練度の高さが伺える。 “隠“と の応用でクラピカの腕をへし折った。 |
身長219cm、体重225kg。
CV:金子幸伸→乃村健次(第1作)、木内秀信(第2作)
ウボォーギンに次ぐ巨漢。温厚で面倒見が良く、内紛による旅団崩壊の危機も、説得で制止し、崩壊を免れた。
能力名 | 読み | 説明 |
俺の両手は機関銃 | ダブルマシンガン | 両手の銃口から念弾を発射する。 |
人間の体を軽く貫通する弾丸を両手の指先から雨あられのように発射する。 弾丸の大きさは被害者の傷の大きさから野球ボール程度と思われる。 500人近い人間をあっという間に皆殺しにしてしまうほどその物量もすさまじい。 アニメではビルの側を飛んでいたヘリコプターさえも撃墜していた。 指先からでも念弾は撃てたが威力が上がる気がするという理由で両手の指を切りおとしたら飛躍的に威力があがったという逸話がある(制約と誓約と覚悟)。 |
血液型AB型、身長185cm、体重85kg。
CV:松本吉朗(第1作)、KENN(第2作)
旅団メンバーの一人であり役割は戦闘。ウボォー同様、素手で戦う。直情的でキレやすい。
原作での表記はないがファンブックなどでは強化系と書かれていた模様。
(ス)フィンクスという名前の通りたまにエジプト風の衣装を着ている。
初登場時とザザン討伐時はこの格好だったが作中ではジャージ姿でいることが多い。
腕力はウボォー生存時でも彼についで腕相撲で旅団二位の力を持つ。
性格は旅団戦闘員の例に漏れず好戦的であり、グリードアイランドにいたときはフェイタンと一緒にプレイヤー狩りをしていた。
団長が人質に取られ、ゴンとキルアが旅団に再び捕まったときは、クラピカの二人を危害を加えるなという要求に対して、憂さ晴らしの暴行を加える口実のため、「二人とも俺たちが来る前にかなり暴れたらしく既に何箇所か骨折している」と言いながらゴン(とキルア)に笑いかけるなど、狡猾でややサディストな一面も(もっとも口喧嘩(?)はクラピカの方が一枚上手で、結局自分がイラつきまくる羽目になったが)。
戦闘で全力を出した描写はまだないがグリードアイランドの創立メンバーであるレイザーの強さを感じ取っても強気な姿勢を崩さなかったり、フェイタンの硬すら通じないザザンの変身後の防御力を見ても次の対戦相手に立候補するなど秘めてる力はまだありそうな様子。
ザザン隊のパイクとの戦闘で衣服をボロボロにしてしまったシズクに自分の上着を貸すなど紳士的な面もある(もっとも他に貸し出しできるような服を持ってるメンバーがいなかったわけだが)。慈善での後味の悪い殺しを嫌い、ザザンに変形させられ絶望した流星街の面子を激しい挑発で奮い立たせた。
血液型は公式で明らかにされているが、本人は自分の血液型はまったく知らない模様。
能力名 | 読み | 説明 |
廻天 | リッパー・サイクロトロン | 腕を回した回数に応じて威力が上がる。 |
初披露はザザン隊討伐の時に彼女の部下に対して。 蟹とゴリラが合体したようなオモシロ生物が念を覚えており、あろうことかパンチ一発防いだ程度で相手の能力も知らないのに「後一発だけ好きに打ってもいい」などと調子こいた台詞を言ったことが彼の悪戯心を刺激した。 一瞬で数人の首の骨をヘシ折れるだけのスピードを持っているにも関わらずゆっくりと腕を回し、威力が十分になったころには「一発撃っていいんだよな(笑)」と質問をしながら腕に溜まった圧倒的なオーラを見せ付た。 敵はそのときになってようやく状況を理解し慌てて制止を促すが当然聞き入れてもらえずそのまま一撃で粉砕された。 一回腕を回すことによって溜 まるオーラ量はまちまちらしく本人曰く匙加減がわからない技。 効果音は「ボ」。 |
旅団初期メンバーの一人。語尾が特徴的な小柄な男。詳細はフェイタンの記事を参照。
旅団初期メンバーの一人。勝気で冷淡だが仲間思いの女性。詳細はマチ(HUNTERxHUNTER)の記事を参照。
全身に包帯のような布と両手にボクシングのグローブのようなものをはめている青年。普段は寡黙。
その出身は開発によって住処を追われた少数部族ギュドンドンド族の末裔である。
一族の風習により幼いころから体に開けられた多数の穴によって様々な音色を出すことが出来、彼自身もそれを念能力に応用して戦う。
盗賊団に身を落とした後でも一族の誇りを失ってはおらず、それらを侮辱されると怒りを顕にする。
個性の強い旅団の中でも異様な出で立ちだがフィンクスには「ボノ」と略称で呼ばれる程度にはメンバーに馴染んでる。
能力名 | 読み | 説明 | |
戦闘演武曲 | バト=レ・カンタービレ | 体の穴によって奏でたメロディを戦闘力に変える。 曲に発動するより技が変わる。 |
|
演奏 | 踊ることによる演奏にて相手に何らかのステータス異常を引き起こす技。 キメラント編の半魚人との戦闘中に使用。ボノレノフと半魚人の台詞から その効果が判明した。新アニメ版では演出によりその効果がより顕著に わかるようになっている。 |
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序曲 | プロローグ | ドラゴンクエストシリーズのシャーマンみたいな格好で槍で敵を射抜く技。 | |
木星 | ジュピター | 木星のような巨大な念弾を敵の頭上から落とす非常に破壊力の高い技。 物理的な破壊力だけ見るならば作中登場キャラではメルエムやモントゥトゥユピー、ネテロについで4位前後になると思われる。 |
血液型O型、身長180cm、体重72kg。
CV:高戸靖広(第1作)、日高のり子(第2作)
旅団の活動を補佐する情報・処理部隊的存在の一人。
ハンターライセンス所持。
優男な外見だが、旅団員である例に漏れず身内以外の他人に対しては基本冷酷。
博識でウボォーギンの体に産み付けられた蛭の種類を一目見ただけで判別し、その対処法も知っていた。
それだけではなく、旅団内で一番早くグリードアイランドが現実世界で行われてるゲームだと気づいたのも彼であり、持ち帰った石の成分や植物の生態域からグリードアイランドの場所を特定するなど、生態学を始め色んな知識に精通していると思われ応用力も高い。
頭の回転も早くクロロがヒソカに自分の名前を使わせたメッセージにもいち早く気づいた。
旅団の参謀役であるためか、クロロが消息を絶つ間は自分が指揮しており、メンバーもそれに応じているため、彼の信頼や知能の高さが伺える。天空闘技場でクロロと闘って死んだと思いきや生きていたヒソカから不意打ちを食らい、殺される。
能力名 | 読み | 説明 |
携帯する他人の運命 | ブラックボイス | 携帯電話のアンテナを刺した相手を操れる。 |
刺した相手は携帯電話の操作で操ったり出来る他にオートで操ることも可能。 アンテナを刺す場所は問わないが刺さらないと能力が発動しないので硬い敵とは相性が悪い。 アンテナを二本所持しており、自分に刺すことで圧倒的な戦闘力を持つ自動モードになるという切り札を持っているが、その間の記憶がないので達成感もないうえ2、3日はまともに動けない筋肉痛になるので本人は使うのを好ましく思ってない。 |
血液型O型、身長160cm、体重45kg。
CV:豊後敦子(第1作)、荒川美穂(第2作)
落ち着いた雰囲気の黒髪のメガネっ子。左利き。
かつてのナンバー8と入れ替わりで入ったので旅団の中では新人。刺青は左脇腹にある。
新人ではあるが、同じ新参者のヒソカは、フェイタンに「私あいつ嫌いね」と言われ、フランクリンに「大したことねぇよあんな奴」と扱き下ろされたりとかなり嫌われてるのに比べて、フランクリンに頭撫でられたり、フィンクスに服を貸してもらったり、フェイタンに1度忘れたことを思い出さないタイプであることを覚えてもらってたりと旅団内では結構可愛がられ馴染んでる。思ったことははっきり口にするタイプで、たまに毒舌家扱いされることも。
腕相撲では最下位のコルトピより上の下から2番目だったがある部分での戦闘力はパクノダに次ぐ2位である。
おそらく新人のカルトが女だったとしてもこれは変わらないだろう。
ちなみにヒソカの裏切りによってクラピカにウボォー以外で能力を知られてる1人である。
能力名 | 読み | 説明 |
デメちゃん | シズクが生き物と認識していないものを吸い取れる。 | |
条件が当てはまればなんでも吸い取ることが出来る。 血と抜かずに体内の毒だけ吸い取るということも可能。 相手が念で作った物は吸い取れないという制約を罠を見破れることに利用してる。 離れた所から傷ついた相手の血を吸い取るという切り札を隠しもっている。 傷を押えれば一応血を吸われる事は回避できるらしい。 吸い取ったものがどこにいくかはシズク本人にもわかってないが最後に吸い取ったものは吐き出すことが可能らしい。 |
血液型O型、身長182cm、体重52kg。
CV:井関佳子(第1作)、朴璐美(第2作)
結成時からのメンバーの1人。愛称は「パク」。情報・処理担当。
かなり高い鷲鼻が特徴であり、長身でグラマーな女性。
作中に登場した多くの能力の中でも極めて稀な能力者。
ゴンとキルアから鎖野郎(クラピカ)の記憶を引き出すが、同時にクロロを人質に取られたため、団長の救出か旅団の存続かの板ばさみに苦悩した。
その後、クラピカとの取引で心臓に彼の念能力である「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を埋め込まれ、クラピカの情報を漏らすことを禁じられた。
最終的には仲間達にクロロのことを託し、命と引き換えに己の能力でメンバーに鎖野郎の情報を伝えた。
能力名 | 読み | 説明 |
記憶弾 | メモリーボム | 相手から読み取った記憶やパクノダ本人の知ってることを銃弾で頭に打ち込み伝える。 |
最大6人まで同時に記憶を伝える事が出来る。 なお、記憶を読み取った相手に限り記憶を消す弾丸を具現化できる切り札を隠し持っていたが作中では使われる事がなかった。 能力が全て明かされなかった人物の多さを考えると恵まれた敵役であった。 |
胸辺りまで長い長髪で覆った団員。腕相撲は旅団最下位。
顔で見えるのは目のみでどのような顔つきをしてるかは不明。
容姿以外あまり目立った存在ではなく、何を考えてるかわからないタイプではあったが、団長が拉致されたときにはパクノダの味方についてマチと一緒に戦闘員であるフィンクスやフェイタンの前に立つなど、男らしい一面を見せた。
コルトピが団長のそばにいたときにヒソカが団長の決闘を諦めた要因が「コルトピの能力を知らなかったから」なのか、「それ以外の何かを感じ取った」のかは不明。
1人称は「ぼく」。公衆トイレでヒソカに襲われ、殺害される。
能力名 | 読み | 説明 |
神の左手 悪魔の右手 | ギャラリーフェイク | 左手で触った物を右手に複製し、コピーできる。 |
効果は24時間。 円の効果もあり本物を触れば偽物の位置も特定できる。 動かない死体としてなら人間もコピー可能。 団長が用心のために偽のアジトを増やそうとした時、団長は「あと10棟いけるか?」と聞いたが、「50は平気」と余裕で答えたことからコルトピ自身の潜在オーラ量も相当高い様子。 |
プロフィール | |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 10歳 |
血液型 | A型 |
身長 | 150cm |
体重 | 31kg |
出身地 | パドキア共和国 |
念の系統 | 操作系 |
キルアの末弟(妹?)。ヒソカの代わりに団員ナンバー4として旅団に入る。
おかっぱ頭に着物を着ていて女の子のように見えるが、1人称が「ぼく」だったりと現在のところ性別は不明。
ゾルディック家の人間であることもあり、自分の実力に自信をもっていたようで、旅団に入った当初はナンバー2の座なんてすぐだと思っていたが、自分が目で追えない速度で動き回るフェイタンとザザンの戦いを、他の旅団員が情報・処理部隊のシズクやシャルナークも含め全員余裕で観戦してたことから力の差を思い知ることとなる。
掲示板
533 ななしのよっしん
2024/09/27(金) 15:17:59 ID: ayWV+Olqwr
回想見ると船内で旅団が狙うお宝の意味も違って見えて来るなぁ
ツェリのコレクションじゃなくてマフィアの犯罪の証拠映像とかなのかな
534 ななしのよっしん
2024/11/04(月) 15:24:44 ID: 2aOYdkJgCA
ヒソカを確実に倒すためのお宝(念能力)か。
能力狙いで王子か護衛か、或いはエイ一家の誰かとか狙うのかな?
大穴狙いでレオリオの能力だったりもするかな
535 ななしのよっしん
2024/11/07(木) 10:53:46 ID: ZIhY7Q1L7N
旅団結成のキッカケだったサラサの仇(顔の特徴が同じ奴)は既に討ってたようだけど、
当時の声明が訂正された(揉み消された)事から更に名を轟かせるため
そこで芝居を終わりにできなかったのかな。
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/08(金) 03:00
最終更新:2024/11/08(金) 03:00
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