NHKのど自慢とは、日本最長寿番組のひとつとして数えられる視聴者参加番組。
日本が太平洋戦争に敗北し焦土と化した直後の1946年から続く長寿番組。
「のど自慢素人音楽会」というタイトルでラジオ番組からスタートし、1953年のテレビ放送開始からはテレビ番組としても同時放送されている。現在はNHK総合、ラジオ第1、NHKワールド・プレミアムで同時放送されている。
時間帯は毎週日曜日午後0時15分~午後1時。現在の司会(13代目)は小田切千(2013/4-)。
毎週、各地を飛び回り、予選を勝ち抜いた20組の出場者がチャンピオンを目指して熱唱する。
出場を希望する際は往復はがきで地元の放送局に郵便としてはがきを送る必要がある。また、ほぼ地元住民優先で、出場したい際は地元開催時がちょうどいいタイミングとなる。
予選は本放送の会場で行われ、歌や衣装のセンスなどで20組の合格者が発表され、本放送に出場する。ぶっちゃけ、予選では「歌」が基準で選ばれている人は半々だと思う・・・。
本放送が開始すると、会場が手拍子を合わせ、それに合わせて出場者も手拍子を合わせ登場。最後にアナウンサーとゲストの紹介があり、収録会場の地元紹介がある。
本放送での採点基準は鐘で行い、鐘1つ、鐘2つは失格、鐘を大量に鳴らされると合格となる。ちなみに、裏で4、5人の審査員が鐘の人に審査結果を伝えて演奏させている。
20組の熱唱と採点が終わるとゲスト2名が歌を披露し、最後に合格者を前に呼び出し、チャンピオンを決める。
チャンピオンが決まると、タイトルのロゴに使われている鳥の形をしたトロフィーが贈呈される。また、ゲストの特別賞があり、特別賞の楯が贈呈される。
出場者の中には地元独特の衣装、仕事場の衣装、アニメのコスプレなどをしてくる者がおり、歌唱力だけではなく、衣装にも注目することができる。
年に一度、各チャンピオンを集めて「年間グランドチャンピオン大会」を開催し、毎年グランドチャンピオンを決定している。
公開収録形式と公開生放送形式があり、最近公開生放送形式は少なくなった。公開収録形式の場合、臨時ニュースや特番などでスライドさせやすいからである。
近年、アニメソングをのど自慢で歌う出場者が増えた影響からか、手塚治虫生誕80周年記念特番で「アニメソングのど自慢」なるものが2009年5月5日に放送された。90年代には「美少女戦士セーラームーン」がブームとなったため、「ムーンライト伝説」をセーラームーンのコスプレをして熱唱していた女性が多く見られ、最近でも「ハレ晴レユカイ」を涼宮ハルヒのコスプレで歌った者もいた。
過去の楽曲一覧は公式ホームページから見ることができ、約2年分のバックナンバーが1週間単位で表示される。
なお、2013年9月22日オンエアの放送では、ボカロPの恋竹林・マサコイ氏(のど自慢P)が出場し、合格。さらに今週のチャンピオンを獲得した。ニコニコ動画のうp主で本人が自ら出演を予告しているケースでは初めての快挙となる。(本人が正式に公開していないケースでは存在する可能性あり)
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最終更新:2024/12/11(水) 09:00
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