NTTぷらら

株式会社NTTぷららとは、東京都豊島区東池袋三丁目に本社を構える電気通信事業者（インターネットサービスプロバイダー）である。NTTグループの一員である。

概要

NTTぷららは1995年12月、NTT・セガ・ソニー・日本ビクター・ヤマハが共同出資した企業「ジーアールホームネット(株)」がそのルーツである。

1996年10月にISP事業を開始。国内ではOCN→BIGLOBEに続き第3位の加入者数を誇る有名な古株プロバイダである。2000年5月に(株)ぷららネットワークス→そして2008年3月に現在の(株)NTTぷららに社名変更となり現在に至る。

日本のプロバイダとしては珍しいことに、セカンドレベルドメインがne(インターネットサービスプロバイダーや携帯電話事業者が持つ)ではなく、「or」となっている(本来「or」は財団法人・社団法人・医療法人・宗教法人・NPO法人・独立行政法人・生協等が取れるドメインだが、1996年11月迄に事業を開始したプロバイダであればorが割り当てられていた。このように今でもorドメインを使い続けるプロバイダはぷららの他、広域で展開する事業者ならインターリンク・IC-NET・リムネット等が存在。地方の古株零細プロバイダはorのままの場合が多い)。

2006年3月にWinny完全規制を行うと発表したが、総務省から「電気通信事業法に定められた、通信の秘密を侵害している」と横槍が入ったせいで、Winny規制はユーザーが任意で切り替える方式となった。

2014年に入ってからはMVNO事業で業績を伸ばしており、同年9月に開始したLTE無制限SIM(NTTドコモ回線を使用しており、通信速度が上下最大3Mbpsになるのと引き換えに、月間通信量制限が無限となる)が特徴。が、後にOCNモバイルONEに移行する形でサービスを終了した。

2022年7月1日 - NTTドコモに吸収合併。2024年にはぷららが提供する全接続サービスの新規受付を終了し、「ドコモ光・OCNインターネット」を案内している。既存契約者には引き続き提供されているが、こちらも2026年5月から順次ドコモ光・OCNインターネットに移行。メールアドレスもOCNメールアドレスに移行されるが、ぷららのメールは2027年3月いっぱいで終了し閲覧も不可能となる。

関連項目

• インターネット
• NTTグループ
• 仮想移動体通信事業者