SCP-2351 単語


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エスシーピーニーサンゴーイチ

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SCP-2351とは、シェアードワールド作品「SCP Foundation」に登場するオブジェクトである。オブジェクト名は「A Wild Goose Chase(三羽の異常なカナダガン)」。

概要

オブジェクト名通り、三羽のカナダガン。全てが雌で個体そのものは異常性のないカナダガンそのもの。

このオブジェクト異常性はこのカナダガンを視認したときに発生し、鳴き真似をしたいという衝動から抜け出せなくなるというもの。

しかも異常性があるとわかっているにも関わらず、「自発的な行動」と認識するようになってしまい、個人的な楽しみだとするようになる。そして暴露後は士気が増加したことを示すようになる。

収容プロトコルに関しても逃げないように年一で羽を切断し、通常の世話をする以外のことは特にない。

たったこれだけである。異常性はたったこれだけ。これだけならと大したことくね?とも思うが本題はここから。

カナダガンはそれぞれ個別に捕獲され、最初の二羽はニューヨーク州ニューヨークで、残りの一羽はニューヨーク州アルバニーで捕獲された。

ただし最後の一羽のみ、右足にゴムバンドメッセージがつけられていた。内容は以下。

B型肝炎: 780,000
A型肝炎: 350,000
腸チフス: 200,000
麻疹: 145,000
[巨大なトカゲのように見える雑な絵]: 129
[不釣り合いに大きな頭部を持つヒトの姿の輪]: 14
[3羽のカナダガンの詳細な鉛筆画]: 0

Are We Cool Yet?

要注意団体Are We Cool Yet?」からのメッセージであった。彼らが何を言いたかったのか。

これらの数字はそれぞれにおける年間のおおよその死者数である。特に明言はされていないが、[巨大なトカゲ]とはおそらくSCP-682し、[ヒトの姿の輪]はSCP-173しているものと思われる。となると[3羽のカナダガン]がし示しているものとは…

となれば、あのクソトカゲですら年間でも100名程度の死者なのである(これは収容しているからこそでもあるのだが)。「カナダガンを人のに触れないようにしているくらいなら年間数十万の死者を出している疫病をなぜ収容しようとしないのか」という財団への皮である。しかし一般のに届かぬよう秘密裏に活動しているはずの財団での死者の情報をどこで掴んでいるのやら…

メタな話をするとこのオブジェクト2015年に開催された短編コンテスト投稿作品である。なおこのとき優勝したのは名状しがたきアイツである。

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