SCP-5836とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
| SCP-5836 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Safe |
| 収容場所 | サイト-73 |
| 著者 | Doctor Fullham |
| 作成日 | 2020年03月11日 |
| タグ | jam-con2020 化学 歴史 記憶影響 武器 |
| リンク | SCP-5836 |
| SCPテンプレート | |
SCP-5836は15cmの有煙火薬導火線と標準的な銅および硝酸水銀雷管を備えたニトログリセリンダイナマイトの13実例。――要はダイナマイトである。このダイナマイトが付属の導火線と雷管で爆発すると、この爆発を目視したすべての人は、ニトログリセリンダイナマイト以外のアルフレッド・ノーベルの特許に関するすべての知識を失ってしまう。この効果は直接見るだけでなく、記録映像を見た場合でも有効。
発見経緯は以下のようなものである――とあるノーベルを研究していた大学生がたまたまこのダイナマイトの爆発を見てしまったことで「数カ月分の研究を一瞬で忘れてしまった!もう月曜のプレゼンまでに300件のノーベルの特許を覚えるなんて無理だ!」と大声で叫んだ。ルームメイトが彼をストレスのせいでおかしくなってしまったと判断し、カウンセラーのもとに連れて行ったことで、その大学にいた財団の潜入エージェントにより発見されたのである。
その後財団機動部隊はこのアノマリーを捜索し、全実例を回収するとともに、とある文書を発見した。それは、ノーベルによる手記であった。書かれたのは1888年の4月15日。
この手記の2日前に、おかしなことにノーベルは自分自身に関する死亡記事を読んだ。彼の兄リュドビック・ノーベルは木曜に亡くなったが、いくつかのフランスの新聞はそれをアルフレッド・ノーベルと勘違いしてしまい、誤報を打ったのだ。その見出しがノーベルに衝撃を与えた。
"Le marchand de la mort est mort"
「死の商人は死んだ」。そう、フランスの新聞はノーベルを「死の商人」と形容したのである。彼は多くの兵器に関する特許を持っていた。これは彼が発明したニトログリセリンダイナマイトの副産物とも言えるものが多い。しかし、これはノーベルの願い (ノーベルはダイナマイトが戦争で使用されることは想定していたが、強すぎる兵器は戦争抑止力として機能すると考えていた) とは裏腹に、人々を傷つけ、死をもたらした。ノーベルは自分の名前を戦争や死と共に考えられてほしくはない、また父と兄の魂に良い報いがあることを願った。
平和を知るためには、まず戦争の準備をしなければならないと言われてきた。
私は戦争の兵器を作ることに人生を費やしてきた。
平和を受け入れる時が来たのかもしれない。
SCP-5836 - SCP財団
より,2023/01/18閲覧
掲示板
1 ななしのよっしん
2023/01/28(土) 21:40:47 ID: Lapg8vc1SI
記事の「もともとはとあるノーベルを研究していた大学生リリアードが~」について
差し出がましいようですが、ここの一文が長いので、適度に文章を分けたほうが読みやすいと思います。
(SCP記事なので、もしかしたらそういう意図でしょうか……。もしそうなのでしたらすみません。)
2 ななしのよっしん
2023/01/28(土) 22:30:59 ID: JLFXZCKWKI
>>1
ありがとうございます。
文意が変わらない程度に文章を区切ってみました。
3 ななしのよっしん
2023/01/29(日) 01:45:40 ID: Lapg8vc1SI
>>2
編集乙です。対応していただきありがとうございます。
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最終更新:2025/12/16(火) 19:00
最終更新:2025/12/16(火) 19:00
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