Wind Climbing 〜風にあそばれて〜

Wind Climbing ～風にあそばれて～とは、奥井亜紀が歌う、アニメ「魔法陣グルグル」の前期EDテーマ曲である。

概要

94年、奥井亜紀の2ndシングルである「Wind Climbing ～風にあそばれて～」がテレビアニメ『魔法陣グルグル』前期EDテーマとなりスマッシュヒット。この曲と「晴れてハレルヤ」が彼女の最も有名なメジャーヒット曲になったというだけではなく「魔法陣グルグル」という作品を象徴するテーマ曲となっており、二者は切っても切れない深い関係にある。

20代ホイホイの典型例とされ、ニコニコ動画、2chのアニソン板、果てはVIPPERの選ぶアニソン系のスレでも常に好位置に付ける名曲である。動画にはアニメ放映時小中学生だった世代が「大人になってこの歌詞の良さが解った」というコメントが数多く残されている。タグでは半角スペースが使えないため、「Wind_Climbing」と半角アンダーバーで表記される。

シングルの他、2ndアルバム『Wind Climbing』にアルバムヴァージョンが、ベストアルバム『Straw Color』にシングルヴァーションが収録されていたがいずれも廃盤。アコースティックアレンジの収録された『COCOROTO』もしばらく入手困難だったが、2009年3月に再リリースされたのでこの機会に手にとってみるのもいいかもしれない。

また2017年11月15日には、「魔法陣グルグル」3期の放送に合わせ、2クール目のED曲「Magical Circle」のカップリングとして、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND による21世紀Verの新アレンジがリリースされる。
そして2017年12月20日、アニメ最終回「発動！恋するハート！」にて満を持してこの曲が使用され、平坦ではなかった道を25年かけて這い上がってきた「魔法陣グルグル」という作品を締めくくった。

長らく原曲verは入手困難となっていたが、2012年に発売されたアルバム『OPENER』に「晴れてハレルヤ」と共に収録されたので、原曲verを聞きたい方はこちらをチェックしてみよう。

関連動画

EDアニメは、一枚絵がRPG風の枠付きで次々に切り替わる紙芝居形式。動きはほぼ無いものの、橋の上に二人(+1匹)が佇んでいる絵をズームアウトすると、実は滝にかかった虹を一緒に見ている絵でした――というサビ付近の演出は印象に残っている人も多いのではなかろうか。静止画動画なので比較的トレース・パロディがし易く、手描きMAD作品が多く作られている。しかし、上記の橋のシーンのズームアウトと最後のギップルをどう処理するかだけが若干厄介で、各作者、それぞれ趣向をこらしつつスムーズに切り替わるよう苦慮している。

余談として、サビ直前にニケとククリがケンカしてアッカンベーし合うシーンがあるが、原作漫画でもアニメ本編でも、2人がこのように仲違いしたことは一度もなかったりする。

(正確には、ニケの浮気・スケベ心に対しククリが妬いて一方的にボコボコにするのはいつもの展開だが、ニケの方が怒ったことは実は一度もない)。

原曲

アレンジが複数存在し、例えばアルバムVer.はライブ向けに序盤のイントロが1分超と長く、COCOROTO Ver.は母の訃報という不幸の後での収録となったためか、物悲しいしっとりした曲調になっている、など。
一番再生数の多いWind ClimbingのFull動画にはコメントアート職人(CA職人)が現れることもよくあるので、たまにチェックして、コメントが流れる前にマイメモリーに保存しておくと幸せになれるかも。

歌ってみた

名曲だけに、「歌ってみた」の題目に選ぶ人が初心者・熟練者問わず後を絶たないが、難易度はかなり高いので注意が必要である。凄まじく音域が広い曲なので、男声だと通常は1つオク下かキーを下げないとまともに歌えず、女声でも最高音部で声が引っくり返りかねない。

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外部ブログでのWind Climbing歌ってみたまとめ

演奏してみた

リコーダー、ギター、マリオシーケンサーなどなど。

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関連項目

• 奥井亜紀
• 魔法陣グルグル
• 晴れてハレルヤ