Z650とは、川崎重工業(カワサキモータースジャパン)が製造しているネイキッド(ストリートファイター)タイプの大型バイクである。1976年に発売された空冷四気筒エンジンのZ650(ザッパー)とは同じ名称ながら異なる系統であるが、軽量なスポーツネイキッドである点は共通している。
先代車種であるER-6nは、同社が製造・輸出、株式会社ブライトが日本へ輸入・販売していた大型バイクである。いわゆる逆輸入車である。
主に欧州向けにスタンダードなバイクとして販売されていたGPZ500SやER-5の後継車として2006年に発売された、649cc並列二気筒エンジンを積載したネイキッドバイク。兄弟車としてフルカウルのER-6f、遅れてアドベンチャーの Versys(ヴェルシス)も発売された。
非常に個性的な縦二灯ヘッドライト、エンジン下に収められたサイレンサー、車体右側にオフセットされたリアサスペンションなどが目を引く有機的なデザインと、ちょい乗りからツーリングまで幅広く使うことの出来る汎用性の高さが評価され、主要市場である欧州では大ヒットとなり初心者をはじめ幅広い層に親しまれる定番車種の地位を築いた。
…のだが2006年式には溶接の不良によりサイドスタンドに強い負荷がかかると根元のフレーム部分からもげる場合があるという事例が報告されているため、2007年式以降は改善されており、この型の中古車両を購入する際には年式に注意したい。すでに所有してる人は過積載やサイドスタンドターンの多用は控えよう。
2009年に発売。デザイン、性能ともに先代のコンセプトを継承しつつ熟成させたものとなっている。この型より製造がタイに移管されている。
2010年にはNinja400Rの発売に合わせて日本国内向けの400cc版であるER-4nが発売された・・・が、兄弟車に比べ非常に影が薄くモデルチェンジされることもなく一代限りで消えていった。
2012年発売。ツインスパーフレームを思わせる車体側からパイプ風のスイングアームまで一直線状になったダブルパイプペリメターフレームが特徴。車体のシルエットもライトカウルとタンクの一体感が増しており、走行性能ともにさらなる洗練がなされている。
2017年発売。カワサキにおいてフルカウルのNinjaと二枚看板であるネイキッドのZの名が与えられた。ヘッドライトは両サイド上部にポジション灯を配したパンツ顔異形単眼に、フレームは新設計のトレリスフレームに、特徴的だったオフセットされたリアサスペンションはホリゾンタルバックになり、テールランプはZ型に点灯するなど近年のZシリーズのコンセプトであるSUGOMIデザインへと変化を遂げた。エンジンはより中低速重視となり、車体は大幅に軽量コンパクト化され扱いやすさと走行性能の一層の強化が図られた。
この型よりNinjaとともに650ccクラスの日本国内仕様が発売。ABS,ETC車載器が標準装備されている。
掲示板
2 ななしのよっしん
2013/10/22(火) 18:46:24 ID: 4EaH8K8Ehl
3 VERSYS乗り
2014/01/01(水) 11:17:11 ID: q2ZHVFpkrf
北海道キャンプツーでレンタルしたよ。
VERSYS650より軽快だった。初大型にはいいと思う、めちゃくちゃ扱い安い。本当気軽に乗れる大型ってかんじ。
でもスクリーン、シート厚、サスストローク等から、長距離はVERSYSに遥かに劣るね・・・
そして不人気、誰も借りてなくて新車状態、慣らし運転させられたww
4 ななしのよっしん
2020/06/04(木) 20:27:55 ID: 2V8p0YXKiQ
ライバルはやはりMT-07かなぁ……向こうは大型屈指の人気車だが……
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最終更新:2025/12/25(木) 04:00
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