103
91 ななしのよっしん
2021/10/22(金) 14:20:33 ID: F3V9OivA6k
>>88>>89
ミュラーの来援は計算外だけど、その前の戦線崩壊は見た上での判断だからなぁ……軍規は軍規として、必要な時に独断専行出来ないなら将官いらないし(ヒルダは佐官待遇だけど)。
勝った場合でも、ラインハルトの方は結果論だとしてヒルダの判断を(不本意ながら)是としそう。一方でヒルダの方が余計なことした感を募らせて、辞任するしない少なくとも軍服は脱ぐいや落ち着けみたいな、逆の方向で拗れそう。
92 ななしのよっしん
2021/10/22(金) 16:32:52 ID: NeHAgPZVye
ヒルダはあくまで提案しただけの立場で、実際の軍事行動そのものの法的な責任は
提案を是として実行に移した艦隊指揮官たるミッターマイヤー、ロイエンタール両将にあるし、
だからこそミッターマイヤーも自己の権力目的ととられぬようにロイエンタールを巻き込んだわけで。
当人がどう責任を感じるかはさておいて、ヒルダの行動は軍規違反とはいえない
(>>91も言う通り、作戦目的達成のための独断専行は士官の権限であり義務)し、
それも引き返すよりハイネセンに向かったほうが48時間は早く、ヤンは合法政府の命令には従う、
という論理的推論に基づくもので、帝国軍の戦略的目的に合致している。
権限と論理が正当である以上、結果として戦場でもラインハルト勝利ということになったとしても、
双璧による軍事的行動を軍規違反として厳罰を加えることは難しいし、
ヒルダの方も秘書官の分を過ぎた行いと内々で叱責されることはあっても厳罰にできる行為ではない。
現実的にも、こういう「筋の通った独断専行」に厳罰を与えることは軍組織全体の萎縮につながって指揮が硬直化するおそれがあるのであまりよろしくない。
93 ななしのよっしん
2021/10/22(金) 18:04:22 ID: /Xd0NQgOwc
まあラインハルトがミュラーの到着でそのまま勝っていれば、少なくともオーベルシュタインはヒルダとミッタマイヤーとロイエンタールに対して、より強硬な態度になるだろうね。
94 ななしのよっしん
2021/10/22(金) 22:35:14 ID: F3V9OivA6k
その辺微妙なところで、これ以降オーベルシュタインはヤン一党と戦わない方向で謀略を進めていってる。「罠です……怒気あって真の勇気なき小人め」「イゼルローンごとき、いつでも奪回して見せる」と豪語してたのに参謀長としてまともな仕事できなかったのは、ああみえて結構堪えたんじゃないかな。
作戦は失敗、生き残ったのは運が良かっただけ(まあ、ミュラーが間に合ったのは本体をガンダルヴァから動かしてより早い短期決戦に持ち込んだ作戦勝ちともいえるが)だとトップ二人が痛感してる以上、それはそれとして釘は刺すだろうが、勝ったか負けたかで大きく対応は変わらない気がする。
95 ななしのよっしん
2022/01/06(木) 10:00:22 ID: FiP/PPPEJJ
単純に考えたらヤンと同盟の勝ちだけど
トリューニヒトのせいで降伏せざるを得なくなった訳だしなあ
現場の指揮官としてはヤンが勝ったけど政治を含んだ大きな戦略でラインハルトが勝った訳で
これって戦士というか覇道を歩んで相手を打ち負かしたいという欲求の強いラインハルトから見れば
凄い歯がゆくて悔しい結末だったんじゃないかな
命を奪い合う戦場の駆け引きでは結局ヤンに負けてた訳だし
ていうか銀英伝の大百科記事は何でこんな充実してるのが多いんだよ
wikipediaの実際の戦史の記事じゃあるまいしw
原作が架空戦史でファンの考察もガチなのが多いからか?
96 ななしのよっしん
2022/03/30(水) 15:32:53 ID: GTVoYg3moX
原作読んで無いけど藤竜版だとラインハルトの艦隊には熟練兵がいなくて負けた感がある
カイザーのカリスマが高すぎただけかもしれんが
97 ななしのよっしん
2022/05/26(木) 10:01:46 ID: Mv0l+sVwjF
>>92
「提案をしただけで実行者ではないから責任はない」
それだとヒルダもオリベイラとかと同じになってしまうのではないかな。
この場合、結果はどうあれヒルダも独断専行の共犯者として責任を取らせる、もしくは本人なりに責任を取る覚悟を示さないと筋が通らない。
あと忘れてはならないのはヒルダの提案は一度ラインハルトに明確に却下されたものであること。
にもかかわらずヒルダは結果的にそれを無視しているので命令違反になるし、トリューニヒトとの政治取引まで勝手にラインハルトの名を使ってやってしまってる。
ヒルダやトリューニヒトが裁かれないのも要は自分達で勝手に行った既成事実を盾にしている訳だから、はっきり言ってやったことは帝国正統政府がメルカッツに一方的に身分を押し付けたのと変わらないよ。
続き>>97
98 ななしのよっしん
2022/05/26(木) 10:08:01 ID: Mv0l+sVwjF
>>97続き
原作やOVAでのヒルダの対応は「自分で勝手にやっておきながらその態度は何だ?」というものだったし、ラインハルトに対する謝罪の意思も感じられないから約束を破ったりしないラインハルトの性格を見抜いた上での計算ずくだったようにも見える。
オーベルシュタインですらヴェスターラントの件で遺族から糾弾された時には提案者&共犯者として自分の罪を認めているのにヒルダはそこら辺を有耶無耶にしてしまって責任逃れをしてるようにしか見えない。
はっきり言ってヒルダのやり口はかなり汚いし、その後の対応もあまりにも無責任すぎる。
だからこそ、フジリュー版でちゃんと自分なりに責任を取ろうとしたのは素晴らしいものだった。
99 ななしのよっしん
2022/10/31(月) 22:50:22 ID: FNb94f8ITZ
>>85
遅レスだが、その方法はヤンには絶対にできない。なぜなら自由惑星同盟は民主主義国家だから。
自国民から物資を取り上げ、敢えて飢えさせる選択肢はヤンの信条以前に民主主義国家の軍隊にはない。原作でも焦土作戦の際に自分には決してできないと戦慄している。
ヤンがとった、国土防衛を放棄してのゲリラ戦術でさえ国防軍としてはかなりイレギュラーで、実際それで首都を抑えられているわけだから、その時点で戦略的には敗北している。
100 ななしのよっしん
2023/08/30(水) 17:39:23 ID: /SRjZ4uM/o
この戦いを最後に決定づけた、地球教団を動員してのトリューニヒトの逆クーデターだけど、これを命じた側と応じた側が逆だった、つまり地球教団がトリューニヒトに「帝国軍に降伏するためにアイランズやビュコックら抗戦派高官を拘束させろ」と要求していた、という可能性はないだろうか。
この段階でハイネセンの地球教団は新銀河帝国乗っ取り計画を前提に動いていた。
そして、帝国本土浸透要員としてトリューニヒトを再活用しようとしたけど、地球教団から解放されたいトリューニヒトは先手を打って教団をケスラーに売った。
その結果がキュンメル事件だった、というところまでは想像したんだけど、さてどうかな。
101 ななしのよっしん
2024/08/19(月) 09:09:10 ID: FNb94f8ITZ
>>100 可能性はありそう。というかそういう理由でもないとトリューニヒトの行動としてはどうにも不可解。このスレで言われてるように、あの行動さえなければ同盟が勝利していたというなら、救国軍事会議の時のように地下に隠れているだけで良かったはず。ラインハルトを失った帝国軍がどんな方針で動くにせよハイネセンの長期占領などできないのだけは確かだろうから、その後に出てくればそれで良かった。
102 ななしのよっしん
2025/09/03(水) 00:30:00 ID: 6N54QS/Gy7
ちょっと思ったんだが、仮にヤンがラインハルトを屠って帝国軍が撤退したとして、帝国軍の将星たちはディアドコイ戦争を本当に始めるんかな。
というのもラインハルト直属提督のほとんどって「スペックは高いし上昇志向もあるが野心はそれほど」ってタイプが大半で、何より後継最有力候補の双璧のうち、ミッターマイヤーがロイエンタールを支える側にまわりそうだし(四天王、とくにバイエルラインあたりは焚きつけそうだけど)
レンネンとファーレンハイトは野心高めだし、ビッテンは何するかわからんし、要衝イゼルローンを抑えているルッツ、本国の中枢を管理してるメックリンガーとか不確定要素はあるけど、何となく「ロイエンタールを中心とした集団指導体制」ですんなりまとまる気がするんだが。
103 ななしのよっしん
2025/09/03(水) 00:53:03 ID: NeHAgPZVye
それはわからんでもない
ただ、ロイエンタール自身はあれで割と守成の人なところがあって、銀河統一はあんまり求めてない
(叛乱起こしたときも「帝国の支配権があれば旧同盟領はくれてやる」ってスタンスだったし)
ラインハルトにくらべ政権の求心力が劣るのも間違いないし、結局仲間割れするか、別勢力が現れるか、集団指導体制をとっても帝国の統一がいつまで保つだろうかという疑問はある
ヤン的には、とにかく同盟立て直しの時間を稼ぐことが大目的であるからして、
帝国軍が一旦撤退してくれるならばどういうかたちになっても大差はないわけで。
実際には単にわかりやすい可能性として「後継者争い」を持ち出しただけかもね
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。