リトルワンダーとは
リトルワンダー(Little Wonder)は1837年生まれのイギリスの元競走馬。鹿毛の牡馬。
世界の主要レースを勝った馬の中で最も小柄な馬の一頭として知られる。
父Muley 母Lacerta 母父Zodiacという血統。
父Muleyはニューマーケットで2勝した程度の馬だが、母親にオークスとダービーの両方を勝ったEleanorを持つ良血馬。
母Lacertaはリトルワンダーの他に5頭のリトルワンダーの全きょうだいの子を残し、Marvelはニューマーケットでの競走を複数回制し、The Little Knownは種牡馬として活躍した。The Little Knownの血はダービー、セントレジャー優勝のDonovanやオークスとセントレジャーを制したMarie Stuartなどに残されている。
リトルワンダーはアンダーリーで生産され、1歳時にドンカスターセールでデヴィッド・ロバートソン氏(のちの初代マジョリバンクス男爵)に65ギニーで購入された。
2歳になっても14ハンド3・1/2インチ(約141.1cm)までしか成長しなかった。ポニーの定義が147cm以下なので、この馬はサラブレッドとポニーの両方の条件を満たしていることになる。小柄ながら美しい鹿毛の馬と伝えられている。
リトルワンダーは10月のニューマーケットでデビューしたが、ここでは着外に敗れた。2戦目のナーサリーSでは2着に敗れたが、勝ち馬のAssasinより8ポンド重く背負わされた結果だった。
3歳になったリトルワンダーはダービーステークスに出走したが、ここでは17頭立ての50/1(51倍)のオッズと人気薄だった。しかしレースが明けてみるとLauncelotとDiscordから1馬身差、さらにはその他の馬には大差をつけての勝利でダービーの栄冠を手にした。
その後フロックでないことを証明するためにアスコットSに出走したが2着と敗れた。辛辣なコメンテーターからは「やっぱりフロックじゃねーか!」という声もあった。
その後故障が見つかり、2年間の休養を取らざるを得なかった。
この年の7月のチェスターフィールドCで復帰したが着外だった。
グレートヨークシャーHではトップハンデを背負い3着に食い込んだ。
ロクスバーグゴールドカップで3着で、その日の午後に行われたボーダークラブレーシングSで3着だった。
そしてこのレース後にまた故障が見つかり、休養期間に入った。
8月のグレートセントウィルフレッドハンデSに出走したが没収競走となった。
リトルワンダーはこの年の10月に調教中に疝痛で死亡した。
通算8戦1勝。
| Muley 1810 鹿毛 |
Orville 1799 鹿毛 |
Beningbrough | King Fergus |
| Fenwicks Herod Mare | |||
| Evelina | Highflyer | ||
| Termagant | |||
| Eleanor 1798 鹿毛 |
Whiskey | Saltram | |
| Calash | |||
| Young Giantess | Diomed | ||
| Giantess | |||
| Lacerta 1816 鹿毛 FNo.11-c |
Zodiac 1801 栗毛 |
St George | Highflyer |
| Eclipce Mare | |||
| Abigail | Woodpecker | ||
| Firetail | |||
| Jerboa 1803 鹿毛 |
Gohanna | Mercury | |
| Sister to Challenger | |||
| Camilla | Trentham | ||
| Coquette |
クロス:Highflyer 4×4(12.50%)、Eclipse 5×5×5×5×5(15.63%)、Herod 5×5×5×5×5×5(18.75%)
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最終更新:2025/12/26(金) 15:00
最終更新:2025/12/26(金) 14:00
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