リンデン(ファイアーエムブレム)とは (リンデンとは) [単語記事]

リンデンとは、ゲーム『ファイアーエムブレムエンゲージ』の登場人物のことである。

概要

イルシオン王国の元王城兵。3人の子供を育て上げた父親で妻には先立たれている。アイビーやオルテンシアとも面識があり、イルシオン王・ハイアシンスの兄に仕えていたが、ハイアシンスが王になった後に王城から去っていた。
元々はハイアシンスに対しては好感を持っていなかったが、ハイアシンスの言葉を聞き、考えを改めている。次代の王になるのはアイビーであるべきだと考えており、アイビーが神竜軍に属して生きていたことを理由に邪竜ソンブルや四狗の駒となっている形だけのイルシオン王国ではなく未来のイルシオン王国のためにリュール達に協力する。

老い先の短さを自覚しており、助言する一方でジャンやオルテンシアに対して頼ったり師として扱うことには複雑な思いを抱いている。

学者として様々な研究や開発を行っているそんな一見真面目そうな彼だが、何故かやたらとサンダーに固執しており、実験をする時も料理を作る時も兎にも角にもエルサンダーを当てたがる（というか当ててる）描写が見られる。しかも研究（サンダー）対象は物だけではなく人にも向けられており、その矛先はリュールにも向けられていた。そしてヴァンドレに叱られた。

なお、実は本作唯一の（リュール或いはオルテンシア及びアイビーから）話しかけることで味方になる寝返りキャラクターであるのだが、本作のシステム上ターン経過で突撃型に変わることと雷系の魔法の射程が長いことも相まって苦戦を強いられるユーザーも少なくない。

ユニット性能

初期クラスは『セイジ』。天性素質は杖。個人スキルは自身の装備武器の武器レベルが相手の武器レベルより低い時、必殺＋20される『歴戦の勘』。

ファイアーエムブレムシリーズによくいる「終盤に加入する上級魔道士ユニット」である。魔法防御の初期値が21と高く、魔力と速さも及第点はある。成長率は凡庸だが、即戦力として扱うには十分な初期値を持ってくるため、魔道士ユニットが育成出来ていないor頭数が足りない場合は頼ってみると良いだろう。天性素質が杖のため、セイジのままでも杖の武器レベルがAに達し、杖振りユニットとしても優秀。

…とまあここまでだとよくいる地味ユニットの枠を出なかったのだが、よくみると彼の固有スキルがかなり強烈。終盤の敵は大抵武器レベルAの銀武器装備のため、武器レベルがB以下の武器を装備していれば全ての武器がキラー系並みに必殺を出しやすくなる。これは魔法であっても当然のように発動するため、「必殺が出やすい魔道士」という唯一無二の個性を獲得することに成功している。
射程が3あるサンダー系列に必殺の上がる紋章をつけて装備し、絆の指輪である「オルエンS」を装備することでサンダーが2回攻撃になる「ダイムサンダ」を習得させれば「長射程から一方的に必殺二連撃で敵を焼き尽くす」殺意マシマシおじいさんの完成である。支援会話みる限りこの使い方をスタッフも想定しているのではないだろうか