200勝とは、日本プロ野球名球会の入会条件のひとつ。先発投手の入会条件。
2000本安打、250セーブと同様、日米通算でも名球会入りは認められる。2015年現在の達成者は25人。
野手の入会条件である2000本安打がコンスタントに達成者が出ているのに対し、200勝は現在、達成者が滅多に出ない記録となっており(90年代以降で北別府学、工藤公康、野茂英雄、山本昌の4人だけ)、その達成難易度の差がしばしば議論の対象となっている。
かつては投手分業制が確立されておらず、シーズン20勝投手が珍しくなかったが、現在は投手分業制の浸透でシーズン20勝は稀となった。このため現状では200勝の達成は著しく困難となっている。90年代以降は特に顕著で、90年代を代表する大投手である斎藤雅樹(通算180勝)や、11年連続2桁勝利の記録を持つ星野伸之(176勝)でも到達できていない。
具体的に言えば年間15勝で14年かかるのである。野手でシーズン150安打は1年間レギュラーであれば十分達成可能だが、投手の年間15勝は最多勝争いをするレベルの数字であることを考えれば、その難易度の差が解る。また安打は個人の力だけで放てるが、勝利投手になれるかは打線の援護やリリーフ投手にも左右されるという点も大きい。
もっとも、名球会の設立時点に限れば、200勝投手は15人、2000本安打達成者は11人で、当時は200勝投手の方が多かったのであるが。現在は200勝25人、2000本安打49人となっている。
余談だが、最も200勝に惜しくも届かなかった選手は「小さな大投手」と呼ばれた元広島カープの長谷川良平(197勝)である。
太字は現役選手。数字は2014年シーズン終了時点。斜体は名球会員でない選手。
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最終更新:2024/05/11(土) 20:00
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