【将棋実況】角と飛車はどちらが強いのか【五番勝負】 動画

3.7千文字の記事

と飛は一体どちらが強いのか」

もが一度は抱いた疑問、そんな疑問に終止符を打つべ
と飛のお二人に五番勝負で対局していただきましょう

通常の将棋ルールでは、対局する2人は飛行を1枚ずつ使用する。対して、この動画は一方が飛2枚、もう一方が行2枚使用する特別ルールで、コンピュータ将棋プログラムBonanzaに対局させ、その様子を実況したもの。なお、動画中では便宜上、飛を2枚使う側を“飛”、行を2枚使う側を“”と呼称している。実況プロパンゴリラ氏。一手1い展開に対する忙しない実況も面く、将棋に詳しくない人にも楽しめる動画となっている。

なお、この記事では印的な局面や実況名台詞についても触れるため、ネタバレ注意

第一局

1手3六歩)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:なし持ち駒:なし
21手7三角成)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:金歩二持ち駒:歩二
  • 初手3六歩(左図の局面)について「おおっと!」「シンメトリーだから7六も3六も変わらないということか」
  • 居飛車 対 居将棋となっております。この表現が正しいのか?」
  • 7三角成(右図の局面)について「いきなりを切っていった! 上にも置けない
  • 終局後には「へぇ~」「てか実況めっちゃむずいな」と本音が漏れる場面も。

第二局

38手7二金)右矢倉
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:歩持ち駒:なし
57手8九飛)複線地下鉄
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:歩持ち駒:歩

第三局

16手5二飛左)居飛車・中飛
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:なし持ち駒:なし
43手5八グラファイト美濃
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:飛歩三持ち駒:歩二
  • 5二飛左(左図の局面)について「おおっとこれは振り飛車振り飛車振り飛車です」
  • 5五右と……なかなか見ない符号だ」
  • 後手が飛を切ってを手に入れた局面で「飛上にも置けない」
  • 先手が4枚の駒で飛を囲んだ局面で「飛を閉じ込めた! どっちだ、どっちが欲しいんだ」
  • 「取るしかない、今流行りの“取るしかない”
  • 複雑な局面に思わず「よく分かりません」「これは何だ、これは……分かりません、まったく分かりません」
  • Bonanzaが詰みまで読み切ったことをメタ読みして「いつものやつだ、いつものやつです」

第四局

15手8八飛寄)H-IIロケット
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:歩持ち駒:なし
53手3九玉)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:飛金歩五持ち駒:なし
  • 6八飛右について「四間飛・向かい飛ダブルの組み合わせです」「なんとな攻めだ!」
  • 8八飛寄(左図の局面)について「おおっと! これはロケットだ!」
  • 狙いの分かりにくい手について「高度なのか? 本当に高度なのでしょうか?」
  • 2八飛打に3九玉と強気に受けた局面(右図の局面)で「ぉおっほ! すごい!」
  • 「このを受けないといけない……受けない! あくまで攻め合い……を取って……を取らない!
  • 後手が飛を取った局面で「さすが……どっちがだっけ? 後手が
  • 「この成抜くための一連の手順だったということか。本当か?」
  • 「ここで受けるようでは先手が苦しいのかな? 苦しい……? 苦しいです! おそらく」
  • 終局後には「さっさと決まってほしい」と疲れを見せる場面も。

第五局

12手7二飛左)居飛車・袖飛
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:なし持ち駒:なし
33手2五弾頭
9 8 7 6 5 4 3 2 1
持ち駒:なし持ち駒:なし
  • 美濃囲いがよく採用されることについて「美濃囲いが大好きです!
  • 7二飛左(左図の局面)について「おおっとここで! ここで7二飛左!」
  • 3二について「穴熊じゃなく美濃囲い……なるほどこれ実況のことを考えてくれているのか」
  • 形勢判断が難しく「まったく分かりません」
  • 終局後には「へぇえ~!」と驚きを露わにする場面も。

結果

五番勝負

3-2で勝利となった。実況プロパンゴリラ氏は、将棋タイトル戦になぞらえて「飛からタイトルを奪取」と表現した。

反応

※以下、肩書・段位は当時のもの。

プロ棋士

片上大輔六段(日本将棋連盟常務理事)は、動画について「すごい」と感嘆した[1]一方、中終盤での逆転に注[2]、改めて将棋の魅力を実感した様子だった。

野月浩貴七段は、ニコニコ生放送で問われた際に飛側が有利ではないかと答え、今回の結果については意外といった反応を示した。奨励会時代に遊びでしてみたところ、飛側が全勝したとのこと。両方のの利きを止めるためにまずは5六歩(5四歩)から5五の位を取り、その後はによるコビン攻めに気を付けつつ、飛を縦に並べた棒銀ならぬ棒飛のような作戦が有効だったと述べた。

ニコニコ生放送中に山口恵梨子女流初段が野七段と対局してみたところ、飛側を持っても側を持っても野七段に容赦なく攻められてしまい、たまらず「飛とかとか関係なく強いほうが勝つんじゃないですか」と発言した。[3]

後日、野七段もこの動画を視聴し、「一手1将棋スポーツ実況のように話すのが凄い!」とtwitter感想を述べている。プロパンゴリラ氏がアップロードした他の将棋動画についても、トーク力や説得力に感心した様子を示した。[4]

将棋愛好家

将棋において飛龍王)と行()は非常に強力な駒であるため、趣味将棋す人、あるいは観る将の人の関心を惹くテーマであり、ランキング上位に入ったことも関係して2月25日頃から急速に再生数が伸びた。この動画を視聴した後、実際にコンピュータに対局させた方も多く、結果飛側が勝利したという報告もある。また、金と、あるいはと香ではどちらが強いのかなど盛り上がる様子も見られた。

ちなみに、この動画投稿される6年以上前に、同様の試みを行った将棋がおり、3局行った結果すべて側が勝利したとのこと。詳細は2枚飛車vs2枚角 - マッタリプログラミング日誌exit参照。

考察

大駒の相対的な価値評価
龍王 行( 歩兵
谷川浩司九段による評価[5] 10点(12点) 8点(10点) 1点
較用
佐藤康光九段による評価 19点(19+3点程度) 17点(17+3点程度)
  • 側は玉の囲い方が難しく、攻めにを使うと必然的に囲いが薄くなる。また、自の2枚の飛は案外扱いづらい。大駒交換すると、が持ち駒になる。飛を持ち駒にするには相手に一度渡さないといけない。
  • 側は同じ筋にがいるため、桂馬なども上手く活用し一か所を集中して攻める形にしないと機しづらい。大駒交換すると、飛が持ち駒になる。を持ち駒にするには相手に一度渡さないといけない。

関連動画

企画

マイリスト

関連生放送

ニコニコ超会議2016囲碁将棋ブースにて、プロ棋士による飛2枚vs2枚の対局が実際に行われた。対局者は佐藤紳哉七段と飯島栄治七段。解説渡辺明竜王実況プロパンゴリラ氏(本動画実況者)が務めた。

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *@shogidaichan - twitterexit
  2. *@shogidaichan - twitterexit
  3. *リアル「角と飛車はどちらが強いのか」で勝負する野月七段と山口女流 - ニコニコ動画exit_nicovideo削除済み)
  4. *@nozuki221 - twitterexit
  5. *谷川浩司将棋に勝つ考え方』(1982年)では飛龍王)は15点(17点)、行()は13点(15点)としている。
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