クランプとは、スーパードンキーコングシリーズに登場する敵キャラクターである。
概要
初登場はスーパードンキーコングで、クレムリン軍団の上級のワニ。
体の色は茶色。
攻撃パターン自体は最下級のクレムリンであるクリッターと同じく左右をウロウロしているだけ。だが、弱点の頭を守るように軍の兵隊を彷彿とさせるヘルメットを被っていて、ディディーコングの踏みつけは無効化されてしまう。従って、ディディーの攻撃はローリングアタックのみが有効となる。
一方でドンキーの場合は重量系キャラらしく、ローリングアタックに加えて踏みつけも有効になる。
ワールド5「カントリーファクトリー」のボス「ダムドラム」が排出する雑魚敵の一体でもある。
排出する順番は4番目だが、3番目のクラップトラップが初見殺し気味だったのに対して少々箸休め気味のポジションにはなっている。しかし、ディディーを操作している場合は直前のクラップトラップに踏みつけが有効なのに対して、その次に出現する彼に対しても踏みつけが有効と思い込んでしまう可能性がある。
スーパーファミコンの説明書によると、バナナ倉庫を襲撃してディディーをタルに詰め込んでいる。しかし、ゲームボーイアドバンス版で追加されたプロローグには登場せず、結果的に設定面に矛盾を生じさせてしまった。
ドンキーコング64でのクランプ
ドンキーコング64にも登場するが、こちらは体の色はピンクとなっている。
初代ではクリッターよろしく左右をウロウロするだけだった攻撃パターンから一転。ヘルメットのデザインよろしく緑のオレンジ爆弾を投げて攻撃してくるという、パワー自慢の雑魚敵へと変貌を遂げることになった。
また、オープニングのモンキーラップでは締めに爆弾を投げている。
ドンキーコング たるジェットレースでのクランプ
ドンキーコング たるジェットレースではデザインが変わって体の色が茶色に戻り、少しおとぼけな性格と紹介されている。ヘルメットではなく樽型のバケツを被っている。
先のドンキーコング64から引き続き所謂「重量級」キャラとして設定されていて、曲がりやすさと加速は低いが、最高速が速い。
スーパードンキーコング2以降のナンバリング作品でのクランプ
SFCにおける続編作品『スーパードンキーコング2』には直接登場しないが、「キャノン」という姿が似ているクレムリンが登場している。
キャノンは主に前作におけるミニネッキーを彷彿とさせる様な一直線上に放たれる砲弾での飛び道具攻撃を得意としている。また、更なる次回作となる『スーパードンキーコング3』では、キャノンの能力を引き継いだクレムリンである「バズーカ」が登場。すなわち、SFCにおけるナンバリング続編では、彼の性能を引き継いだ純粋な後継者ともいうべきキャラクターは一切登場せずに終わった。
何故、ナンバリング続編に彼の後継者が現れなかったというと、上述の様に攻撃パターンと特徴がクリッターと全く変わり映えしなかった事と見られる。
もっとも、彼はN64以降に発売されたタイトルではパワー系キャラに位置付けられた事によりクリッターと差別化される様になるのだが、結果的に初代以降の彼の登場や活躍はハード面での進化まで待たなければならなかった。
アニメ版ドンキーコングでのクランプ将軍
1999年にテレビ東京系列で放送されたCGアニメ『ドンキーコング』でもゲーム同様にクレムリン軍団の一員として登場。アニメでの声優は園部啓一でクランプ将軍という名称になっている。
体の色は緑。一人称は私で、キングクルールに絶対の忠誠を誓って側近を務めているが、クルールに不満を抱いていないわけでもない。家族がいない天涯孤独で生きていたが、実は海賊のキャプテンスカービィーの生き別れの弟である。
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