ゴブリン突撃部隊単語

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ゴブリン突撃部隊とは、遊戯王OCGカードである。

概要

2000年12月14日発売、「Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-」で初登場。テキストは以下の通り。

効果モンスター
4/地属性/戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。

遊戯王カードWikiexit より引用

デメリットはあるものの、下級モンスターとしては高い2300の攻撃を持つ下級アタッカーの代表格。お世話になった決闘者も多いだろう。デメリットの都合上、通常は2ターンに1回しか攻撃できず、守備が0のためすぐに戦闘破壊される可性が高いものの、使い捨てのアタッカーとしては非常に優秀なである。

2300の攻撃があれば大抵の下級モンスターや「サイバー・ドラゴン」は一方的に倒せる。「ガイアパワー」などの強化を利用すれば上級モンスターすら一方的に倒せるほどのである。
また、戦士族であるため「増援」でデッキから呼び寄せられるのも嬉しい。戦士デッキでは攻撃の要として大いに活躍してくれる。

攻撃後はメインフェイズ2でシンクロエクシーズ素材にしてしまうと駄が少ない。

自身のデメリットを打ち消せる「最終突撃命」や「スキルドレイン」とのコンボも考えられる。

「最終突撃命」は全てのモンスターを強制的に攻撃表示にするので、このカードが守備表示になった直後に再び攻撃表示に変更させられる。低い守備をさらけ出さずに済み、さらに毎ターン2300の攻撃が可になる。
「最終突撃命」発動下では「ライトロードマジシャン ライラ」は擬似ハーピィの羽根帚」となるなど、様々なコンボがあるので、それらを上手く絡めれば攻撃的で強デッキになるだろう。仮に「最終突撃命」がない状況でも使い捨てアタッカーとして使用できるので、このカードを手札で持て余すことは少ない。

スキルドレイン」でデメリット効果を効にすれば、デメリットなし下級2300アタッカーとなることができる。さらには相手のメリット効果も消せてしまうので、効果モンスター中心のデッキ相手には特にデュエルを有利に進めることができる。
この場合、より高い攻撃となる「可変機 ガンナードラゴン」や「神獣王バルバロス」も存在するが、そちらとべた場合、「スキルドレイン」が存在しない状況でも高めの攻撃が得られる利点がある。
また、このカードより攻撃が高い2400の下級モンスターである代わりに相手に1ドローさせてしまう「電動」なども存在する。それぞれ種族やデメリットが違うので、どちらを優先するかは各々のデッキタイプにあわせると良いだろう。


有用なカードでありながら、低レアリティで何度も再録されており、入手が較的容易なのも嬉しい。これからデュエルを始める初心者でも楽に入手できる。

「次の自分ターンの~変更することができない。」効果は、いかなる効果でも変更できないということではなく、通常1ターンに1度可な表示形式の変更が不可能になる、という意味である。そのため、上述の「最終突撃命」とのコンボが可となる。

守備表示になる効果を生かして「プリベント・スター」を装備することが可。守備が低く破壊されやすいので、除外効果を発動しやすいが、装備魔法そのものを除去されたり、選択したモンスターシンクロエクシーズ素材となると駄になるため、リスクが大きい。

突撃部隊のやられ役ロード

第2期から存在し、現在でも実用性の高いこのカードだが、実は様々なカードイラストでもその姿を見ることができる。そのため、直接このカードを見た事のない人でもその姿を見たことのある人は非常に多いだろう。

実際のカードの強さに反例するかのように、やられ役としての登場が多く、デュエリストの間でもそれが有名だが、トークン○○祭など、やられ役でない描かれ方をしているカードそれなりに存在する。多くのカードに登場しており、それらのカードを集めてイラストをじっくり眺めてみるのもおもしろい。

トークン収穫祭(―しゅうかくさい)

較的しい、やられ役ではない突撃部隊
トークンを収穫する、ほのぼのしたイラストとなっている。突撃部隊として戦場で戦う彼らも、ひとたび戦場から離れればこのような平和な日々があるのだろう。

絶対魔法禁止区域(ぜったいまほうきんしくいき)

大地の騎士ガイアナイト」とかの話をしているとよく出てくるあれ。
効果モンスターである突撃部隊は「ブラック・ホール」に飲み込まれているが、通常モンスターである(効果モンスターではない)「ヂェミナイ・エルフ」は守られている。

やられ役としての歴史の始まりである。

 

精気を吸う骨の塔(せいき―す―ボーンタワー)

デッキ破壊効果を持つアンデットモンスター
イラストでは、突撃部隊が精気を吸われている。

 

アースクエイク

モンスターを全て守備表示にしてしまうカード
イラストでは突撃部隊アースクエイク地震)の被害にあっている。

実際のデュエルでは突撃部隊に対する対策にはならない可性が高い(すぐに守備表示になるため)。

 

ミクロ光線(―こうせん)

一時的に守備を0にするカード
突撃部隊ミクロ線を浴びて小さくなってしまった。

突撃部隊の守備は0なので、効果で守備が上昇していない限り使用する意味はない。
もしかしたら突撃部隊イラストに描かれているのはミクロ化した後の姿で、元々はもっと守備が高かったのかもしれない。単に守備0の徴的存在ということかもしれないが。

パック「天空聖域」では一気に3枚ものやられ役カードが登場している。そして、その全てが直接このカードにはあまりを及ぼさない。

 

 ハンマーシュート

もっとも攻撃の高いモンスターを破壊するカード
ハンマーシュートで突撃部隊がつぶされている。そろそろやられ役についてきた。

実際のデュエルでも、突撃部隊は攻撃が高いので較的破壊されやすい。

振り出し(ふ―だ―)

バウンス効果を持つ通常魔法
振り出しに止まりそうなモンスターを見て突撃部隊で笑っているという、しくやられ役ではないカード

突撃部隊をこのカードで戻す意味は薄い。全くいわけではないが、理して戻す必要はない。

本陣強襲(ほんじんきょうしゅう)

微量ながらデッキ破壊効果を持つカード
イラストでは「切り込み隊長」に突撃部隊が切りつけられている。イラスト的には後に登場する「反撃準備」の続きであると思われる。
「切り込み隊長」を破壊し、デッキの突撃部隊墓地に送ったといったところだろう。

攻撃後の突撃部隊を破壊して使ってみるのも良いかもしれない・・・が、突撃部隊デッキ破壊には向いていない。


 

メデューサ・ワーム

再利用可な破壊効果を持つ。
イラストではメデューサの名の通りか、突撃部隊石化している。

 

トークン謝肉祭(―しゃにくさい)

イラストは「トークン収穫祭」の続きともいえるもの。恐らくは収穫祭で収穫したトークンを謝祭で食べているのだろう。
3枚やられ役ではない突撃部隊の姿が見られるカード。つかの間の休息である。

効果は特に突撃部隊とは関連しない。

 

反撃準備(はんげきじゅんび)

「切り込み隊長」の攻撃に対して反撃準備をしようとする突撃部隊の姿が描かれている。
が、「本強襲」のイラストを見る限り、その反撃には失敗したのだと思われる。もっとも、このカードイラスト自体、かなりあわてて準備している様子なので理もないか。

実際のデュエルでも突撃部隊サポートにはなるが、リスクが大きいのが難点。ノーリスク単発表示形式変更カードを使うか、使い捨てと割り切るのが良いだろう。

貫通効果のようなテキストだが、実際は「反撃準備」の効果によるダメージなので勘違いしないように気をつけよう。

 

第4期突入以降毎回イラストに登場していた突撃部隊だが、ここでいったん途切れることになる。

集団催眠(しゅうだんさいみん)

エーリアンカテゴリサポートカード
「侵食細胞「A」」(モンスター1体にAカウンターを乗せる通常魔法(のイラストに描かれているもの、おそらくはAカウンター))がり付いた突撃部隊の3人が集団催眠に遭っている。

デュエルではルール上は突撃部隊カード1枚で一つのモンスターなので、一気に3部隊が集団催眠に遭うという光景を見る可性もある。

 

細胞爆破ウイルス(さいぼうばくは―)

条件が限定された「聖なるバリア-ミラーフォース-」。Aカウンターエーリアン)のサポートカードといえる。
A細胞(Aカウンター)の乗った部隊員の攻撃でほかの部隊員も巻き添えになっている。カードの効果をよく表したイラストといえるだろう。

イラストから分かるとおり、発動条件は「Aカウンターが乗った相手モンスターの攻撃宣言時」だが、破壊するのは「相手フィールド上の攻撃表示モンスター全て」である。

 

二重の落とし穴(デュアル・ホール)

デュアルモンスターサポートカード。発動に制限がついた「サンダー・ボルト」。
イラストでは「巨人ゴーグル」(デュアルモンスター)を破壊して落とし穴に引っかかる突撃部隊の姿が描かれている。

 

トークン復活祭(―ふっかつさい)

またしてもトークン関連カード
ここでも一見ほのぼのとしたイラストが描かれているが、よく見ると後ろの一体は泡を吹いてざめている。つまり、この後には……。

 

暴君の暴力(ぼうくん―ぼうりょく)

一応、相手の行動を制限するカード
イラストでは、通常裸の王様」のイラストに描かれている王がで突撃部隊暴力を振るっている。ただ、この王様は「暴君の威圧」で「切り込み隊長」に怒る様子が描かれており、「反撃準備」、「本強襲」のイラストを見る限り敵であると思われる「切り込み隊長」と突撃部隊、そして王様の関係がどうなっているのかはよく分からない。

 

統制訓練(とうせいくんれん)

変わった除去カード
イラストでは気をつけをする突撃部隊レベル4)は破壊を免れているものの、「スカゴブリン」(レベル1)が破壊されている。
統制訓練とは言うものの、これでは訓練でもなんでもない。

 

攻通規制(こうつうきせい)

限定的なロックカード
イラストでは「メンタルカウセラリリー」によって突撃部隊の攻撃が規制されている。攻撃は突撃部隊が上回っているのでずくで突破できなくもなさそうだが、それをしないのは何か理由があるのか。

当たり前だが、ルール上はカード1枚で1体なので、突撃部隊だから1枚でたくさんカウントされるなどということはないのでご安心を。

 

アイスバーン

属性版「つまずき」。

イラストでは氷の上で滑ってまともに立てない突撃部隊の姿が描かれている。見事なこけっぷりを見せる部隊の中で1人だけ持っている棍棒を支えになんとか立っているやつを応援したくなる。一方で「ガガギゴ」は上手にバランスをとっており、属性以外を守備表示にしてしまうカードの効果をよく表している。

アイスバーン(独:Eisbahn)は、スケートリンクを意味する。また、日本では路面凍結の事をしてアイスバーンと呼ぶこともある。寒冷地では本当にイラストの突撃部隊のような状態になることもあるので気をつけよう。

 

トークン生誕祭(―せいたんさい)

トークンと引き換えにモンスター蘇生できるカード

イラストでは生誕祭を祝う、楽しそうなゴブリン達の姿が描かれている。

補給部隊(ほきゅうぶたい)

モンスターが破壊されたときにドローして損失を取り返す。

イラストには、戦地で「ゴブリンエリート部隊」の部隊員に叱られながら補給部隊をこなす突撃部隊の姿が描かれている。

【アニメオリジナル】レベル包囲網 -グラビティ・ゲイン-(―ほういもう―)

ガーディアン・バオウが使用したカード融合できない十代に対して、下級E・HEROの攻撃を封じるために発動した。
イラストでは突撃部隊レベル包囲網にかかっている。

【アニメオリジナル】パワー・ギフト

ミスターTが使用したカード
イラストでは突撃部隊コントロールしている側のプレイヤーが相手の「ロケット戦士」をパワーアップさせている。

【アニメオリジナル】宮廷のマナー(きゅうてい―)

イェーガーが使用したカード。発動に制限のある「聖なるバリア-ミラーフォース-」。

こちらでもやっぱり王にしかられるやられ役である。ただし、この王は「裸の王様」ではなく、「王宮の勅命」などに登場するほうである。一体この部隊はだれに仕えているのか。

【アニメオリジナル】戦闘重力(バトル・グラヴィティ)

カイトが使用したカード。攻撃をしなかった場合にダメージを与えるため、守りに入った相手にダメージを与えられる。

重力に押しつぶされそうになっている突撃部隊が描かれている。突撃部隊デメリットで一度守備表示になると、次の自分のターンエンドフェイズまで表示形式を変更できないため、他にモンスターがいない場合、このカードの効果でダメージを受けてしまう(実際はその前に破壊される可性のほうが高いだろうが)。

【アニメオリジナル】千畳敷返し(せんじょうじきがえ―)

ポン太ギラグ)が使用したカード

イラストでは「子たんたん」によって「ゴブリン突撃部隊」が吹き飛ばされている。

【漫画オリジナル】ダブル・バウンド

カイトが使用したカード

イラストでは部隊員が踏み台にされている。

アニメでの活躍

アニメDMオリジナルデュエル、御伽VS城之内戦で城之内が使用した。即で作ったデッキたまたま入っていたカード
その攻撃で御伽に痛手を与えるが、最終的には逆転されてしまう。

気に入ったのか、その後もアニメオリジナルストーリーでは城之内が使用している。
VSマスクザ・ロック戦では「旅人の試練」で手札に戻され帰宅部隊となるなど、視聴者に笑いを提供したが、最後は「早すぎた埋葬」で復活し、見事にフィニッシャーとなった。その姿はオヤジ狩りのよう。

アニメGX異世界編でも登場。「暗黒界」の配下らしい。

アニメ5D'sでもチーム・サティスファクションとして活動していたころのジャックデュエルしたM地区のデュエリストが使用している。
守備表示のところを「ツインブレイカー」に戦闘破壊された。

漫画Dチーム・ゼアル」で遊馬が使用。「ズババジェネラル」に装備された。

DMから5D'sまで、アニメ3作で皆勤賞アニメZEXALでは登場しなかった。

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ゴブリン突撃部隊

9 ななしのよっしん
2012/03/25(日) 20:11:35 ID: ohDgCt4pox
OCG世界観が表れているような表れてないような
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10 ななしのよっしん
2012/03/25(日) 23:40:45 ID: KCrvvn1kxS
>>7
あの攻撃法は「リンチ」以外のなにものでもないと思う
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11 ななしのよっしん
2012/04/16(月) 22:53:10 ID: 7vL2dmLvSs
新しいパックにまたもゴブリンが…

その名も「ゴブリン切り込み部隊
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12 ななしのよっしん
2013/02/23(土) 00:24:04 ID: wJ+JPGpn/R
このカードが出るまでは
当時攻撃2000ポイント以上の
デメリット効果付きモンスター
地雷蜘蛛とかダークエルフとか
しかいなかったからなあ

当時は集めやすさから
初心者によく使われるカードだった
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13 ななしのよっしん
2014/09/09(火) 17:38:24 ID: FNeFWrl5LQ
補給とおねだりも追加よろ
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14 ななしのよっしん
2014/09/17(水) 09:17:40 ID: fA8oZaU27J
プレイヤー攻撃するば半分以上削れる4
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15 ななしのよっしん
2015/08/20(木) 20:44:41 ID: J5I+D0a8oN
記事ここまで充実したのか。
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16 ななしのよっしん
2015/12/20(日) 01:03:48 ID: J6dTVyWEU+
下手な汎用カードの記事より詳しいなここww
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17 ななしのよっしん
2018/02/18(日) 19:08:01 ID: LXrtH3PYxz
御伽戦で攻撃したあとダラけ始めるってのは
強制守備&守備0をうまいこと表現してたな
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18 ななしのよっしん
2020/10/22(木) 09:57:09 ID: RHvjIcJIqI
流石リンクモンスターのある今では腐ってるカード多いな
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