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シンカリオン E5はやぶさ MｋIIとは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』及びタカラトミーから発売されているロボット玩具シリーズに登場するロボットである。である。アニメ64話から登場し、以降は主役機として活躍する。
概要
シンカリオン E5はやぶさの能力が大幅にパワーアップした新機体であり、後継機。新幹線モードは従来のE5はやぶさと同じくE5系はやぶさだが、常時3両で変形することと中間車が両腕を構成する点がE5はやぶさと異なっている。また、中間車の一部が鳥型サポートメカ「上空探査機ハヤブサ」に変形し、偵察や支援機として活躍するだけでなく、他の機体とのオーバークロス合体のための部品ともなる。
新幹線モードは従来と同じように3両編成となっているが、シンカリオンモードへ変形するときは後尾車両が下半身部分を構成。このときの変形の仕方がすでにE5はやぶさと比べて複雑なものとなっている。戦闘車両は上端部分が前に折りたたまれてから頭部が出現し、上半身のボディ部分となる。中間車両からは上空探査機ハヤブサのパーツ部分が切り離され、残った部分が両腕となる。上空探査機ハヤブサも含めると、全車両を余すことなく使用したことになり、従来のシンカリオンとは違った変形方法となっている。
変形後の姿は前任機体を基本的に踏襲したものであるが、頭部の装飾や二の腕、フロントアーマーが金色掛かっている。機体の構成は前述したように、胴体が先頭車両、両腕が2両目、下半身が最後尾となっている。使用武器は刀身が線路を模した「カイサツブレード」で自動改札機型の鞘「ブレードケース」に収めている。上空探査機ハヤブサは、アニメでは支援メカとして活躍する場面は無かったが、後述するオーバークロス合体において重要な役割を果たしている。
ドクター・イザが「適合率100％以上の者が運転するシンカリオン」として地底世界において密かに開発した機体であり、来たるべきヒトとキトラルザスの描く未来の創造を託して速杉ハヤトに与えた。超進化研究所から得たデータが蓄積されているだけあり、その戦闘力は他のシンカリオンを凌駕するほどハイスペックであり、ブラックシンカリオン 紅やドクターイエローですら手も足も出なかった最終形態へと進化したカイレンにダメージを与えることができ、最後はブラックシンカリオン 紅との「ダブルグランクロス」で撃退に成功した。
必殺技・武器
- デュアルグランクロス
- 胸に搭載された2つの砲塔からグランクロスが発射され、パワーも従来のグランクロスのパワーの2倍とバージョンアップされている。
- カイサツブレード
- 刀身が線路を模しており、長い日本刀の形となっている。自動改札機型の鞘「ブレードケース」に収めることによって常に刃を最適な状態に保たせており、鋭い切れ味によってどんな相手も一刀両断する。
オーバークロス合体
「謎の新幹線」の登場後、シャショットに「オーバークロスモード」のプログラムが追加されたことで新たに可能になったクロス合体。狭軌区間へ急行することも可能となり、合体するシンカリオンの特性に合わせて戦いの幅が広がることになった。クロス合体と違って運転士同士の適合率の差は問題とならず、合体させるシンカリオン用のShincaをハヤト専用のシンカギアに装着させるだけで可能となる。
最初にE5はやぶさ MｋIIの上半身ともう1機の下半身が合体し、左右に分離したE5はやぶさ MkIIの胸部の間にもう1機の上半身がモードシンカンセン状態で合体、膝下にはE5はやぶさMkIIの下半身が分離・変形したパーツが合体する。さらに、「上空探査機ハヤブサ」も分離して腕先と翼および太腿のアーマーを構成し、これによって合体相手が800つばめ以外のシンカリオンでも飛行能力が搭載されるようになる。
オーバークロス合体後の全長は30.5m、重量は245tでどのシンカリオンと合体しても一律になっている。必殺のグランクロスの名称は合体するシンカリオンによって異なっており、同時にビームの色もそれぞれ異なっている。
なお、アニメに登場したオーバークロス合体は下記のものであるが、E3つばさ、800つばめとのオーバークロス合体も可能という設定になっている（プラレールでの実現が可能）。
シンカリオン E5 MｋII ×（ｵｰﾊﾞｰｸﾛｽ） ブラックシンカリオン 紅
E5はやぶさ MｋIIとブラックシンカリオン 紅がオーバークロス合体したシンカリオン。上空探査機ハヤブサの翼を装備することにより飛行能力を獲得し、ブラックシンカリオン 紅の加速力で空中を早く移動できる。また双方のスペックが非常に高いため、攻撃力も凄まじいものに。
武器は、ブレードケースの先端に二振りのダークカイサツソード紅を装着して、これを回転させながら斬りつける「オーバークロス紅グラインダー」。必殺技は2機の砲口計3門から放たれる「オーバーグランクロス」。
アニメで一番最初に登場したオーバークロス合体であり、最終話でのブラックシンカリオン オーガとの最終決戦で再び合体。全てのシンカリオンを応援する人々から力を得た状態で突撃し、撃破する。
シンカリオン E5 MｋII ×（ｵｰﾊﾞｰｸﾛｽ） E6
E5はやぶさ MｋIIとE6こまちがオーバークロス合体したシンカリオン。オーバークロスの力によって超高速での飛行が可能。E6こまちの機動性によって敵の攻撃を華麗に回避する。
武器はE6こまちのフミキリガンがE5はやぶさ MｋIIのカイサツブレードのパーツが合体したことで撃性を向上させた「カイサツライフル」。必殺技は秋田新幹線の大曲駅の名が刻まれた「オオマガリグランクロス」。
シンカリオン E5 MｋII ×（ｵｰﾊﾞｰｸﾛｽ） E7
E5はやぶさ MｋIIとE7かがやきがオーバークロス合体したシンカリオン。E7のパワーが加わったことで攻撃力がアップ。E7の武器であるシャリンドリルも「シャリンドリルMｋII」へと進化し、増強された回転力で敵を解体する「ドライバーモード」など新たなモードが追加。これによって戦いの状況に応じて臨機応変な戦いをすることができるようになった。
必殺技は北陸新幹線の飯山駅の名が刻まれた「イイヤマグランクロス」。
シンカリオン E5 MｋII ×（ｵｰﾊﾞｰｸﾛｽ） N700A
E5はやぶさ MｋIIとN700Aのぞみがオーバークロス合体したシンカリオン。N700Aの特性を活かしブラックシンカリオンを凌ぐほどの格闘戦闘能力を得たうえ、武器もN700A アドバンスドモードで使用するクルマドメシールドが「クルマドメシールド MkII」、ドラゴンナックルが「ドラゴンナックル MkII」へと進化する。
必殺技は東海道新幹線の三河安城駅の名前を冠した「ミカワアンジョウグランクロス」。
シンカリオン E5 MｋII ×（ｵｰﾊﾞｰｸﾛｽ） 923ドクターイエロー
E5はやぶさ MkIIと923ドクターイエローがオーバークロス合体したシンカリオン。E5×500と同じくハヤトとホクト、子供と大人が運転士を務めるシンカリオンが合体したことによってあらゆる状況に対応できる万能の機体となっており、究極のオーバークロス合体とも呼ばれている。（ただし初陣ではセイリュウに後ろから翼を破壊される散々なものだった）。オーバークロス合体による飛行能力に923ドクターイエローの追尾センサーが加わっており、どんな相手も逃さない。
変形バンクは、通常のオーバークロス合体の変形に加え、左右に分割した923ドクターイエローの中間車がバックパックとして背面に装着される。
武器はトロリブレードにカイサツブレードを装着した「カイサツナギナタ」。必殺技は、三門の砲門から放つ「トリプルグランクロス」。超高出力で放たれる究極のグランクロスである。
シンカリオン E5 MｋII ×（ｵｰﾊﾞｰｸﾛｽ） ALFA-X
『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』に登場するE5はやぶさ MkIIとALFA-X（エックスモード）がオーバークロス合体したシンカリオン。これまでのオーバークロス合体とは異なり、初となる8両編成での合体となる。
変形の仕方もこれまでのオーバークロス合体と大きく異なり、腕の部分にALFA-Xのパーツが使われ、元々合ったE5の腕はウイングブースターを装備したバックパックになる。また、エックスモードの特徴である「X」のシルエットが合体後の形状でも表現されている。まさに従来のオーバークロス合体とは一線を画したものとなっており、デザイン的にも未来感が表現されている。
武器は、レンケツシャリョウブレードを外刃にしてカイサツブレードと合体させた「カイサツセイバー」。必殺技は「アルティメットグランクロス」。オーバーグランクロス、トリプルグランクロスと同様に合計3問の砲口からグランクロスが発射される。発射時には背中のウィングが光る演出があり、ヘッドギアも一瞬輝くほか、ビームはエックスグランクロスの水色を中心にデュアルグランクロスのエメラルドグリーン2本が周囲から渾然一体となり、X字を描きつつ一瞬黄金色に輝いた後に黄色がかったエメラルドグリーンとなる。
劇中では、ヴァルドルとの最終決戦においてALFA-Xが救い出されたタイミングで合体を敢行。黒い粒子の力で光の粒子を増幅させた「アルティメットグランクロス」で撃退している。
関連動画
関連チャンネル
関連商品
関連項目
- 新幹線変形ロボ シンカリオン
- 劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X
- シンカリオン E5はやぶさ
- オーバークロス合体
- 速杉ハヤト
- タカラトミー
- プラレール
- E5系
- JR東日本
- 東北新幹線
外部リンク
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