異世界Cマート繁盛記とは、著作・新木伸、イラスト・あるやによる異世界ライトノベル作品である。
元は小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿されていた作品だったが、2015年12月22日からダッシュエックス文庫より書籍化されている。
2017年11月22日に原作イラストを担当したあるやによってコミカライズ化され、ニコニコ静画にて公開されている。
概要
ストレスフルな現代生活から抜け出した「店主」はひょんなことから異世界に迷い込み、そこで小さな商店「Cマート」を開く。現代社会の品々を異世界に持ち込んで、異世界人相手に自由気ままに商売を楽しむ異世界スローライフ物語である。
「いつもニコニコ。店主も店員もお客さんも、みんなニコニコ。スマイルはいつだって0円です。」
をモットーにみんなの笑顔を見るために今日もCマートは採算度外視で頑張ります!
登場人物
- 店主
- 本作のツンデレ系主人公。本名不明。「マスター」「マレビトさん」とも呼ばれている。
仕事を辞め、何気なく道を歩いてたら異世界に迷い込む。
その異世界で親切にされたことに感銘を受け、恩返しのために小さな商店「Cマート」を開く。
基本口調が俺様口調でぞんざいなしゃべり方をするものの、なんだかんだ言って人には優しく接するというツンデレ気質な人。ただし、恩人の商人さんに対しては別枠で敬意を持って最初からデレモードで接する。
社畜生活から解き放たれた為か、異世界では現代社会の品々を持ち込んで自由気ままに商売を行う。
お客さんの笑顔を見るためにCマートを経営しており、採算度外視でサービスすることもしばしば。
偉い人だろうがオークだろうが贔屓や差別もせず誰でも公平に客として扱う。
ラノベ主人公らしく数多の女性から好意を持たれるが、鈍感でありそのことに気付いていない。
- エルフ
- 本作のワンコ系残念美少女。本名、年齢共に秘密らしいが店主よりは年上とのこと。
取り替え子のエルフとして人間の両親から生まれる。両親と死別し、同胞のエルフの村に向かうも肉を食べることが理由で追い出される。
そして各地を放浪した挙句、Cマートの店前で行き倒れ店主に救われる。その縁でCマートの店員となり、店主をサポートする。というか、永久就職して店主の老後を世話する気満々である。
日給は缶詰7個(後に昇給して缶詰7個+犬缶2個になる)。
店主とは「バカマスター」「バカエルフ」と互いに憎まれ口を叩く間柄ではあるが、本当はお互い憎からず思っており、好意を持っているところがある。
外見はエルフらしくかなりの美人なのだが、かなり食い意地が張っており、すぐお腹が空いて餓死しそうになるなどかなり燃費が悪い。店主が悪戯心で出したドックフードに喜んでがっつく姿はまさにワンコそのものである。
異世界に羞恥心の概念がないのか、人前で平然と裸になって着替えたり風呂入ったりして店長の目のやり場を困らせている。
ついでに言うとセクハラの概念もないらしく、女性の敏感なところにタッチしてもセクハラと気付かない。
魔法は使えないと言い張っているが、精霊と交渉することで魔法と似たようなことができる。
もしかして本当はすごい人なのかも…?
- 美津希(みつき)
- 質屋の娘であり、女子高生。現代社会における店主の嫁枠。
実家の質屋に店主が異世界で手に入れた砂金を売りに来たことが縁で知り合い、税金をはじめ色々と相談に乗ったりして店主をサポートする。
最初は相談役みたいな立ち位置だったが、最近では現代社会で店主と同居したり手料理を作ってあげたりとすっかり嫁的な存在と化し、店主へのアプローチも大胆になってきた。
女の子らしく永久就職には興味津々なご様子。
エルフとは店主の背中にこっそり付箋を張り付けて文通をしている。
関連静画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt