Don't Hug Me I'm Scaredとは、イギリスのアーティストによる映像作品である。略称は”DHMIS”。全6話。
概要
黄、赤、緑の3人のキャラクターを中心に展開するショートフィルムシリーズ。一見すると、セサミストリートを彷彿させる子供向け教育番組のような作りになっており、各話に登場するゲストキャラクターが明るい歌に乗せてさまざまなことを教えてくれる。だがその教訓は常に矛盾や理不尽に満ちており、彼らの(時にはメインキャラクターの3人)によって、物語は予想を超える展開を見せていく。
グロテスクな表現やホラー要素があるため、それらが苦手な方にはおすすめできない。
2011年、ベッキー・スローンとジョセフ・ぺリングによって製作され、彼らのウェブサイトで発表されたのが始まり。後にYouTube等で続編が発表され、2016年6月19日にアップロードされた第6話をもって完結した。
この6月19日という日付(1906)は、ストーリー中に幾度も登場する重要な数字である。他にも各エピソードの随所に同じアイテムやキーワードが映り込んでおり、様々な伏線が貼られていると思われる。
登場キャラクター
- Yellow Guy
- メインキャラクターの1人。青い髪に、オーバーオールを着た黄色い人形。子供っぽく、各話に登場する”先生”たちにも素直な反応を示す。絵が上手い。
- Red Guy
- メインキャラクターの1人。全身赤色で、頭は長い毛糸で覆われており、眠たげな目玉だけが見えている。他の2人と違い、彼だけが着ぐるみである。どこかの赤モップとは関係ない。
シニカルな性格で、淡々とした口調で喋る。歌が始まってもあまり乗り気ではなく、皮肉な物言いをする。 - Duck Guy
- メインキャラクターの1人。茶色い服を着た緑色の鳥。3人の中では最も知的であり、ものごとの本質をついたような発言をする。Yellow Guyを度々叱責するが、歌にはいつも乗せられてばかり。懐中時計を持っていたり、ロッキングチェアに揺られていたりすることから、年配であるともとれる。
- Sketchbook
- エピソード1に登場。Creative(創造性)について教えてくれる手帳。しかしその本性は偏見まみれ。海外のファンアートではよく美少女化されている。
- Tony the Talking Clock
- エピソード2に登場。Time(時間)について教えてくれる時計。だが時間とは何なのかを問うと、大声で喚き出す。
- Shrignold
- エピソード3に登場。Love(愛)について教えてくれる蝶。Yellow Guyには鳩の赤ちゃんと勘違いされたが華麗にスルーした。
- Colin
- エピソード4に登場。Technology(技術)について教えてくれるパソコン。他のキャラクターが喋り終わる前に割り込んでくるせっかちなヤツ。
- Lamb Chop
- エピソード5に登場。Food(食べ物)について教えてくれるラム肉。
- Can
- エピソード5に登場。緑色のラベルが貼られた缶詰。蓋や口から葉っぱが飛び出している。
- Bread Boy
- エピソード5に登場する食パン。
- Fridge
- エピソード5に登場する冷蔵庫。
- Giant Can
- エピソード5に登場する巨大な缶詰。
- Lamp
- エピソード6に登場。Dream(夢)について教えてくれるランプ。
- Malcolm
- エピソード3に登場する愛の王。
- Gilbert the Globe
- エピソード4に登場する地球儀。World(世界)について教えてくれるかと思ったが、そんなことはなかった。
- Roy
- Yellow Guyの父親。青い髪(若干危ないが)にオーバーオールと、息子によく似た黄色い人形。全く喋らないが、エピソード2に登場して以降、他のエピソードにも姿を見せている。
関連動画
本編はすべて英語のため、ニコニコ動画では有志による字幕付き動画が上げられている。
関連商品
関連コミュニティ
あれば追加してください。
関連項目
外部リンク
- YouTube公式チャンネル
…全てのエピソードと関連作品が公開されている。 - BECKY AND JOE
…製作者のサイト。
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