「Paradise or Oblivion」とは、ヴィーナスプロジェクトが2012年に公開した短編ドキュメンタリーである。
過労、戦争、貧困、飢餓などに満ちた現代社会を批判し、
代替案として資源ベース経済に基づいた全く新しい社会制度を提案している。
ドキュメンタリーで提案されること
資本主義の副作用である格差、ホームレス、戦争、過労などを許容できないものとみなし、貨幣制度ごと取っ払う。
その代わり、資源配分の方法としては貨幣でもなく、エリート支配でもなく、科学に基づいた方法を採用する。
つまり、世界規模のネットワークから得られる情報を元に、どこに何がどの程度必要かを計算し、
地球環境の持続可能性を損なわない範囲で物の分配を行う。
また、道具などは共用の施設に置き、図書館と同じように誰でも利用できるようにする。
これにより、必要な物は貨幣なしで誰もが利用できるようになる。
物の生産においては自動化技術や必要労力の少ない方法を導入する。
あらゆる問題は技術を用いて解決できるため、政治は不要である。
よって国や種族で区別することはせず、国同士・種族同士での争いをなくす。
人々は興味のある分野で、能動的に関われる範囲で生産的な活動に取り組めば良い。
これにより人々の創造性が育ち、自分の興味を満たすことや社会に良い変化をもたらすことを喜びとする人が増えるだろう。
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