VAKAではない!VAVA様だ。VAVA様が倒せないだと?甘いんだよ、エックス。
概要
VAVAはCAPCOMの人気アクションゲーム、「ロックマンX」シリーズに登場するキャラクターである。
登場作品はロックマンX(SFC)、X3(SFC・PS)、X8(PS2・PC)、イレギュラーハンターX(PSP)。
CVは麦人(ロックマンX8)、下崎紘史(イレギュラーハンターX)。
元イレギュラーハンター第17精鋭部隊所属。エックスやゼロの元同僚。電子頭脳回路に異常があり、イレギュラー以上の残忍さを持っているため拘束されていたが、反乱により解放される。
上司であるシグマの計画に乗り、ライドアーマーを駆使して破壊行為を行い、エックスたちを追い詰める。
シリーズでの登場作品は少ないながらも、エックスと正反対の性格や劇中の活躍により、多くのファンを持つキャラクターである。
イレギュラーハンターX(PSP)では隠しモードでの主人公として登場。
X3ではVAVAMk-Ⅱ、X8ではVAVA.Ⅴ(ペンテ)として登場している。
元より単独行動を好む一匹狼な性格故か、X3でもドップラーとは別に己の復讐心に基づき一人で行動しているうえ、イレギュラーハンターXではシグマによって救出されているが従ってはいない(むしろ反抗している)。
そのためSFC版とは違い頭部にシグマのエンブレムを付けてはいない、X3、8も同様に付けてはいない。
余談だが、デラックスボンボンにて池原しげとが連載していたコミック版では、シグマは最後の戦いになるまでイレギュラーだった事は隠され、VAVAが反乱軍のリーダーであるとされていた。また、VAVAの下についた8大ボスは、『シグマに反抗した』という事になっていたにも関わらず、シグマのエンブレムはついたままであった。
イレギュラーハンターXのVAVA
前述の通り『イレギュラーハンターX』ではオープニングステージのボス(負けイベントではない)、およびシグマパレス3の中ボスとして戦うほか、VAVAモードではプレイヤーキャラに昇格し、エックスに代わってVAVA視点でゲームを進めることができる。ちなみに原作ではΣマークだった額のシンボルは今作ではVに変わっている。
捕らわれた自分を開放したシグマより直々に、自身が率いる反乱軍への参加を求められるがシグマの思想を理解できず「狂ってやがる」と返す。その後シグマは「強制はしない」と告げそのままVAVAを放置し去ったので、結果的にVAVAは自由となった。
自分より格下と見下しているエックスをシグマが高く評価し、脅威とさえ認識していることに不満を持ち、「世界を変えるのはエックスではなくこの俺だ」と自らの力を誇示するため、イレギュラーハンターたちに味方もせずイレギュラー側にも与せず、単独行動でシグマ率いる反乱軍と戦う、というのがVAVAモードのストーリー。
要するにかまってちゃんを盛大に拗らせた結果なのだが、エックスやシグマのみならず8ボスとの戦闘前会話も専用のやり取りが用意されたりと見所も多い。特にスティング・カメリーオとVAVAの、下崎紘史氏による一人舞台な会話は必聴。
ちなみにVAVAモードでは最終面シグマパレス以外のステージBGMが、VAVA専用のBGMになる。
VAVAモードでは腕部、肩部、脚部の3種類の兵装を駆使してステージを進んでいき、ボスを倒すと新たな兵装や特殊能力を獲得できる。武器エネルギーの仕様もエックスとは違い、減少しても自動回復するようになっている。全体的に中二病チックなネーミングの兵装が多い。
多彩な兵装を無尽蔵に近く使える上、8ボスを全滅し全ての兵装が揃うとエックスとは比較にならない程兵装の数も組み合わせも増加する反面、ステージ開始前に選んだ兵装をステージ攻略中に変更することはできず、また各装備にはコスト値が設定されており3つの兵装の合計コストが上限内に収まるように選択しなくてはならない(コスト上限はボスを倒し兵装を入手するたびに拡張され、8ボスを全撃破すると最大になる)。
また移動能力の強化(スピードデビル)がダッシュ移動ではなく単純に速度が増すというものであるため、エックスとは操作感覚も全く異なるので、SFC版をやり込んだプレイヤーでも新規にやり込める。アルマージステージにトロッコが無いのでスタンドバイミーのように線路を歩かないといけない。
VAVAの専用ライドアーマーは高威力のパンチと広範囲超連射のマシンガンを使用可能で非常に強力だが、ライフがゼロになる以外にも時間経過でも壊れるので長時間の運用はできない短所もある。
兵装が少ない序盤は厳しい戦いが続くが、兵装が充実してくると面白くなってくる。中にはボス戦で弱点武器を使うまでもなく標準で高火力を発揮するほどの兵装もあり、「VAVAモードをやり込むとエックスモードには戻れない」と評されるほど病みつきになる魅力がある。
本作で使用できる主な兵装は、
- 腕部兵装:バルカン(マシンガン)、ミサイル、ロケットパンチ等。横(正面)に攻撃する武器が多く、燃費が低いのでエネルギー切れを起こしにくい強みがある。最強の火力とコストを誇るゴールデンライトは射程が短い上にエネルギー消費も大きく連射が効かないものの、すべてのボス敵に弱点武器並の極大ダメージを叩き込むロマン武器。
ディスタンスニードラーという超兵器のおかげで、腕装備はこれ一つでラストまで戦い続けるプレイヤーも少なくない。 - 肩部兵装:キャノン(単発あるいは複数発)、レーザー砲、カッター等。正面~上方向への対空攻撃を担当する兵装で、方向キーを上や横へ入力すると発射角を調整できる。地形や敵を貫通する性能を持つ武器が多い。
ちなみに初期装備フロントランナーは、回転体当たり中のアルマージに当てると体当たり攻撃を中断させる事ができる。 - 脚部兵装:ナパーム(爆弾)、エネルギー弾、火炎放射等。横方向、または空中からの対地攻撃がメイン。
接地すると分裂したり転がっていく武器や、連続ダメージを与えるが水中では使用できないバーナー(冷凍ガスを放射するシードラゴンズレイジを除く)など特徴的な兵装が多い。
初期装備のバンピティブームも癖は強いがなかなかの高威力で、序盤の強敵やボス撃破はこれが頼り。
などが存在。兵装の組み合わせの数は百通りを超えるほか、VAVAモードをクリアしたデータではコスト上限が無限大になるため、好きな兵装をコストを無視して自由に編成できる。
ちなみにイレギュラーハンターXでVAVAが主役のVAVAモードが追加された理由は、「ゼロが使えるといっても、今さら当たり前すぎてつまらない」「意外性を出したかった」というのが理由である。
また額のマークがΣ→Vに変わった理由は「シグマに協力はしても与していないので、VAVA自身の『V』を付けていたのだと思います。この作品では、VAVAの意志がよりはっきりしていたと思います」と回答されている。
関連動画
関連項目
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