韓当とは、三国志に登場する人物である。
孫呉三代を支える猛将
字は義公。幽州遼西郡令支県(河北省唐山市)の出身。弓馬に長けていたため孫堅が見出し部下にした。
孫堅、孫策、孫権の三代で無数の軍功を立て、武威を轟かせる。赤壁の戦いでは負傷して厠(トイレ)に放置されていた黄蓋を保護し、呂蒙らと南郡奪取に貢献した。また夷陵の戦いでは陸遜や朱然らと劉備軍を打ち破っている。
昭武将軍、冠軍太守、都督となり226年(黄武5年)に没。司令官として、将兵を励まし一致団結させ、軍規を順守したので、孫権は彼を褒め讃えていた。
逸話
- 無数の武功を立てたが、他の武将達の功績に隠れたこともあり、孫堅の代では別部司馬に留まった、と韋昭の『呉書』にある。
- 韓当の子の韓綜は、非道な行為が目立ったが孫権はこれを黙認していた。しかし韓綜は処罰を恐れ、父の亡骸や母、一族配下達を連れ魏に逃亡した。孫権は彼が攻めてくると聞くといつも悔しがっていたが、孫権死後の東興の戦いで諸葛恪と戦って戦死している。
各メディアにおける韓当
三国志演義
横山三国志
年の割になぜかイケメン。夷陵の戦いでは陸遜を軽んじるが、後でその軍略が正しい事に敬服する。
コーエー三國志
初期の能力値の悲惨っぷりに比べ、評価や使い勝手が上がっており嬉しい限りである。
能力一覧 | 統率 | 武力 | 知力 | 政治 | 魅力 | 陸指 | 水指 | 身体 | 運勢 |
三國志 | - | 54 | 47 | - | 59 | - | - | 82 | 48 |
三國志II | - | 58 | 47 | - | 51 | - | - | - | - |
三國志III | - | 60 | 42 | 63 | 56 | 59 | 34 | - | - |
三國志IV | 71 | 69 | 65 | 48 | 60 | - | - | - | - |
三國志V | - | 71 | 64 | 43 | 67 | - | - | - | - |
三國志VI | 68 | 67 | 64 | 50 | 67 | - | - | - | - |
三國志VII | - | 81 | 61 | 47 | 57 | - | - | - | - |
三國志VIII | - | 84 | 56 | 54 | 70 | - | - | - | - |
三國志IX | 78 | 86 | 54 | 56 | - | - | - | - | - |
三國志X | 76 | 86 | 59 | 53 | 67 | - | - | - | - |
三國志11 | 76 | 85 | 56 | 51 | 68 | - | - | - | - |
三國志12 | 76 | 85 | 61 | 51 | - | - | - | - | - |
三國志13 | 76 | 85 | 61 | 51 | - | - | - | - | - |
真・三國無双シリーズ
黄蓋に続く3老将の2人目。一見温厚そうだが地味なオッサン。武器は短戟。残念ながら薙刀ではない。
史実(演義)での記録が飛び飛びすぎるせいなのか、自分の影の薄さを気にしているというキャラ設定に。
太史慈よりは目立ってるんじゃね?
真・三國無双8では程普も参戦した為、遂に三老将揃い踏みとなる。
三国志大戦
1では武力3・知力3に「精神統一」(武力上昇+妨害解除)持ちと言うやや難しいカードとして参戦。
2では計略が「強化戦法」にされてしまった代わりに防柵を得て、1コスト柵持ち武力要員として使用率が跳ね上がり、呉軍としてはトップクラスの採用率を誇った。
3では知力が2に低下。十分な性能ではあるものの環境のインフレと強計略の増加の影響で少しずつ埋もれていってしまった。
ここまでが過去作の話。
新・三国志大戦では今までの1コスから一転、1.5コストに変更。ついでに武力6・知力4になった。
代わりに柵は没収された。
しかし困った事にほぼ上位互換に蒋欽がおり、当初は残念武将として扱われていた。
が、弓に有利な環境に変わると評価は一転。将器の「攻撃力上昇」によって1.5コストとしては十分すぎる程の火力を備えた良カードとしてその採用率を跳ね上げる事になった。
ただ、逆に言えば弓の強弱で評価がガラリと変わると言う事でもあり…。
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関連項目
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