※この記事ではモンスターハンター4に関する重大なネタバレが含まれています。
ダラ・アマデュラとは、モンスターハンター4に登場するモンスターである。
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集会所HR7の緊急クエストに現れるモンスターであり、本作のラスボスポジションを務める。別名【蛇王龍】と称される超巨大古龍。
全長44039.7cmという人智を越えた巨体故に生物として認識されていなかったためか、ミラボレアスを始めとした伝説の龍たち同様、お伽話の中にしか存在していなかった。とあるお伽話の中では身震いひとつで山を削り崩し、地殻変動を起こしたとされている。しかしこの話は決して大げさなものではなく、事実、蛇王龍が出現する直前に異常な地形変動が確認されているという話をギルドマスターから聞くことが出来る。
千剣山に顕現したその姿は、伝説中の逸話と違わないものであった。蛇竜種によく似た、しかし大地を埋め尽くさんとするほど巨大で長大な体躯に、比較的小さな四肢(特に後ろ足はほとんど退化しており名残を残すのみだが、それでも並の大型モンスターのそれとは比較にすらならない)を持つ。また、背中にはかつての翼の名残と思われる扇刃と呼ばれる発達した剣鱗が確認でき、一応四肢二翼を持つ他の古龍と共通点があると言える。
このダラ・アマデュラは属性不明の白く輝くエネルギーを司っている。あまりに莫大なエネルギー量のためか、エネルギーが活性化し胸部が輝き白い靄を発している時には、胸部の近くにいるだけで体力がじわじわと削られていく。
口からはこのエネルギーを利用していると思われる超特大のエネルギー弾や、千剣山そのものを薙ぎ払わんばかりの超広範囲のブレスを撒き散らす。
また蛇王龍に呼応して、空から凶星と呼ばれる隕石が次々と降り注ぐという、大災害級の攻撃も引き起こす。
まさに天災と呼ぶにふさわしい古龍であり、若かりし頃に様々な神話やお伽話を求めて各地を渡り歩いたギルドマスターをもってしても「放っておけばこの地方のみらず、何れ世界にまでその災厄が降り注ぐ」と云わしめるほどである。
拡張版であるMH4Gではまさかの亜種が登場。別名「蛇帝龍」といわれ、黄金がかった体になっている。 こんな規格外の生物がもう1体いるのかと驚くだろうが、通常種が脱皮して姿が変わった存在であり実際は同一個体とのこと。
脱皮仕立てで体の代謝バランスが不安定になっており、不定期に体の一部が赤熱化するが、赤熱化していない状態の体はまともに攻撃が通らない程に頑丈。そのため体勢と部位の状態を見て攻撃しなければならない。また、赤熱化している部位で地面を擦る攻撃を行うとその地面が暫くの間赤熱化してダメージゾーンとなる厄介な性質も持っている。
千剣山というダラ・アマデュラとの戦闘のためだけに使われる専用フィールドで戦う。
激しく削られた山の上部だけあって高低差が激しいフィールドで、特に下の方は酸性の沼が一部にあり、ここに落とされるとスリップダメージを受けてしまう(暑さ無効で防御可能)。
決戦用フィールドの例に漏れずベースキャンプから戦闘フィールドへは一方通行で歩いて戻る事はできないが、極圏や溶岩島・シュレイド城のような他の決戦用フィールドと違って完全な一方通行ではなく、一部のポイントから飛び降りるorダラ・アマデュラに振り落とされて落下すると、モドリ玉を使わずにベースキャンプに戻る事ができる。
ターゲットカメラのアイコンおよびマーキングした時のマーカーが頭と尻尾で2つ用意されるほどの巨体であり、ダラ・アマデュラがどこにいようとも大抵は画面内に体の一部がどこかしら映っている状態。
剣士なら足場に接地している近くの部位を、ガンナーなら頭を狙い打つのがセオリーだが、ダラ・アマデュラが特定の位置に来た時のみ、ダレン・モーラン戦のようにダラ・アマデュラの背中に歩いて乗りに行く事が可能。この関係でベースキャンプの支給品ボックスには対巨龍用爆弾が4つ入っている。
肉質は頭以外は全体的に硬めであり、尚且つ体力量が並のモンスターどころか他の古龍と比べても圧倒的に高く、しかもフィールドの関係上大砲や撃龍槍などの大ダメージを狙える兵器が一切無いので、ゴグマジオスと並んでソロだと火力不足によるタイムアップが心配される。
そのため、特に火力の低いライトボウガン等で挑む場合、部位破壊を全て捨てて徹底的に頭のピンポイント狙撃をし続けるくらいの気持ちでないと、爆弾と弾を全て撃ちつくしても体力半分削るのがやっと、と言う事態にもなりかねない。
なお、頭にある緑色の突起部分(頭部弱点)は打撃・斬撃が150~160も通るという前代未聞の超柔らかい肉質であり、ここを狙う事ができれば大量にダメージを稼げるのだが、頭に飛び乗った時以外に狙うチャンスが無いうえに頭部を2段階破壊すると消失してしまう。
超大型モンスターかつ古龍であるため、罠や各種状態異常だけでなく、乗り攻撃も効かない。
ただしジャンプ攻撃そのものが無意味な訳ではなく、頭や爪など部位破壊可能な部位に怯み値を溜めた時の他、ジャンプ攻撃に乗り蓄積値と同様に設定されている特殊ダウン蓄積値を溜めることでもダラ・アマデュラの大ダウンを誘発する事ができる。
部位破壊可能な部位は頭・爪(両方)・後足・胸・下半身・背中で、それとは別にさらに尻尾の先が切断可能。
これらを破壊して回るのは困難だが、部位破壊でしか手に入りにくい素材が結構あるので、少なくともパーティならば頭・爪と尻尾切断だけでもやっておきたいところ。
推奨されるスキルは特に必須レベルのものは無いが、とにかく火力が欲しいところ。
突進噛み付きやなぎ払いブレスなどの即死級攻撃はどのみち回避性能があっても回転回避ではまず回避できず、避けるならモドリ玉で逃げるか緊急回避を使うしかないので、 回避性能等の回避系スキルは必要ないだろう。強いて言えば事故死を避けるための根性。
また圧倒的な体力量から、大タル爆弾G3発分程度の火力を持つ対巨龍爆弾は有効に活用したいので、ソロでスキル枠に余裕がある・パーティで巨龍爆弾を使う役になるならばボマーのスキルも欲しい。合わせて高速設置スキルもあれば、ダウンさせるたびに大タル爆弾Gや支給用大タル爆弾(支給品に8個もある)を毎回置けるだろう。
後はスキルに余裕があれば暑さ無効を付けていくと便利。先述の通り酸の沼に落ちた時のダメージを消せる他、怒り時の胸殻から放たれる光の粒子のスリップダメージ、亜種の地面を擦る攻撃による赤熱化した地面のスリップダメージをも無効化してくれる。
このモンスターの素材から作れる装備は剣士でリベリオンシリーズ、ガンナーでライオットシリーズと呼ばれている。これらの装備は防御力こそ高いものの保有スキルが部位ごとにバラバラであり、他の防具と組み合わせて装備しないとほとんどスキルが発動しないという特徴がある。むしろ同じ素材で作るならMHP3rdの初期装備であったユクモノシリーズの方が優秀かつ統一感もあってお得という意見も多かったりする。
武器の場合、上位最終強化時の名称は「四字熟語+α+カタカナ3文字」という一風変わった名称となる。カタカナの部分は歴史上で名を馳せた人物や武具の名が入る。
性能は全体的にやや優秀な斬れ味・会心率に低めの攻撃力、多めのスロットに覚醒で爆破属性が付くという性質になっている。が、全ての武器がこのパターンで統一されている訳では無く、ライトボウガンは爆破弾が速射対応しているのに装填できないという嫌がらせのような高い統一感を見せているのに対し、操虫棍は「やや」どころか最高レベルに優秀な斬れ味、トップクラスの攻撃力、覚醒不要で高い爆破属性値とほぼ全てが一級品の能力を誇っており一時期は麻痺棍以外の全ての操虫棍の居場所を奪ってしまっていたほどに優秀であった。
前作である3Gでも、グラン・ミラオスという圧倒的な巨体を誇るモンスターがラスボスポジションを務めたが、このダラ・アマデュラはあのジエン・モーランやダレン・モーランをも遥かに上回る巨体を誇り、ナンバリングタイトルに登場したモンスターの中では間違いなく過去最大のモンスターと思われる。その大きさと体のフォルムの関係でラヴィエンテとどちらが大きいか[1]ネタにされることが多い。また、体の一部がフィールドとなる思想はラヴィエンテの没案に通じるところがある。
素材の一つに凶星の破片と呼ばれるものがあるが、この素材の入手方法がかなり特殊。その方法はランダムに現れる不発の落星から採掘するというもの。これだけ見ると簡単そうに思えるが、現時点で不発の条件が確定しておらず、更にフィールドのどこにそれが降ってくるか分からないため、降ってくるのを待つまでが一苦労。しかもせっかく採掘可能になったとしても一定時間が経過すると採掘ポイントは消滅するためにのんびりチャンスを待つわけにもいかず、無数に降り注ぐ落星やダラ・アマデュラが繰り出す熾烈な攻撃の中を掻い潜りながら採掘しなければならない。そしてそれだけの苦労をしてピッケルを振るっても、レビテライト鉱石やノヴァクリスタル、フルクライト鉱石などの通常フィールドで手に入る鉱石が採掘されることもあり、しかもこれらの鉱石が手に入る確率のほうが圧倒的に高いため、凶星の破片を集めるにはかなりの根気と運が必要となる。最近解禁されたG級個体のクエストでは凶星の破片が取れる確率が上がっているが、それでも約50%と、すぐに数が揃うようなものではない。
その入手難易度の割に装備への必要個数が尋常ではなく、このことに対して多くのハンターの口から批判の声が上がっている。それでも、装備を作るために今日も多くのハンターがピッケル片手にダラ・アマデュラのクエストに赴くのだった……
ちなみにこの凶星の破片、アイテムの説明文などを見るにどうやら「本物の地球外物質を呼び寄せて降らせたもの」らしく、如何にダラ・アマデュラが古龍としても規格外の能力を持つかが伺える。
実はPV3のラストにて一瞬だがその姿が確認されていた。シリーズにおいてラスボスが発売前のPVに姿を現すのは前代未聞の事である(グラン・ミラオスはOPにてその姿を確認できた)。PV公開当初はMH2のシェンガオレンやMH3のジエン・モーランのような、下位から上位へ上がる際の緊急クエストに現れる超巨大モンスターというのが大方の予想であり、よもやそれが集会所のラスボスだと考える人などほぼ居ないに等しかった。
何気にメインシリーズではミラボレアス関連でもなく、別称に"黒龍"ともつかない初のラスボスとなった。
MHWの新大陸では「瘴気の谷」上層部に我々の見てきたものを遥かに超えるほどの超巨大な蛇王龍らしき残骸が見られるが、設定資料集によると複数のダラ・アマデュラ古代種の亡骸である模様。G級個体のレア素材である天剣の龍神玉には「星そのものを再生させ、血は海に、肉は陸に、骨は森となり、命の苗床となる」と書かれていたが、誇張でもなんでもなくまさにその通りだったといえる。
掲示板
721 ななしのよっしん
2024/03/13(水) 04:27:11 ID: ZtjlW+qupI
人気投票29位だったけどこいつより上は禁忌、マジオス、ネロミェール、激ラー以外全員看板モンスターとその派生個体な辺り予想外の大健闘だし全然復活も考えられるラインだな
722 ななしのよっしん
2024/03/13(水) 23:43:28 ID: ogI+Ga56Fn
ビジュアルは王道の大蛇だし禁忌を除けば設定のスケールもトップクラスだからね
超大型の中では人気あるのは分かる
723 ななしのよっしん
2024/04/04(木) 00:24:25 ID: saMEwwBJsY
しかも亜種の括りだとジンオウガ亜種に次いで2位で、ミラバルカン、オストガロア、アンイシュワルダ、淵源ナルハタ等々並み居る大ボスを蹴散らしてのランクイン
正直なところ4Gの裏ボスとしてしか登場してない亜種にまでこんなに熱烈なファンがいるとは思わなかったから、いい意味で期待を裏切られたわ
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最終更新:2024/05/13(月) 16:00
最終更新:2024/05/13(月) 16:00
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