「きさまら二度と柔道ができんようにしてやる!!」とは、漫画『ドカベン』の登場人物、山田太郎の台詞である。
概要
コミックス第4巻収録エピソードでのワンシーン。野球漫画で有名な『ドカベン』だが、初期は柔道漫画として連載されており、この時の山田や岩鬼は柔道部として活動している。
賀間との試合で武蔵中に敗退した鷹丘中柔道部。その上、賀間の怪我に気づき片手で戦ったことがバレた山田は、生徒会長から八百長を行ったと糾弾され、柔道部を退部させられる。
その傍ら、鷹丘中のあるA地区では、中学校柔道部の看板を「ミイラ男」が持ち去る「中学柔道部荒らし」事件が話題となっていた。
ミイラ男の正体は、アメリカから来日して来た柔道チーム。彼らは自身の力を誇示するために、日本の中学柔道部を絶滅させようとしていた。
A地区では残り1枚となる鷹丘中柔道部の看板を奪いに山田の家へ乗り込むアメリカ人。しかし、既に柔道部をやめた山田は無意味な争いをしたくないため、アメリカ人の相手をしない。
そのまま去ったと思われたアメリカ人だったが、その後山田は、妹のサチ子が行方不明になっていることに気づく。サチ子は、アメリカ人によって人質として誘拐されていた。
そして家の前に落ちていた果たし状に気づいた山田は、指示通り廃墟の焼けビルに向かい、アメリカ人と対峙する。
アメリカ人は目的通り山田と柔道で決着をつけようとするも、山田は柔道着ではなくいつもの白シャツと制服を着ていた。
柔道をやろうとは思わない
きさまら二度と柔道ができんようにしてやる!!
と、アメリカ人に対し怒りの感情をぶつけるのだった。
アメリカ人の悪行を見れば、いくら山田でもブチギレて当然だが、あの温厚な山田が「きさま」と言うほど激昂するシーンは読者の印象に強く残っており、ネットではもちろん、バラエティ番組『爆笑問題のバク天!』でもネタにされている。
関連静画
関連項目
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