これで私は所持金が底を尽きたので草でも食べて生きていきますとは、『ぼっち・ざ・ろっく!』の万年金欠イケメン女子高生ベーシスト山田リョウの漢気と哀愁溢れるセリフである。
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概要でも草でも食べて生きていきます
はまじあきの『ぼっち・ざ・ろっく!』の登場人物である山田リョウが、バンド内の後輩の喜多郁代の6弦ベースを買い取る際に発したセリフである。原作漫画第7話(コミックス第1巻)、TVアニメ第3話に収録されている。ちなみに、アニメ版では「これで私は所持金が底をついたので草を食べて生きていきます」になっている。
喜多ちゃんは、ローン30回(原作)・お父さんに2年分のお小遣いとお年玉を前借り(アニメ版)して購入したやたらボンボンって低い音がするギターの正体が実は6弦ベースだと判明し、ショックで昇天してしまう。それを見かねたのか、はたまた楽器マニアの血が騒いだのか、リョウがその6弦ベースを買い取ってあげた後に言ったセリフが「これで私は所持金が底を尽きたので草でも食べて生きていきます」である。
※喜多ちゃんが間違えて買った6弦ベースは「Ibanez BTB866SC -Weathered Black Low Gloss-[1]」である。新品価格は約12万~15万円で、リョウは中古下取りとはいえ10万円ほど支払ったのか。
なお、買い取ったはずのアイバニーズ6弦ベースは、リョウが別のベースを買うために売り飛ばされていた。買い取ったのが5月下旬で、売り飛ばしの発覚は冬休み明けに喜多ちゃんが山田家を訪問した翌年1月(コミックス第3巻)なので、約7~8ヶ月の出来事だろう。.....さすがmy new gearの常連・ダメベーシスト山田の面目躍如。山田リョウは、my new gearのために購入した楽器を、更にmy new gearするために即日売却するタイプである。
アニメ第3話にて、買取後のリョウの所持金は7円であることが分かった。うまい棒すら買えないが、実家はお金持ちの病院なので飢え死にするような事態にはならないはず。でもリョウは変なところで意地っ張りだから...。
また、原作では虹夏ちゃんの口づてでリョウが雑草を食べておなかを壊したことが判明するが、アニメではスタジオ練習中のぼっちちゃんと喜多ちゃんの前に颯爽と雑草を嚙みちぎりながら登場した。この時に携えていた「食べたい野草ハンドブック」の元ネタは「食べられる草ハンドブック」(森昭彦,自由国民社,2021)であろう。よくよく見ると背表紙にラベルが貼られているので、買ったのではなく図書館で借りたらしい。
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関連項目でも草でも食べて生きていきます
- ぼっち・ざ・ろっく!
- 山田リョウ(ぼざろ)
- 喜多郁代
- 雑草
- ベジタリアン
- 翔んで埼玉 (埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ)
- 漫画作品の台詞の一覧
脚注
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