アニメーター収入の誤報疑惑とは、日本のテレビ局であるテレビ朝日・旧6チャンネルが毎週土曜日七時に放送している情報番組「池上彰のニュースそうだったのか!!」の2022年5月21日の回において、日本のアニメーターの収入に関して誤報があったのではないかとする疑惑のことである。
概要
5月21日の「そうだったのか!!」では、日本は長いデフレにより家賃や給料が安い国になった事実やその原因を探るという内容で特集が組まれた
ところが、その日本経済に関する文脈の中で取り上げられた「アニメーターの月収の比較表」が問題となった
(参照:池上彰のニュースそうだったのか!!より)。
というのも、同番組を見ていたとされる中国のアニメーターがツイッターで発信したツイートでの中国人アニメーターの月収と、
「そうだったのか!!」で報じられた月収の比較の表における中国のアニメーターの月収が食い違っており、
「そうだったのか!!」では中国のアニメーターの月収を日本よりも盛って(つまり過大に申告)報道したのではないかという疑惑が浮上したのである
(要するにツイートの通り実際には中国での月収も日本並みに低いのではないかとの推測がなされた)
そもそも日本側は凄く小さく「LOラフ原(レイアウト/ラフ原画)」と作業の指定があるのに対して中国側は特に指定が無いので比較になっていない。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/callPENNY/status/1528684801762263040
Q.で、実際はどうなの?
テレビ番組のスクリーンショット画像には、左上に「出典:「安いニッポン 「価格」が示す停滞」中藤玲著・日本経済新聞出版」と出典が示されている。
この書籍を読んだ人の読書日記や、この書籍を元にしたニュースサイト記事などを参照するに、どうやらこの書籍には確かに
例えば、日本と反対に高いお給料への転職と社内交渉を繰り返す中国ではアニメーターの平均月収が杭州で52万円、北京で45万円だそうだ。[2]
といった内容が含まれているようだ。
「中国の求人サイトによると」の部分の詳細については、これらのサイトからはわからない。詳しく検証したい方は、この書籍を購入するか図書館で閲覧するなどして各自で確認されたい。
関連項目
脚注
- *「日本人なら中国人の3分の1で済む」アニメ制作で進む"日中逆転"の深刻さ 日本が中国の下請けになっている | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
- *読書日記 【安いニッポン 「価格」が示す停滞】|etminptl|note
- 1
- 0pt