キャットフードとは飼い猫用に市販されているペットフードである。(類:ドッグフード)
曖昧さ回避
概要
猫の食事専用に開発されたペット用品であり、大きく分けて『カリカリ』と呼ばれる乾式のものと、『猫缶』とも呼ばれる缶詰タイプのものの二つがある。猫の食事の光景を見ていると、一般的にはカリカリよりも猫缶の方が好まれていると思われる。
猫の餌としてはねこまんまとも呼ばれる残飯やありあわせの材料から作られる料理が用いられてきたが、近代になり生活環境が向上するにつれ猫専用の食事が求められるようになった。実際、主に人間の食べ残しから作られるねこまんまよりも最初から猫の栄養などを考えて作られたキャットフードの方が栄養バランスなどは優れている。しかしその分猫の下僕飼い主には経済的負担がのしかかる。基本的にはカリカリの方が安いのだが、猫のおねだりに屈して猫缶を提供する羽目になる飼い主も多いのではないだろうか。
上記のねこまんまは犬猫にとって塩分が多すぎることになりやすい。実際、残飯を食わせていた平成最初期までと比べて専用のペットフードを与えるようになった現在では犬猫の寿命が倍近くに伸びている。健康に老後を迎えられるようになったため人間同様老衰して認知症やガンになったり、老化による衰弱死も目立つようになってきた。
また、キャットフードといっても猫だけが食べるのではなく、他の動物も食べることもある。人間が食べても特に問題はないと思われるが、猫向けに栄養分が調整されているため塩分が薄く、そのままでは薄味といわれている。芸人などが芸の一部としてキャットフードを食すこともある。
ちなみに、猫は何が好きかという認識は国や文化で異なる。日本では猫と言えば魚だが、ドイツでは牛肉などの肉類、イタリアではパスタ、インドではカレー、アメリカではピザが好物だと思われているらしい。言うまでもないが、猫は基本的に肉食なのでピザやパスタではなく味付けしていない肉や魚を与えるのがベター。
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猫缶タイプ
カリカリタイプ
関連項目
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