スザクとは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』及び『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』に登場するキャラクターである。
概要
巨大怪物体を出現させてシンカリオンに戦いを挑む、地底世界の種族キトラルザスのエージェントの1人。シンカリオンとの直接対決にゲンブが敗れた直後に出現し、以後シンカリオンとの戦いに参戦する。女性の姿をしたエージェントで、他のエージェントに比べると人間に近い姿をしている。作品では数少ない巨乳キャラであり、戦隊シリーズで見かける色っぽい女性幹部を思わせる。作中で朝の子供向けアニメにも関わらず触手プレイを披露してしまうなど、時に出る番組を間違えたかのような行動をすることも。
人の持つ感情や心というものに興味を持っており、感情があるのは人の弱さであると定義づけて人の心の脆さや弱さを突いて操る能力を持つ。初参戦の際には、人の姿に化けて上田アズサを利用することによってシンカリオンが戦えないように仕向けたり、傷心のシャショットに近づいてブラックShincaを挿入して操ったりと、直線的な戦いを好むゲンブやセイリュウとは対照的に相手の弱点を利用した狡猾な作戦を企て、当初は悪女のような印象を持たせた。また、自身を含めたキトラルザスを人の姿に化けさせる特殊能力を持っており、セイリュウやゲンブが人間世界に入り込むための手引きをしている。
だが、本人は素直に認めないものの、仲間に対する思いやりや優しさは持ち合わせており、セイリュウのことは可愛くないと口では言いながらも何かと気にかけている。逆に同胞であるゲンブを道具として扱ったソウギョクに対しては強い反感を抱いている。ビャッコに対しては、本人はそれが何であるか分からなかったが特別な感情があるようで、石化して機能停止したビャッコに対して心情を話しかける場面があった。
仲間3人がいなくなった後は、動けないイザのサポートに回っていたが、カイレン一派に実権を握られたことで地底世界に居場所もなくなり、寂しさを募らせ、ついには巨大怪物体となってシンカリオンの前に出現し、セイリュウのためにも自ら倒されて石化して果てようとする。だが、セイリュウの家族としての涙ながらの説得によって思いとどまる。このシーンは、本作品の中でも特に泣ける場面であるとされ、ファンからの反響も大きかった。その後、超進化研究所内に急きょ作られた隠れ家風バーで自らの心情についての相談を本庄アカギが聞いてくれたこともあり、カイレンとの戦いに挑む超進化研究所に協力をする。
カイレンとの戦いによって地底世界が崩壊したこともあり、そのまま人間世界にとどまりセイリュウと一緒にアズサの家で居候をすることに。アズサが用意した恋愛ドラマを煎餅を食べながら制覇するというぐうたら主婦のような毎日を過ごし、速杉ハヤトたちとノリノリで行動を共にするなど、人間世界を満喫しているようである。ドラマ鑑賞による「人間研究」の影響なのか、セイリュウのお母さんと言われたことに対し、「せめてお姉さんでしょ!」と激昂したことも。
キリンとの新たなる戦いに向けて出水シンペイから協力を要請され、ビャッコ、ゲンブの蘇生を条件に全面協力を約束。以後は超進化研究所大宮支部のアドバイザー的な立場となる。
劇場版では、アズサの家から独立して職を探しているが、相変わらずドラマに嵌っている。ヴァルドルとの決戦では本来の姿で大宮支部に駆けつけ、指令室からビャッコの呼びかけに応え協力している。
続編の「シンカリオンZ」では28話に登場し、ブラックシンカリオンに搭乗して宇宙に進出し、通信越しにソウギョクを怒鳴っている。
巨大怪物体化した形態
鳥のような顔立ちをしており、全身は人魚のような体型をしている。凄まじい炎を操り、シンカリオン各機が容易に近づけない程の威力を持つ。ただし、スザク本人にシンカリオンを倒す意思は無く、むしろ自ら倒されてこの世から消えることを目的としていたため、本当の実力は不明。
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関連項目
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