ストラトキャスターとは、フェンダー社より販売されているエレクトリックギターである。
概要
大量生産のために徹底的に合理化する方針は変わらず、アウトプットジャックを外せば回路を丸ごとピックガードと共に外す事ができる等徹底している。テレキャスターと異なり全ての弦を個別に調整できる6-Wayサドルを持ち、構えた時のフィット感を高めるためにボディのトップとバックを大きく削ったコンタードボディと呼ばれるシェイプを持つ。所謂エレキギターとなるとこの多くの人はこのギターの形を思い浮かべる程のスタンダードであり、現在でも多くのメーカーが真似ている。音色はしばしば「鈴鳴り」と表現される。
3つのシングルコイルピックアップに加え、ハーフトーンと呼ばれるセンターピックアップとフロント/リアピックアップのミックスサウンドと多彩なバリエーションを誇る。またボディに組み込まれたシンクロナイズドトレモロはそれまでのトレモロユニットと比較にならないレンジを得られた(しかしレオ・フェンダーはあくまでビブラート用途での使用を考えていたと言われている)。
細かい仕様変更は何度も行われているが有名な物として1965~81年に製造された「ラージヘッド」と呼ばれるヘッドのデザインの物がある。晩年のジミ・ヘンドリックスによる使用が有名であるが、彼に影響を受けて使い始めたというリッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンの使用によりHR/HMのジャンルで人気が高い。
現在でもレスポールと並んでエレクトリックギターの代表とされ使用者は非常に多い。
主な使用者
- エリック・クラプトン ("Blacky")
- ジミ・ヘンドリックス
- ジェフ・ベック
- リッチー・ブラックモア
- ピート・タウンゼント
- デヴィッド・ギルモア
- イングヴェイ・マルムスティーン ("Duck")
- スティーヴィー・レイ・ヴォーン ("No.1")
- ジョン・フルシアンテ
- ボニー・レイット
- バディ・ホリー
- 春畑道哉
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関連項目
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