チャンキーコングとは、ドンキーコングシリーズの登場人物である。
概要
ドンキーコング64で初登場したコングファミリーの一匹のローランドゴリラ。
2000ポンドの体重と巨体が特徴的で、そこから繰り出すメガトンパンチ「パンチパンチ」や更に体が巨大化する「グレート・チャンキー」、大きなパイナップルを放つバズーカ砲の「パイナップル・ランチャー」を持つ超パワフルキャラ……であるが、性格は非常に憶病でコングチェンジの際に自身を選ぼうとすると戸惑ってしまい、隣のタイニーを選ぶよう促してしまう。他に自身の体を透明にする「ゴリラゴーン」とトライアングルを演奏して衝撃波を放つ「トライアングル・ウェーブ」も使用する。
物語冒頭でキングクルールに捕らえられてしまいステージ3の「マッド・ファクトリー」に幽閉されてしまう。その後、ドンキーコングによって救助され、プレイヤーキャラとして使用可能になる。なお、彼は捕らえられた4人の中では一番最後に救出する形になるため、彼を救出した時点で全てのコングが揃い、ここからが本当の戦いが始まると呼んでも過言ではない。
彼が戦うことになるボスはステージ5のドガドン。前半は以前ディディーで戦ったものとほぼ同じ戦法で戦うのだが、後半になるとステージが沈む中で自身もグレート・チャンキーで巨大化して殴り合うという、本作屈指の非常に熱い展開が待ち受けることになる。
ちなみに、海外版ではディンキーの兄という設定にされているようだ。
不遇のコング
他の64組であるタイニーとランキーはたるジェットレース等で外部出演した経緯があるが、残念ながら彼の場合はスピリッツで出演したスマブラSPしか外部出演の経験がない。たるジェットレースでは彼の武器であるパイナップルランチャーだけが登場している。カワイソス……。
なぜ、彼がここまで不遇になってしまったのかというと、「ドンキーコング64におけるドンキーコングとキャラが被ってしまったから」と見られている。シリーズの主人公を務めているドンキーは64ではパワーキャラという特徴がチャンキーと被っていることに加えて、クランキーの研究所で取得できる能力も無敵状態やレバーを引く、タル大砲に乗れると地味なものばかりということから、ぶっちゃけ主人公(笑)と言わざるを得ないほどの不遇キャラであった。
だが、シリーズの開発元からレア社が抜けてからのドンキーは主人公らしい活躍が大幅に増えていたことから、結果としてレア社時代に言われていた主人公(笑)の汚名を返上。 その反面、64の時点でドンキーとキャラが被りまくっていたチャンキーは皮肉にも外部出演に恵まれない不遇キャラとして扱われるハメになってしまった……。
このことから、良くも悪くもドンキーとチャンキーは表裏一体の存在と言わざるを得ないだろう。
余談だが、後にGBAで発売されたスーパードンキーコング3の移植版では「ゆきやまのかいじん ブリーク」のボイスにチャンキーのものが流用されている。
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