ドルフィヌスとは、PSO2におけるマグの進化形態のひとつである。
概要
PSO2において、マグと呼ばれるペットとステータス補助の中間のような役割を担うシステムがある。
マグは餌を与える事により、段階を経て成長する。そして、現在、実装済みの第三形態には13種類の進化があり、そのうちのひとつがドルフィヌスである。
第二形態のライラ形態から、打撃と打撃防御の合計値が、技量とその他ステータスの合計値を上回った場合にドルフィヌスに進化する。
打撃に超特化したドルフィヌスは、接近職であるハンターに相応しいマグと言える。
ずんぐりむっくりした可愛らしい容姿から、皆に尊敬と愛情をこめて「ゴリラ」、「ゴリ」、「ゴリさん」等と呼ばれている。
ドルフィヌスを語る上で決して外すことができないのがオートアクションの存在である。
オートアクションとは、いわばマグの攻撃にあたる物であり、各進化ごとに独自のオートアクションを備えている。
ドルフィヌスのオートアクションはアッパーと呼ばれる打ち上げ攻撃であった。
このアッパーによって、正式サービスを心待ちにしていたハンターの大多数は阿鼻叫喚の渦へと叩き込まれる事となる。
2012年7月4日、午後4時。ファンタシースターオンライン2の正式サービスが始まる。
それ以前のオープンベータでは、マグのレベル上限は99に設定されており、正式サービスの開始と共に実装される第三進化をプレイヤーは皆、心待ちにしていた。
中でも近接職のハンターは「火力が大事」と考えるものが多く、効果のわかりにくい技量や、直接火力に関係しない射撃や法撃を極力あげず、打撃中心で育てる者が多かった。
そして、正式サービスと同時にいそいそとマグにアイテムを与える、よく訓練されたハンター達。
心待ちにした第三形態、その名はドルフィヌス。
ドルフィヌスがゆっくりと敵に近づく。
昇竜拳さながらにジャンプしつつ、敵を打ち上げるドルフィヌス。
一瞬にして視界外へと消える敵に、接近職であるハンター達は絶望する。
前述したように、ドルフィヌスは打撃に特化したマグである。
マグのステータスは本人のステータスに加算される形式のため、ハンターの多くがマグを打撃中心に育てていた。
次々と寄せられる「ゴリ邪魔」「育て方間違えた」等の声に、後続のハンター達は恐れおののく。
しかし、徐々に明らかになる進化のシステムが、その希望を打ち砕く。
なんと、打撃と打撃防御の合計が48を超えた時点でドルフィヌス系統への進化がほぼ確定という、まるでギャルゲーの入学式三日目にして攻略ヒロインが強制的に決まってしまうかのような凄まじい仕様だったのだ。
打撃を求めるハンターの大多数がすでに抜き差しならないドルフィヌス進化ルート、通称ゴリルートへと足を踏み入れていた……。
そんなゴリルートへ進んだハンター(の一部)が目をつけたのが「エネルギー切れの時にはマグは行動しない」という仕様。
そう、たとえゴリになったとしても餌さえ与えなければアッパーはしない。もともとゴリの利点は性能というより能力上昇が主だったせいもあって、ゴリたちの断食生活がはじまったのだ。
と、まあ、上記のような問題があったにも関わらず、いまだゴリ愛好家はとても多い。
とかく、敵の座標を大きく動かすアッパーが問題視されがちなドルフィヌスではあるが、超火力を求めるハンターにとってそれを補って余りある魅力があるのも確かである。
特にPSO2は装備によってステータスが決まるため、少しでも上位の装備にするためにステータスの底上げは必要不可欠となる。
その際にもっとも打撃、打撃防御をブーストできるのがドルフィヌスであり、アッパーも多少のお茶目として許されている節がある。
また、アッパーも決して悪い面だけではなく、敵が撃ちあがってから起き上がってくるまで無防備だったり、見た目がとてもカッコよかったり、あとヒット音がよかったり、アッパーっていう語感がなんとなく元気がよくてよかったりと、いい面も多分にある事を付け加えておく。
そしてゴリブリーダー、非ゴリブリーダー共にゴリが第四進化実装時にどのように変わるのかを注目してやまない。
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