ギャルゲーとはギャルゲームの略語で、女性(ギャル)との交流が主体となるビデオゲームのことである。
なお、一部では「ギャルゲ」と呼ぶこともある。
概要
日本では、女の子がたくさん出てきて親交を深める事ができるゲームを「ギャルゲー」と呼ぶ。
「恋愛ゲーム」「恋愛シミュレーションゲーム」「美少女ゲーム」など類義語は沢山あり、これらは厳密に区別されている訳ではなく、そのゲームを開発したゲーム会社などが各々に呼称していたりする。
購買層は主に男性であり、普段恋愛を現実で楽しめない人にも大受けである。
ギャルゲーの歴史
1987年12月1日に任天堂より発売された、ファミリーコンピュータ(ディスクシステム)用ゲームソフト『中山美穂のトキメキハイスクール』がギャルゲーの元祖ではないかと推測されている(アイドル歌手とタイアップを行った、史上初のアイドルゲームソフトでもある)。
このゲームは中山美穂(当時の人気アイドル)とゲーム中で交流できるという画期的なゲームであった。
しかし、この時代は女性主人公が登場するゲームの事を「ギャルゲー」と呼称していたため、発売当時本作は「アイドルゲー」と呼ばれておりギャルゲーとは認識されていなかった。
一般的に女性キャラクターとの恋愛が描かれたゲームが「ギャルゲー」と呼ばれる様になるには、
1994年5月27日にコナミから発売される事になる恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』(通称『ときメモ』)の登場を待たなければならなかった。
この『ときメモ』は売上で大ヒットを記録し、日本のギャルゲー(恋愛シミュレーションゲーム)の歴史はここから大きく発展するようになる。
「ギャルゲー」と「エロゲー」の違い
ギャルゲーと似た言葉に「エロゲー」が存在する。一般的には、CEROレーティングにより「CERO A(全年齢対象)」や「CERO B(12才以上対象)」、「CERO C(15才以上対象)」、「CERO D(17才以上対象)」といった区分された物が多く、性的描写が著しく18歳以上を対象とした物が「エロゲ(エロゲー)」と呼ばれる。
なお、「CERO Z(18才以上のみ対象)」か「ソフ倫(コンピュータソフトウェア倫理機構の略称)」による年齢制限に該当していなければ、誰でも購入することができるのが現状である。
ギャルゲーの多くは恋愛シミュレーションゲームであり、登場人物が18歳未満であることも多い。また、登場人物の女性キャラクターの容姿が端麗な場合が多く、「美少女」や「萌え」を売りにしているのが特徴的である。
関連項目
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