概要
ネコと和解せよは、神と和解せよと書かれた看板の一部が塗りつぶされた(または風雨や紫外線の影響により劣化して文字が一部消えてしまった)ものである。
建物の外壁や塀などに、黒地に白や黄色の文字で神と和解せよなどと書かれた看板が設置されていることがある。これは、聖書の教えを人々に広く伝えるために「聖書配布協力会」が土地や建物の所有者の許可を得て設置しているもので、俗に「キリスト看板」と呼ばれている。神と和解せよ以外にも、神の国は近づいた、神は罪を罰する、神のさばきは突然にくるなど多くのバリエーションがある。書かれた文言は聖書の一節、あるいはそれを短くまとめたもの。
それらの「神」という文字の一部が塗りつぶされて「ネコ」になっているキリスト看板の画像は、ウェブ上でも確認できる。ネコと和解せよ、ネコの国は近づいた、ネコは罪を罰する、ネコのさばきは突然にくるなど、ネコの底知れない力の一端を垣間見るかのような思いである。
ただし、敬虔なキリスト教徒に神を冒涜していると受け取られる可能性があるほか、実際に設置されている看板を黒く塗りつぶす行為は刑法第261条に定められた「器物損壊」にあたるおそれもある。器物損壊罪と認められた場合、3年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。
ちなみに、ネコと和解せよについて、上馬キリスト教会はX(twitter)で以下のように触れている。
補足
神と和解せよは、『コリントの信徒への手紙二』第5章第20節をもとにした文言と思われる。聖書によれば、かつての私たちには罪過があり、内心で神と敵対していたという。しかし、イエス・キリストがその死によって神との和解を得てくださったのだから、それを受け入れましょう、とのこと。
詳しくは『ローマの信徒への手紙(ローマ書)』第5章第10節、『コリントの信徒への手紙二』第5章第18節~第20節、『コロサイの信徒への手紙(コロサイ書)』第1章第20節~第22節を参照。
関連動画
関連静画
関連項目
- 聖書
- キリスト教
- 神 / ネコ
- コラージュ
- バステト
- みんみ教
- ジャガーマン(Fate/Grand Order)
- 宇宙猫 / 全てを知ってしまった猫
- 猫駆除 / ピヨシート
- SCP-040-JP / ねこですよろしくおねがいします
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